好天を期待したもののガスに巻かれた山行 伯耆大山(1,709.4m)

鳥取県西伯郡大山町

2014年2月25日(火)   「山の自由人」(4名・門久参加)

 

 

 

 

 

 

〈ガスに巻かれた大山の山頂台地を行く〉

 

 

 

皿ヶ嶺、石鎚山と2日続けて四国の山を歩き帰広し休養日を過ごしていると晴天が見込める大山へ行かないかとのお誘いを受けた。

行けば4日に3日間山歩きをすることになり如何かとも思ったし、疲労感もかなり残っていたのであったが、

ピーカンの晴れ間の大山に行かない手はないと考えて参加の返事をした。

天気の方は期待したところから大きく外れてガスの中を歩くこととなってしまったが、

変化流転する天気と初めて歩く下山ルートに、全く想定していなかった楽しい山行となった。

 

《山行記録》

南光河原駐車場6:56・・・・7:01夏山登山道登山口・・・・7:06アイゼン装着7:13・・・・8:35五合目8:39・・・・9:02六合目避難小屋9:11・・・・9:38草鳴社ケルン・・・・9:52八合目・・・・10:15山頂避難小屋・・・・10:18弥山々頂10:24・・・・10:28山頂小屋(昼食)11:12・・・・11:15弥山々頂11:25・・・・11:28山頂小屋11:31・・・・11:52八合目・・・・12:05草鳴社ケルン・・・・12:22六合目避難小屋12:26・・・・12:46行者谷コース分岐・・・・13:25 988mピーク13:31・・・・13:43休憩13:48・・・・14:05南光河原駐車場 

〔総所要時間:7時間09分、昼食・休憩等:1時間38分、正味所要時間:5時間31分、歩行距離:7.0q、累積標高差:±1,021m〕

 

 6:59 南光河原駐車場

  未明に広島を発って早暁に大山寺に到着した。平日の急遽の招集ながらも4名のメンバーが参集したのはさすがに山の自由人である。大山北壁がモルゲンロートに燃えようかという時間帯に南光河原駐車場を出発し、夏山登山道登山口から入山した。今年は積雪量が多く壺足では滑りがちであったので、入山直後にアイゼンを装着した。よく湿って固い雪にアイゼンが良く利いた。その分足元が安定して、雪の斜面を歩くには楽であった。4合目付近の急坂も大した苦労をせずに登ることが出来た。5合目に近付くとブナの樹々に霧氷が着いていた。比較的暖かい朝であったので、これも想定外であった。ただ、大山北壁や周辺の山々は期待に反して濃いガスの中で姿を現さず、辛うじて三鈷峰が薄らと姿を見せているだけであった。

 

 

〈朝焼けの南光河原駐車場〉

〈夏山登山道登山口から入山〉

 

 

 

〈2合目を登り行く〉

〈4合目付近の急坂を登る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈5合目から微かに現れた三鈷峰を望む〉

 

 

 

〈5合目直下から霧氷が現れた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈霧氷を纏った5合目付近のブナの樹〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈霧氷群の中を6合目に向けて登り行く〉

 

 

 

 

〈大山北壁はガスの中であった〉

〈樹氷の先に青空が暫し覗いたのだが・・・・〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大山稜線上に昇った太陽の光がガス越しに眩しい〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈凍てつく夏山登山道の上方はガスに閉ざされていた〉

 

 

 

 

 9:02〜9:11 六合目避難小屋

  雪が多いとは言え、6合目の避難小屋は雪に埋もれることはなく姿を現していた。ただそこから仰ぐ大山北壁は山頂部、稜線部が完全にガスに包まれていた。6合目を過ぎて8合目までの急斜面に入ると、風がやや強くなってきて指先や顔の周りを冷たく感じさせるようになった。斜面の灌木には厚いエビの尻尾が幾層にも着氷して凍て付いた山岳情景を呈していた。8合目下の草鳴社ケルンのポールは巨大なエビの尻尾の着氷床となっていた。8合目を過ぎると、やがて完全にガスに巻かれることとなった。ただ天気はそんなに荒れておらず、登山者の数も程々に多かったので、トレースを追えばまず山頂部への道を失うようなことはなかった。時折、行く手のガスが薄れて朝の太陽を拝むことも出来た。8合目から20分ほどでここもまた完全にガスに巻かれた弥山々頂に着いた。

 

 

〈六合目避難小屋付近〉

〈六合目避難小屋から望む大山北壁〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈元谷を俯瞰する〉

 

 

〈稜線上に昇った太陽をガス越しに見る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ガスに包まれた山頂に向けて急斜面を登り行く〉

 

 

 

 

〈鳥の羽根状に凍て付いた灌木横を懸命に登る〉

〈大きなエビの尻尾が着いた草鳴社ケルン〉

 

 

 

〈自然の造形に驚きながら登り行く〉

〈8合目〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈8合目を過ぎると完全にガスに巻かれてしまった〉

 

 

〈ガスの中に現れる陽光に安堵する!〉

 

 

10:18〜11:25 弥山

  到着した時の弥山々頂はやや風の強い中で完全にホワイトアウト状態であった。どうしようもないので山頂小屋へ下り、そこでゆっくりとランチタイムを摂ることにした。平日ゆえか小屋の中は程良い数の人達で、皆同じような時間を過ごしておられた。昼食後にもう一度弥山々頂に赴いてみると、ちょうど悪天の中にあって比較的天候が安定する時間帯になったようで、三角点ピーク付近までの景観が開けたり、青空が開けて陽光に照らされる瞬間があったりと、山の神様からのプレゼントに喜ぶこととなった。何とか剣ヶ峰辺りまでの眺望が開けないものかと期待はしたが、そこまでは強欲が過ぎることのようだったので、下山途中に北壁の眺望が開けることを期待しつつ下山の途に就くこととした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ガスに閉ざされたような山頂小屋〉ン

 

 

〈弥山々頂もガスの中〉

 

 

 

〈山頂小屋でランチタイム!〉

〈昼食後に弥山々頂を再訪する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ガスの中に三角点ピークが現れた〉

 

 

 

 

〈暫し天候が安定し、眩しい陽光が注ぐ時間もあった〉

〈弥山々頂から見た山頂小屋〉

 

 

 

〈山頂小屋脇で下山支度〉

〈なおガスに包まれた中を下山の途に就く〉

 

 

 

〈ガスの切れ間に現れたのは巨大な積乱雲か!?

〈標高1600m地点を下山中〉

 

 

11:52 八合目

  八合目までは時折上空に青空が覗く瞬間はあったものの、相変わらずガスに巻かれていた。八合目からの急傾斜地に入ると、徐々にガスが薄らいできて、やがて北壁の眺望も得られる瞬間も迎えることも出来た。ただ天候は相変わらず安定しておらず、次の瞬間にはガスに包まれると言った感じではあった。ただ北壁全体を観ることも出来たので先ずは満足の山行とすることが出来たように思う。そんな中、6合目から元谷に直接下ろうとしたが、相変わらず雪が湿っており固く、急斜面ゆえに全てのメンバーがピッケル装備でないと滑落の危険があると考えてその計画は取りやめることとした。 暫く夏山登山道を下って行者谷コースを採ることとした。

 

 

 

 

 

 

 

〈8合目下を隊列を組んで登り来る自衛隊の面々〉

 

 

 

 

〈険しい尾根筋を慎重に下り行く〉

〈見下ろす元谷にもまだガスが巻く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈下り来た尾根筋の視界が開けてきた!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈別山や弥山々頂きも姿を現してきた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈六合目避難小屋付近から北壁を見上げる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈三鈷峰、ユートピア辺りが見え始めた!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈剣ヶ峰も見えてきた!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈上空に青空まで見えた瞬間!〉

 

 

 

 

〈6合目から元谷に下るのを避けて、暫し夏山登山道を下る〉

〈樹林帯に入る〉

 

 

12:46 行者谷コース分岐

   5合目の直ぐ上の行者谷コースへの分岐点から元谷へと下る尾根ルートに入った。尾根筋にはトレースがありそれを辿った。尾根が東方に行きついて北の折れる辺りから元谷へ急下りするジグザグ道あるのであるが、そこにはトレースは付いておらず、それまで辿ってきたトレースは北に向かって折れた尾根筋を従順に辿って行っている風であった。我々もそのトレースに従って北へと進んだ。途中で元谷方面へ下ろうという意見も出たが、地形図を読んでそのまま北へ下って南光河原駐車場へ直接下ることとした。要注意点は988mピークの先で金門の岩場に下る尾根に入らないように気を付けて、ひとつ西側の尾根を採ることであった。そこを無事に通過すると、広々とした尾根筋が続き、我々はそれぞれが好きなコース取りをして下って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈5合目直ぐ上の分岐から行者谷コースに入った〉

 

 

〈尾根筋のトレースを辿る〉

 

 

 

〈この尾根筋のブナ林も美しい〉

〈元谷には下らず、北へ方向を変えた尾根筋を辿って行った〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈988mピークを過ぎると広々とした尾根筋が続いた〉

 

 

 

14:05 南光河原駐車場

  尾根尻近くになって、地形はやや複雑となったが、先陣のトレースに従って南光河原の手前の佐陀川左岸に下る急斜面を一気に下った。メンバーの一人がそこで滑ってしまったが、笑って済ませる出来事であった。左岸のトレースをひと歩きすると、南光河原駐車場へ直接出ることが出来た。

 

 

〈尾根筋の最終盤に急傾斜面を佐陀川左岸へ下った〉

〈左岸に下って直ぐに南光河原駐車場に出た〉

 

 

〔山行所感〕

  天気予報では全日晴マークではあったが、山の天気は予報通りではなかった。聞けば3日連続して好天が続いていたそうで、4日目のこの日までその天気は持たなかったようであった。それでも、変化著しい天気の中に一日身を置いて、山の様子を見るというのも一興であったと思う。もっとも荒れた天気ではなかったのが幸いしたのではあったが。下山の後半に辿った行者谷コースから北に折れた尾根ルートは、3年前に「低山名山」のグレイシャーさん達が辿った道筋で、そのレポートによれば地元の登山会が「北尾根」と呼んでいるとのこと。積雪期ではないと使えないコースであろうが、実に興味深く面白いルートであった。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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