秋の花々を訪ねての山域散策 皿ヶ嶺(1,278m)

愛媛県東温市

2013年9月27日(金)   門久単独

 

 

 

 

 

 

〈皿ヶ嶺の山域に咲くタカネハンショウズル(キンポウゲ科)〉

 

 

 

広島の自宅を朝発って四国へ渡ったこの日は素晴らしい天気であった。

翌日には曇るというので、午後からではあったが、秋の花々が咲いている皿ヶ嶺を是非もなく歩いてみる気になった。

昼食を摂ってから、取り急ぎ支度を整えて風穴へと車を走らせた。

 

《山行記録》

上林森林公園駐車場13:51・・・・13:58風穴・・・・14:15十字峠方面直登道分岐・・・・14:28丸太ベンチのあるテラス・・・・14:36引地山分れ・・・・14:46稜線のテラス14:47・・・・14:54十字峠・・・・15:05皿ヶ嶺2等三角点・・・・15:10皿ヶ嶺山頂(1,278m)15:22・・・・15:42竜神平15:43・・・・16:02尾根筋三差路・・・・16:21上林峠・・・・16:39久万林道方面分岐・・・・17:16水の元17:17・・・・17:37上林森林公園駐車場 

〔総所要時間:3時間46分、休憩等:0時間15分、正味所要時間:3時間31分、歩行距離:7.1q、累積標高差:±683m

 

13:51 上林森林公園(風穴)駐車場

  好天の皿ヶ嶺を歩くのは久し振りである。歩き始める前に地元の方に教えてもらっていたタカネハンショウズルの花を見ておくこととした。思っていたよりも小さく高い位置に咲く花であったが、白花が沢山咲いていた。風穴に近い上林森林公園の駐車場には平日の昼下りではあったが、意外に沢山の車が停められていた。流石に人気の山である。風穴に立ち寄ってから正面登山道を歩き、途中から十字峠経由の直登道を採った。前回(9月9日)に比べると、シコクブシがお花畑の主役となって咲き誇っていた。ハガクレツリフネが夥しい花を付けており、オオバショウマが沢山の白い花穂を草叢から伸ばしていた。

 

 

〈麓から見上げた皿ヶ嶺、この日は快晴の天気〉

〈登山の前にタカネハンショウズルをチェック〉

 

 

 

〈平日の昼下がりなれど、かなりの車の数〉

〈先ずは風穴からの正面登山道を登る〉

 

 

 

〈シコクブシ(キンポウゲ科)がお花畑の主役に!〉

〈オタカラコウ(キク科)咲く分岐で直登道へ入る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ハガクレツリフネ(ツリフネソウ科)が夥しい〉

〈アキチョウジ(シソ科)はもう晩期〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈イシヅチウスバアザミ(キク科)!?

 

 

 

〈ツチアケビ(ラン科)が姿を現していた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈丸太のベンチのあるテラス〉

 

 

 

〈レイジンソウ(キンポウゲ科)も多い〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈晴天下の尾根筋へ〉

 

 

 

〈オオバショウマ(キンポウゲ科)〉

 

 

14:36 引地山分れ

  引地山分れをから尾根筋の道となった。好天下の尾根道を歩くのは実に気持ちが良かった。眺望のない尾根筋であるが、古ブナが繁る北面絶壁上のテラスから眼下の上林の集落を見下ろしてみると、一面の棚田ではもうほぼ穫り入れが終わっているようであった。午後3時に近くになって、この尾根道を歩く登山者はもういないようで、静寂に包まれた自然林と植林の間を黙々と山頂へと向かって登って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈引地山分れ〉

 

 

〈秋の訪れを感じる一瞬〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈樹間から上林集落を俯瞰する〉

 

 

 

〈晴天に枝を伸ばす古ブナ〉

 

 

 

〈十字峠〉

〈登山道脇に建つ皿ヶ嶺二等三角点〉

 

 

15:10〜15:22 皿ヶ嶺(1,278m)

  午後3時を過ぎた皿ヶ嶺の山頂は無人であった。晴天下で、ここ暫く見ることの出来なかった山頂からの眺望もフルに見ることが出来た。気温16度で、居心地の良い山頂広場で暫しコーヒータイムを取った。10分余の休憩の後、竜神平へと下った。山頂部東面のブナの森の樹間から見事な石鎚山塊を望むことが出来た。森の樹々は秋を迎える準備でややざわついているような感じもした。竜神平にも登山者の姿なく、時間も押してきていたので早々に上林峠に向かった。この竜神平を抜ける登山道沿いに、アキノキリンソウ、ヤマラッキョウ、リンドウなどの秋の花々が咲き揃っていてくれた。秋の山行の醍醐味を覚える空間であった。

 

 

〈皿ヶ嶺山頂から久万高原町市街と背後の天狗高原を望む〉

〈山頂の気温は16℃〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈樹間に石鎚山塊を遠望する〉

 

 

〈皿ヶ嶺山頂部東面にもブナ林が拡がる〉

 

 

 

〈静寂の竜神平〉

〈空が高い、竜神平を抜けて上林峠へと向かう〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈アキノキリンソウ(キク科)とススキ〉

〈ヤマラッキョウ(ユリ科)が路傍に続く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈リンドウ(リンドウ科)が咲き始めたようだ!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ミゾソバ(タデ科)もそろそろ実を結ぶ頃か〉

 

 

〈ガマズミ(スイカズラ科)の実〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈上林峠への大下りで陣ヶ森を見上げる〉

 

 

 

〈アカマツ、ミズナラの森を抜ける〉

 

 

16:21 上林峠

  ブナ林の尾根から長い階段道を下ると上林峠であった。まだ日没まで1時間半は残っていたので、水の元を周回して駐車場まで帰ることとした。皿ヶ嶺の北面の断崖の下を巻くここからの登山道沿いにも花々が多く、大いに楽しめるところである。峠を出ると、早速にシロヨメナ、レイジンソウなどの群落が現れ始めた。ハガクレツリフネの姿も多かった。水の流れる岩場の縁に綺麗に咲いたジンジソウがあったが、そこまで登って行くのはちょっと危険に過ぎた。ちょっと貧相ではあったが、別のジンジソウで我慢することとした。天狗の庭まで下ると、また違った花々を楽しめた。オオマルバテンニンソウが大きな花穂を伸ばし、シコクブシがしっかりとした花を咲かせていた。今シーズン長い間登山者を楽しませてくれたツチアケビもまだ健在であった。花々を楽しんで午後5時過ぎに水の元に出ることが出来た。帰り支度をする男性の登山者が一人おられた。

 

 

〈上林峠〉

〈ジンジソウ(ユキノシタ科)が姿を見せていた〉

 

 

 

〈シロヨメナ[別名:ヤマシロギク](キク科)〉

〈天狗の庭〉

 

 

 

〈オオマルバテンニンソウ(シソ科)〉

〈夕暮れの逆光の中に咲くうシコクブシ(キンポウゲ科)〉

 

 

 

〈ここにも熟したツチアケビ(ラン科)が・・・〉

〈ツルニンジン(キキョウ科)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈水の元〉

 

 

 

〈ハガクレツリフネ(ツリフネソウ科)とキバナアキギリ(シソ科)

 

 

17:37上林森林公園(風穴)駐車場

  風穴近くの大駐車場に車を停めていたので、水の元からひと上りせねばならなかった。春から夏にかけて見事なお花畑となる水の元の直ぐ上の斜面を抜けてから、綺麗に整備された杉林に入ってその中を黙々と登った。午後5時半を回った、上林森林公園の広場にも駐車場にも車の影はなかった。この日も我が愛車が最後の車となったようであった。

 

 

〈水の元から杉林を抜けて風穴へ向かう〉

〈登山者の車も消えた夕暮れの上林森林公園の広場

 

 

〔山行所感〕

  見事に晴れ上がった空の下の皿ヶ嶺を久し振りに歩き、秋の花々を存分に楽しむことが出来た。前回の9月9日にはまだ咲いていなかったタカネハンショウズルの花も今回は見ることが出来て幸運であった。こうして皿ヶ嶺の山域を周回してみてレポートに纏めてみると、改めて多様な素晴らしい花々に恵まれた山であることに気付かされる。幾度来ても、飽きることのない山である。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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