雲仙岳主峰群の眺望抜群の奥雲仙の名峰 九千部岳(1,062.4m)

長崎県雲仙市

2014年1月11日()    「山の自由人」(5名)+門久

 

 

 

 

 

 

〈九千部岳山頂尾根から雲仙岳主峰群を望む〉

 

 

 

1月11日(土)〜13日(月)成人の日の3連休を利用して

「山の自由人」のメンバー共に九州は雲仙へと遠征に出ました。

その第1日目は、早朝未明に広島を出て約450qを長駆して午前11時に奥雲仙の田代原へ。

先ずは、雲仙岳の一角の九千部岳を目指しました。

 

《山行記録》

田代原トレイルセンター駐車場11:33・・・・12:01山道分岐12:04・・・・12:53鞍部12:59・・・・13:39九千部岳(1,062.4m)14:23・・・・14:25九千部大明神参拝14:30・・・・15:40県道出合・・・・15:45田代原トレイルセンター駐車場

〔総所要時間:4時間12分、昼食・休憩等:0時間58分、正味所要時間:3時間14分、歩行距離:5.5q、累積標高差:±559m〕

 

11:33 田代原トレイルセンター

  田代原トレイルセンターやキャンプ場などが共用のする広い駐車場には2台の先人の車が停めてあった。トレイルセンターは休館中で、何をしているのか不明。北に聳える九千部岳は高くて遠い感じであった。背後には兄弟峰の吾妻岳(869.8m)が聳えていた。県道を挟んだ登山口から入山した。九州自然歩道を兼ねた登山道で、田代原と呼ばれる広い牛の放牧場の北の縁を巻きながら西へと歩いた。土壌や植物の保護の為であろう、歩道にはしっかりとした木道が整備されており、二箇所に放牧場に張り出した形で東屋が整備されていた。

 

〈田代原トレイルセンター駐車場〉

〈吾妻岳(869.8m)

 

 

 

 

 

 

 

 

〈駐車場から九千部岳を見上げる〉

 

 

 

 

〈登山口からいざ出発!!〉

〈田代原に沿った九州自然歩道を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈自然歩道に設置された東屋、背後の山は鳥甲山(822.0m)〉

 

 

 

〈良く整備された自然歩道であった〉

 

 

12:01〜12:04 山道分岐

  登山口から30分足らず行ったところで、道標に従って右折して山中に入る山道を採った。道幅は広いが、路面はかなり荒れており、その荒れた地面に分厚い霜柱が立っていた。道は杉林の中に入り傾斜をドンドン増していった。この道も九州自然歩道の一部で仁田峠へと向かっているという。杉林を抜けて自然林の中の道となり随分と明るい谷間となったが、路面にはゴロゴロとした岩が転がり、斜度はなおきつく歩き難いこと否めなかった。山道分岐から50分程でやっと尾根上(鞍部)に出ることが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈田代原を離れて山道へ入る〉

〈霜柱を踏んでの上り道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈この道も九州自然歩道〉

 

 

 

〈杉林の中を急坂が続く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈頭上に山頂部を望む急坂を登り行く〉

 

 

 

〈こんなタワーが現れた〉

 

 

12:53〜12:59 鞍部

  鞍部で小休止を取った。そこから間近に見上げる九千部岳はピラミダルな形相でまだ楽はさせないぞと言いたげな風情が感じられた。鞍部を出てひと登りして、第2吹越経由で雲仙主峰へと上がる九州自然道を離れ山頂部への尾根筋の道へ入った。古い写真ではこの分岐に九千部大明神の鳥居が建っていた筈であるが、今はもう朽ち果てた木の柱が2本立つだけであった。「九千部大明神」の銘板も字が読み難い程に古ぼけて傍らにただ立ち掛けられていた。灌木の中の細い道を登って行くと、やがて岩場を擦り抜けて行くような道となり、振り向けばに西側に聳える雲仙岳本峰が霧に巻かれて霞んでいた。その霧が晴れてくれれば念ずるようにしながら山頂が間近になった稜線部に佇むと、何たる幸運であろうか模糊としたガスの中から、国見岳が、明神岳が姿を現し、平成新山もおぼろげながらその輪郭が見え始めてきたようであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鞍部に到着し暫しの休憩を取る〉

 

 

〈鞍部から見上げるピラミダルな山頂部〉

 

 

 

〈九州自然歩道を離れて山頂への稜線の道へ入る〉

〈岩場を抜けて行くと山頂部が見えてきた〉

 

 

 

〈露岩を載せた山頂、かつての山頂ドームの残滓であろうか〉

〈振り返ればガスの中に雲仙岳の主峰部が浮かぶ〉

 

 

13:39〜14:23 九千部岳(,062.4m)

  九千部岳の頂上に着いてちょっと遅いランチタイムとなった。早朝未明に広島を発ってから行動食でここまで腹を持たせてきただけに、天気も急速に好転する中で各自美味しくランチを頂いた。山頂からは周囲360度の眺望が開けていたが、何と言っても東隣に聳えている雲仙岳本峰の景観に圧倒された。ガスの中から現れた、国見岳、明神岳、そして平成新山は益々その姿が明瞭になって、尾根筋に掛かる霧氷まではっきりと見えるようになった。明日はその霧氷を見に行く計画があるだけに嬉しい景色であった。食事をしながら、その景色の変化をカメラで追うのは忙しいことであった。嬉しい悲鳴(いやいや歓声)をあげながら、山頂での時間を過ごした。

 

 

〈九千部岳山頂〉

〈姿を現してくる雲仙岳主峰を前にランチタイム〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈九千部岳山頂から雲仙岳主峰を遠望する

 

 

 

 

〈眼下に田代原、鳥甲山を俯瞰する〉

〈雲仙温泉方面の眺望〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈霧氷で白く縁取りされた雲仙岳主峰群の稜線部を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈平成新山、国見岳(手前)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈平成新山の溶岩ドーム〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈霧氷で東斜面が白い妙見岳〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈晴天の下の絶景を堪能する!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈九千部岳の山頂を後に・・・・〉

 

 

 

14:25〜14:30 九千部大明神

  40分余の山頂での至福の時間を過ごしてから西尾根を辿って下山することとした。その下山路取り付きの山頂直下の岩窟に九千部大明神の祠があったので参拝してから下山にかかった。西尾根は露岩と灌木で歩き辛いところもあったが、尾根筋が北方向に変わって田代原に向かって高度をドンドン下げ始めると、南国らしい照葉樹のある明るい森となって気持ち良く歩けた。この山では夏にはヤマボウシの白い花が咲き乱れるという、さもあらんと思った。ドンドンと快調に下って、一時間余で田代原トレイルセンター近くの県道に出ることが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂直下の岩場に祀られた九千部大明神〉

 

 

〈山頂直下の岩場〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈九千部岳の山頂部越しに雲仙岳主峰部を望む〉

 

 

 

 

〈露岩を縫うように暫し稜線部を行く〉

〈アイスバーンとなった岩場を注意深く下る〉

 

 

 

〈明るい照葉樹林帯を下り行く〉

〈樹間から田代原、吾妻岳(869.8m)を望む〉

 

 

 

〈県道出合〉

〈県道を田代原へと下る〉

 

 

15:45 田代原トレイルセンター

  山頂で晴れてくれた天気であったが、下山中に再び雲で覆われるような天気に変わったようであった。この日、天は我々に最大級の幸運をもたらしてくれたようであった。田代原トレイルセンターの駐車場に残っているのは、我々の車だけであった。出発前には他に2台の車があったが、結局この日山中で出会った登山者はいなかった。この季節の九千部岳はどうも静かな山であるようだ。荷物を片付けて、宿のある雲仙温泉へと急いだ。

 

 

〈田代原トレイルセンター(休館中であった)〉

〈田代原&鳥甲山(822.0m)〉

 

 

〔山行所感〕

  冬季の雲仙岳の峰々。その本峰はこの日真っ白な霧氷で覆われて神々しいほどに輝いていた。その雲仙岳の一角を占める九千部岳では、アイゼンを履くほどのこともなく安楽な山歩きが楽しめた。 山頂では好天に恵まれて、圧倒されるような雲仙岳本峰の大景観に身も心も震える程であった。花の咲かないこの時期の九千部岳は地味な山かも知れないが、あの平成新山と国見岳を中心にした霧氷で覆われた景観はこの山に登って見る価値が絶対にあると思った。この日われわれはその素晴らしい展望の山に登ることが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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