ガスに巻かれた山頂部を逍遥、中腹の温泉で紅葉狩り 八幡平(1,613.3m)

秋田県仙北市・岩手県八幡平市

2013年10月12日(土)   チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈後生掛自然研究路から見上げると、八幡平の山頂部はガスに包まれていた〉

 

 

 

10月の3連休はこの上ない好天との予報を信じて、

北東北の紅葉を楽しみ深田百名山の3座に登るべく遠征に出掛けた。

青森県碇ヶ関で目覚めた初日の予報は曇りで午後には雨になると言うもの。

そこで、この日は雨に降られても、歩く距離が最も少なくてすむ八幡平に登ることとし、

坂梨峠を越えて秋田県鹿角市へ、更に八幡平アスピーテラインで山上を目指した。

 

《山行記録》

八幡平山頂レストハウス11:07・・・・11:09県境登山口・・・・11:19見返峠・・・・11:24ガマ沼分岐11:26・・・・11:30陵雲荘11:33・・・・11:40ガマ沼分岐11:41・・・・11:47八幡平山頂(1,613.3m)11:50・・・・12:01めがね沼12:03・・・・12:04鏡沼12:05・・・・12:13鏡沼分岐・・・・12:17県境登山口・・・・12:19八幡平山頂レストハウス

〔総所要時間:1時間12分、休憩等:0時間12分、正味所要時間:1時間00分、歩行距離:3.3q、累積標高差:±140m〕

 

11:07 八幡平山頂レストハウス

  八幡平アスピーテラインを上って行くと、標高1000メートルから1100メートル辺りで紅葉は盛りを迎えていた。ただ天気は曇りで、錦の衣もいま一つ冴えない感じであった。更にドライブ・ウェイを上って行くと、標高1300メートル程度から上は完全にガスに巻かれていた。一旦後生掛温泉まで下って研究路の散策をしてから再度山頂近くのレストハウスに上がってみたが、天気が好転する様子はなくむしろ雨まじりの風が強くなって悪化しているようであった。八幡平の雄大は景観見ることはもう期待出来ないと考えて、八幡平の山頂まで観光客用の遊歩道を辿って行って来ることにして雨具を着込んで出発した。石畳の遊歩道を登って行くと、同じ想いの登山者が結構多いようで、雨具で完全武装して下山してくる沢山の方々と行き違った。雨は止んでいたが、ガスが晴れる様子はやはりなく、眺望は全くと言って得られなかった。ガマ沼も何とか池面を確認出来る程度の視界しかなかった。

 

 

               〈八幡平アスピーテラインの大沼付近の紅葉〉

〈標高1000メートル辺りが紅葉の盛り!〉

 

 

 

〈霧に巻かれた八幡平山頂レストハウス〉

〈道路を挟んだ登山口から山歩きを始める〉

 

 

 

〈石畳の道が山頂部に続く〉

〈葉を落としたナナカマドの紅い実〉

 

 

 

〈見返峠:左側の山頂への道を採った〉

〈霧の中にガマ沼の池面が確認出来た〉

 

 

11:24〜11:26 ガマ沼分岐

  晴れていれば、八幡沼とガマ沼の大眺望が得られるガマ沼分岐も濃いガスの中で、ただ乳白色のガスが立ち込めるだけであった。真っ直ぐに山頂に行くのも能がないような気がして八幡沼の湖畔に建つ避難小屋の陵雲荘まで行ってみたが、沼の一端が辛うじて見えただけで、きれいに整理されていた避難小屋の内部を見てから引き返した。ガマ沼分岐から山頂まではほぼ水平道を辿ること400メートル程の距離で、オオシラビソ(アオモリトドマツ)の樹林を抜け、時に草紅葉の草原の脇を掠めての5分程の道程であった。

 

 

〈ガマ沼分岐:展望台からの眺望は残念ながらなかった〉

〈晴れていれば八幡沼の大眺望が拡がるのであろうが・・・!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈八幡沼の湖畔に建つ避難小屋「陵雲荘」〉

 

 

〈霧の日は鐘の音が良く響く〉

 

 

 

〈湖畔から辛うじて八幡沼の湖面が見えた〉

〈ガマ沼分岐に戻って展望台から霧の海を眺める〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈草紅葉の山頂部を抜けて行く〉

 

 

 

〈ガマ沼分岐から山頂は近い〉

 

 

 

11:47〜11:50 八幡平山頂(1,613.3m)

  八幡平の山頂は無人であった。その山頂にある筈の展望台は今は取り壊されて建て替え工事が始められている所であった。乳白色のガスに包まれ、建設資材を包んだブルーシートだけが目立つ山頂は極めて散文的であった。蒸ヶ湯方面へ下る登山道があることを確認してから鏡池を経由して山頂レストハウスへと下る道を採った。この道もオオシラビソの樹林を抜けて、めがね池や鏡池などの湖沼群を眺めながらの道であるが、依然として濃いガスの中で、辛うじて樹々の輪郭や湖沼の湖面が確認出来る程度であった。この天気の中でもまだ登って来る同好の登山者と行き違った。

 

 

〈八幡平山頂::新しい展望台が建設中であった〉

〈山頂広場に一角に建つ案内図〉

 

 

 

〈オオシラビソの森を抜けて下山の途に〉

〈説明板〉

 

 

 

〈霧に閉ざされてめがね沼を覗き込む〉

〈鏡沼のまた霧に閉ざされていた!〉

 

 

 

〈鏡沼分岐まで戻ってきた〉

〈山頂レストハウスはもう直ぐ!〉

 

 

12:19 八幡平山頂レストハウス

  山頂から30分弱で山頂レストハウスに帰り着いた。強風が吹き抜け、時に雨脚が走る駐車場には相変わらず沢山の乗用車が停められていた。レストハウスの反対側の一段低い駐車場には大型観光バスが停められていた。観光客はこの悪天ゆえにこのレストハウスで休憩の後、下山して行くようであった。レストハウスの中は3層で、一階には土産物の売店、二階は食堂、三階は休憩所兼観光案内所といった感じで、充実した構成になっていた。我々もここでランチタイムを取り、登山バッヂを買い求めた。

 

 

〈強風に雨が吹き付ける山頂レストハウス〉

〈悪天の中ながらやって来る車は多い!〉

 

 

 

八幡平温泉紅葉巡り

 

〜〜後生掛温泉〜〜

 

八幡平の山頂部の天気の推移を見る間、標高1000メートル程の所にある後生掛温泉を訪ねて、

そこから延びる後生掛自然研究路を歩いてみました。

この辺りはちょうど紅葉が美しい標高で、紅葉と火山活動の一端の地獄巡りを楽しむことが出来ました。

後生掛温泉は古くから「馬で来て 足駄で帰る 後生掛」と言われているように、

今も湯治設備の整った効能に優れた温泉のようです。

 

後生掛温泉915・・・・919紺屋地獄・・・・925大湯沼927・・・・931中坊主地獄・・・・935泥火山・・・・937雨宿り952・・・・1000後生掛温泉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈後生掛温泉入口付近の紅葉〉

 

 

 

 

〈湯煙の立つ後生掛温泉〉

〈後生掛温泉は一軒宿の温泉〉

 

 

 

〈後生掛自然研究路を散策〉

〈紺屋地獄〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈泥湯が沸騰し噴煙が立ち昇る大湯沼〉

 

 

 

 

〈中坊主〉

〈中坊主付近の湯が流れる沢〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈数年毎に噴火するという泥火山〉

 

 

 

 

 

〜〜蒸ノ湯(ふけのゆ)〜〜

 

風雨の八幡平から下山後、標高1100メートルの所にある蒸ノ湯に入浴しました。

後生掛温泉より標高で100メートル程高いところにありますが、この辺りまで紅葉が盛りのようでした。

アスピーテラインから少し入った谷間にあるここも一軒宿の温泉ですが、

谷間の窪地に露天風呂やオンドル浴小屋などが設けられており、野趣豊かな温泉でした。

山頂レストハウスから岩手県側に入った藤七温泉にも立ち寄ってみましたが、

八幡平の山域には幾多の個性豊かな温泉が湧いており、旅行者を魅了してくれます。

 

 

 

 

 

 

 

〈八幡平アスピーテラインから見下ろした蒸ノ湯(ふけのゆ)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈蒸ノ湯の周りは紅葉の盛り!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈沢筋に湧き出る露天風呂〉

 

 

 

〈秘湯の宿 ふけの湯〉

 

 

 

〈本館から露天風呂への道〉

〈本館裏手の紅葉〉

 

 

〔山行所感〕

  事前の天気予報とは真反対の天気となり、この日は歩行距離の最も短くてすむ八幡平に足を運こびました。当初の予定では、山頂部の広大な眺望を楽しむために、もう少し長い登山ルートを設定していましたが、嵐に近い天候の中故に山頂を踏むための最短の観光ルートを歩くことを選びました。秋の東北は例年天気に悩まされます。今年は、つい2日前まで夏の天候でしたが、低気圧が日本海からオホーツク海に抜けて天気が悪化、西高東低の冬の気圧配置となって荒れる天気にと変わりました。この教科書的な変化を目の当たりに出来たのは良い勉強になりました。でも荒れる山頂部から数百メートル下れば、見頃の紅葉が楽しめ、そこに個性的な温泉が拓かれている八幡平、何と魅力的なところなのかと感嘆もした次第でした。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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