火ノ山連峰縦走 陶ヶ岳(230m)・火ノ山(303.6m)

山口県山口市

2014年1月19日(日)   「山の自由人」4名+門久

 

 

 

 

 

 

〈陶ヶ岳の岩峰は火ノ山連峰のランドマーク〉

 

 

 

山口県の秋穂(あいお)に近い火ノ山連峰への日帰り遠征の案内を受けて早暁広島を発って出掛けました。

随分と前から機会に恵まれれば行ってみたいと思っていた山域でした。

西日本の太平洋側まで積雪する可能性のある寒波に包まれた朝でした。

山陽道を西進して最寄の山口南インターを下る頃になると、この地域も例外ではなく周りの峰々や田圃は白く雪化粧していました。

一台の車を山口県セミナーパークの駐車場にデポしてから、

連峰の北端の潟上の集落に回って、北から南への縦走を目指すこととしました。

 

《山行記録》

潟上会館7:41・・・・7:46送電線鉄塔・・・・8:12鯨岩・・・・8:14展望岩8:17・・・・8:28岩屋山(218m)8:32・・・・8:41展望岩8:43・・・・8:473ピーク8:52・・・・8:56鳥居8:57・・・・9:02肩の広場(陶ヶ岳観音堂跡地)9:15・・・・9:22陶ヶ岳(230m)9:33・・・・9:38陶一の岳・・・・9:48陶二の岳(252m)・・・・10:02陶三の岳・・・・10:20火ノ山(303.6m)(昼食)10:58・・・・11:16梅ノ木山・・・・11:26遠下山(姫山)・・・・11:46亀山(300m)11:58・・・・12:06石鎚神社石祠12:07・・・・12:25貯水槽・・・・12:32林道終点(亀山仁光地区登山口)・・・・12:51山口県セミナーパーク駐車場

〔総所要時間:5時間10分、昼食・休憩等:1時間30分、正味所要時間:3時間40分、歩行時間:5.8q、累積標高差:+590m-548m

 

 7:41 潟上会館

  潟上の集会所(潟上会館)の空地に車を停めさせてもらう頃、ちょうど日の出の時刻を迎え、この日登る陶ヶ岳の岩峰がモルゲンロートに染まると共に朝焼けの東の空から眩しいばかりの朝日が昇ってきて神々しい光の世界に酔うことが出来た。水路を渡り潟上中学校に沿った道から送電線鉄塔の建つ山懐に入って行くと潟上登山口であった。鯨岩の道標に従って雪で真っ白な羊歯の中に延びる登山道へと入った。道は右へややトラバース気味に岩屋山の北面を上って行っており、25分程と思ったより時間がかかって鯨岩脇を通りぬけた。その直ぐ先の最初の展望岩から連峰の西側に拡がる名田島の干拓地を眺望し、更に歩くこと10分程でこの日最初のピークである岩屋山の山頂に到達した。

 

 

〈早朝、モルゲンロートに染まる陶ヶ岳の岩峰〉

〈小雪の積もった朝焼けの田園〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈地平からの日の出〉

 

 

 

 

〈朝の火ノ山連峰〉

〈潟上の集会所から山行のスタート〉

 

 

 

〈麓の送電線鉄塔から岩屋山を仰ぐ〉

〈潟上登山口〉

 

 

 

〈雪をかぶった羊歯の中を登り行く〉

〈鯨岩〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈最初の展望岩から名田島の田園を眺める〉

 

 

〈積雪した岩屋山(218m)への北尾根〉

 

 

 8:28〜8:32 岩屋山(218m)

  岩屋山の山頂は羊歯に囲まれた狭い空地があるだけの平凡なところであった。ただこの最初のピークからは南に陶ヶ岳〜火ノ山〜亀山の大きな山塊を一望することが出来た。岩屋山を越えて浅い鞍部に下って行くと地図には展望岩と記されているが、むしろ展望広場といった感じの陶ヶ岳から火ノ山が眼前に望める平地であった。その直ぐ先に北3の小ピークがあり、そこからは西側に大眺望が開けていた。そこから最低鞍部へと下って行くと石造りの鳥居が建っていた。何を祀る鳥居か明記されていなかったが、位置から推察すれば陶ヶ岳を祀るもののようであった。鳥居を過ぎると右側に磨崖仏を彫り込んだ岩盤が続いていた。その先を回り込むと今は肩の広場と呼ばれている陶ヶ岳観音堂跡地と記された広場があった。広場には小さな小屋があり、中に入ってみると「陶ヶ岳観音山荘」という名盤が掲げられてあった。広場の背面には陶ヶ岳の山頂に至るロッククライミングのゲレンデが屹立していた。大休止の後で、陶ヶ岳山頂に続く急坂を辿った。

 

 

〈岩屋山々頂〉

〈岩屋山々頂から南に連なる連峰を望む〉

 

 

 

〈コルの展望岩から陶ヶ岳から火ノ山への山塊を仰ぐ〉

〈北3の小ピーク上から周囲の眺望を楽しんだ〉

 

 

 

〈名田島の田園が美しい〉

〈小郡のビル群が間近に見える〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈小雪が残る尾根上〉

 

 

 

 

〈鞍部に建つ鳥居〉

〈多くの磨崖仏が掘られた岩壁〉

 

 

 

〈肩の広場には「陶ヶ岳観音山荘」なる避難小屋が建つ〉

〈陶ヶ岳の東面はロック・クライミングのゲレンデだ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈陶ヶ岳山頂直下の急坂を登る〉

 

 

 

 9:22〜9:33 陶ヶ岳(230m)

  「山上三社大権現」の石柱が岩峰のとっ先に建つ陶ヶ岳は、ロック・クライミングのゲレンデの頂点でもあり、連峰東側の大眺望も得られて、この縦走路での最大の見所であろう。山頂の岩の上から身の乗り出して下ろす岩壁の高度感は圧巻である。天気も晴れ日射しも眩しく、この開けた空間では雪は完全に融けて消えていた。この山頂で大休憩を取って暫し眺望を楽しみ寛いだ。陶ヶ岳を後にすると直ぐに小ピークがあり、そこには陶一の岳の山名標があった。その次の陶二の岳は本家の陶ヶ岳より標高が高いピークであった。一旦大きく鞍部に下ってから火ノ山への高度感のある上りへと入った。火ノ山の山頂の手前にも小さなピークがあって、そこには陶三の岳の名が記されてあった。そこから小さく下って上り返し、左からセミナーパークからの道を併せてから右に尾根を回り込んで行くと立派な石鎚神社の石造の祠が建つ火ノ山の山頂であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈「山上三社大権現」の石柱の建つ陶ヶ岳山頂〉

 

 

〈陶ヶ岳山頂は懸崖の絶頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈朽ちかけた陶ヶ岳山頂の祠〉

 

 

〈祠に立ち掛けてあった柄杓、その用途は?〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈陶ヶ岳山頂から火ノ山を仰ぐ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈陶ヶ岳の山頂部を振り返る〉

 

 

 

 

〈陶一の岳のピークを通過〉

〈陶二の岳のピークも通過〉

 

 

 

〈火ノ山々頂への急坂が待つ〉

〈陶三の岳の小ピークを越えた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈振り返れば陶ヶ岳〜陶二が岳にかけての岩尾根が逞しい〉

 

 

 

10:20〜10:58 火ノ山(303.6m)

  石祠の前の山頂広場に5人で席を占めて早いランチタイムを取った。朝早い出立であったので、胃袋時計ではちょうど良い時間であったかも知れない。連峰の最高峰の山頂からの眺望は抜群で、南にはこれから行く亀山がどっしりと構え、その左右には周防灘から椹野川の河口部、名田島開作に至る大眺望が開けていた。この山頂で、2組4名の登山者とお会いした。我々は早出であったが、ほぼ平均的な登山者が山頂に到達する時間帯を迎えていたということあろうか。昼食後、連峰最後のピークの亀山へと歩を進めた。少し来た道を引き返してから縦走路に入り、大きく鞍部へと下ってから梅ノ木山(280m)に登り返し、更に一度下ってから遠下山(250m)へ登り、その先の鞍部からは高度感十分の急坂を上って亀山(300m)へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈火ノ山(303.6m)の山頂〉

 

 

〈火ノ山には何故か日章旗が立つ〉

 

 

 

〈広々とした名田島開作の眺望〉

〈名田島の田園の先に小郡の街が拡がる〉

 

 

 

〈南側に連なるのは亀山(300m)

〈火ノ山の麓に拡がるセミナーパーク〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈遠く周防灘の海面が輝く!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈日章旗越しに名田島新開と椹野川の流れを俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈火ノ山を後に亀山への道を採った〉

 

 

 

〈梅の木山(280m)のピークを通過〉

〈遠下山(250m)のピークを通過〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈火ノ山、梅ノ木山を振り返る〉

 

 

〈亀山(300m)への急坂にかかる〉

 

 

11:46〜11:58 亀山(300m)

  連峰最南端のピークの亀山からは南に大眺望が開けていた。周防灘の先には九州の国東半島が横たわり、その先に由布岳も望めたように思った。秋穂(あいお)や椹野川河口方面の景観も見事であった。山頂でお会いした夫婦連れの登山者から車海老料理で名高い秋穂の国民宿舎の位置などを教えてもらった。その養殖発祥の地である秋穂を一度訪ねてゆっくりとしてみたいものである。亀山からは南に岩尾根を下った。この日の縦走路の中で最も用心せなばならない岩場が続いたが、最も楽しい道でもあった。山頂から30分余で林道終点の登山口まで下った。

 

 

〈亀山々頂〉

〈亀山から山口県セミナーパークの建物を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈車海老の養殖で有名な秋穂(あいお)の海が近い〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈名田島開作、椹野川(ふしのがわ)河口域を遠望〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈周防大橋、きららドームを遠望する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈亀山から南に延びる仁光寺コースの岩尾根を下る〉

 

 

〈石鎚神社の岩祠〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈貯水槽が現れると登山口は近い〉

 

 

 

〈峻嶮な岩場が続く〉

 

 

 

〈林道終点にある亀山仁光寺地区登山口〉

〈林道を歩いてセミナーパークへ〉

 

 

12:51 山口県セミナーパーク駐車場

  林道終点の亀山仁光寺地区登山口からは暫しみかん畑の中の林道を辿り、やがて舗装の切れた林道で亀山の東側の裾をトラバースして山口県セミナーパークの朝方車をデポした駐車場へと下った。駐車場から見上げると、火ノ山から亀山に至る尾根筋が見事に眺められた。冬晴れの中で、とても平穏な風景に感じられた。

 

 

〈セミナーパークの広い駐車場へ下山〉

〈見上げれば最高峰の火の山が美しい〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈亀山の東面は完全に岩でガードされているようだ〉

 

 

 

〔山行所感〕

  いつか行きたいと願っていた火ノ山連峰を歩く機会を得て、思っていたよりも多様な面白さを持った山を完全縦走出来たことに満足している。これもひとえに「山の自由人」のメンバーの方々のお陰であると感謝申し上げたい。山陽道を通りながら幾度も眺めた山容であるが、平地の中に一筋の連山がノコギリ模様のシルエットを描いているのは、やはり特異な風景である。今そこを歩いてみて、これが近場であれば幾度となく訪れてみたい山と覚えた。これから先、何かの折にまた訪ねてみたくなるかも知れないとも思う。

 

 

 

 

 

 

 

この日の軌跡〉

 

 

 

 

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