初夏の花咲く 皿ヶ嶺(1,278m)

愛媛県東温市

2014年5月19日(月)   門久単独

 

 

 

 

 

 

〈皿ヶ嶺には初夏の花が咲く〉

 

 

 

もう5月も下旬に近くなり、気になる花々もあって午後の遅い時間帯ではあったが皿ヶ嶺に立ち寄ってきた。

10日程前には水の元のお花畑に咲き誇っていたヤマシャクヤクもほぼ散り果てて、

山域は今初夏の花々が咲き揃う時期を迎えていた。

この時期の花々には派手さはないが、その種類の多さに改めて驚いた次第。

 

《山行記録》

水の元14:08・・・・14:10お花畑14:33・・・・14:35水の元

 

上林森林公園駐車場14:46・・・・4:55コンロンソウ密集地14:59・・・・15:17正面登山道に合流・・・・15:47直登路分岐・・・・16:21引地山分れ・・・・16:43十字峠・・・・16:52皿ヶ嶺三角点・・・・16:57皿ヶ嶺(1,278m)17:04・・・・17:27竜神平17:33・・・・17:38三差路・・・・17:47ベンチのある休憩所・・・・18:18直登路分岐・・・・18:27風穴18:29・・・・18:35上林森林公園駐車場

〔総所要時間:4時間16分、休憩等:0時間45分、正味所要時間:3時間31分、歩行距離:6.9q、累積標高差:±734m

 

 

14:08〜14:35 水の元のお花畑

  先ず水の元に車を停めて直ぐ上のお花畑を周回してみた。10日前には満開の盛況であったヤマシャクヤクやイチリンソウがほぼ姿を消してお花畑はちょっと寂しい佇まいであった。夏の花々に包まれるまでの間、ここは暫く季節変わりの休息の時を迎えたようだ。それでもお花畑や周囲の林床を歩いてみると、小さな花々の姿を結構見ることが出来た。

 

 

〈麓から仰ぎ見るこの日に皿ヶ嶺〉

〈水の元のお花畑は今季節変わり中〉

 

 

 

〈コクワガタ〉

〈タニギキョウ〉

 

 

 

〈シコクナベワリ〉

〈ウワバミソウ〉

 

 

 

〈ハナイカダ〉

〈ミツバツチグリ〉

 

 

 

14:46 上林森林公園駐車場

  水の元から風穴下の上林森林公園の駐車場に車を回して皿ヶ嶺の山域を左回りで周回することとした。風穴には寄らずに森林公園内の杉林の中に設けられた遊歩道を上がって行っていると、広い杉林の林床をコンロンソウが埋め尽くして真っ白は花園になっていた。この景観も皿ヶ嶺の必見の風物詩と言える。遊歩道は風穴からの正面登山道に合流するが、それらの沿道はずっとお花畑状態であった。コンロンソウと並んで今が盛りの花は黄色のヤマブキソウで、沿道のガレ場の緩斜面に群落を形成して咲いていた。その他では、もうピークは過ぎてはいるもののイチリンソウがまだ可憐に咲いていた。花の裏側が紅色のウラベニの花が一段と可愛いものであった。

 

 

 

 

 

 

 

〈コンロンソウで真っ白は林床〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈花々の咲く遊歩道を登り行く

 

 

 

〈ラショウモンカズラ〉

 

 

 

〈ヤマブキソウとコンロンソウのコラボ〉

〈満開のユキザサ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヤマブキソウの群落〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈イチリンソウ(ウラベニ)〉

 

 

 

〈ヤマブキソウ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈イチリンソウ(ウラベニ)〉

 

 

 

〈ヤマシャクヤク〉

〈花芯を見せるヤマシャクヤク〉

 

 

15:47 直登路分岐

  北面斜面を巻いて竜神平へと向かう正面登山道から十字峠を経由して山頂へ向かう直登路に分け入った。この沿道にも注目すべき花々が多い。直登路に入ると直ぐに階段状の急坂となるが、その沿道にはヤマルリソウが多かった。坂道の途中にはイチリンソウやヤマシャクヤクの花々も見られた。またここにはシコクカッコソウの群生地もある。日当たりの良い斜面で、この日はもうピークを過ぎてやや色薄い状態になっていた。これらの花々などを見ながら引地山分れを過ぎると稜線上の道となった。東温市側の北斜面はブナ林で、険しい断崖の上には四国では珍しいというイワカガミの自生地もある。十字峠を抜けて自然林と植生地の境目の登山道を登って行くと、皿ヶ嶺の2等三角点のピークを経て山頂に到達した。

 

 

〈直登路の分岐〉

〈ヤマルリソウの群落〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈シコクカッコソウの群落はもう晩期〉

 

 

 

 

〈引地山分れ〉

〈尾根筋のブナの古木〉

 

 

 

〈イワカガミ〉

〈ミツバツツジ咲く尾根筋〉

 

 

 

〈チゴユリ〉

〈十字峠〉

 

 

16:57〜17:04 皿ヶ嶺(1,278m)

  人気の山とは言え平日の午後5時の山頂には他に登山者の姿はなかった。晴れてはいたが、やや霞みがきつく大川嶺の山稜が辛うじてシルエットで見える程度であった。山頂には珍しい花が2つ咲いていた。シャクナゲとヤマナシの花である。この山域のシャクナゲはカラフルで美しい。山頂広場の一角にあるヤマナシは今年も大きな花を付けていた。山頂でゆっくりも出来ない時間帯なので早々に竜神平へ下りこととした。沿道にはホウチャクソウが花を付け始めており、タチツボスミレも沢山咲いていた。

 

 

〈皿ヶ嶺山頂〉

〈久万高原町市街の先に大川嶺が聳える〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂に咲くシャクナゲ〉

 

 

 

 

〈ヤマナシ〉

〈ツインのブナの樹〉

 

 

 

〈ブナの樹の分れ股に自生したクロフネサイシン〉

〈ホウチャクソウ〉

 

 

17:27〜17::33 竜神平

  竜神平の湿地性の花々が見られるのはまだ先のことであるが、竜神小屋に近い水場にあるシャクナゲが見事に満開状態であった。山頂のシャクナゲがカラフルな色彩であるのに対して、水場のそれはピンクの単色である。竜神平から風穴への下山路(正面登山道)の沿道も花々が多かった。上部にはスミレ類が多い。シコクスミレはもうピークの時を過ぎているようであったが、まだヤマルリソウと競うように咲いていた。この数年この沿道にもシコクカッコソウの姿が多くなってきている。この山域のシコクカッコソウはまだ見頃の鮮やかな色合いであった。下るに従って、イチリンソウ、ヤマブキソウが多くなった。帰路に立ち寄った風穴の周囲にはまだコガネネコノメソウやワチガイソウを見ることが出来た。ヒマラヤの青い芥子も蕾を付けており、早いものはここ1〜2週間で咲きそうであった。

 

 

〈ブナの樹越しに竜神平を望む〉

〈竜神平を囲むのブナ林〉

 

 

 

〈竜神平の水場を飾るシャクナゲ〉

〈新鮮な花をアップで!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈竜神平から下山の途に

 

 

                〈尾根筋のブナ古木〉

 

 

 

〈タチツボスミレ〉

〈マムシグサ〉

 

 

 

〈ワチガイソウ〉

〈ベンチのある休憩所〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈まだ元気なシコクカッコソウ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈シコクスミレ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈北斜面の巻き道を下り行く

 

 

                   〈オオキヌタソウ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈夕暮れ近い風穴〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ゴガネネコノメソウ〉

 

 

 

〈ヒマラヤの青い芥子が咲くのも間近〉

 

 

18:35 林森林公園駐車場

  山中に初夏の花々が多かったので、つい時間が掛かってしまい午後6時半を回っての下山となってしまった。駐車場にあるのはわが愛車だけであろうと思っていたが、もう一台札幌ナンバーの車が停まっていた。お聞きすれば、四国の漫遊を始めた直後で石鎚山から皿ヶ嶺に転戦して、この山の花の多さに驚いたということであった。この夜はここで車中泊とのこと。皿ヶ嶺も益々全国区での知名度が上がってきた感じである。

 

 

〈上林森林公園へ下山〉

〈ジロボウエンゴサク〉

 

 

〔山行所感〕

  初夏の皿ヶ嶺を飾る花々は見事であった。短時間で周回しようと思って訪ねたが、登山道のほぼ全域に見るべき花々があって、結局はそれなりに時間がかかってしまった。順路は外れて寄り道をしてみると、そこにもまた見所が見つかるので本当は余裕時間を持ってこの山には登るべきであろうと思う。お目当ての花を含めて、この山に咲く花々には魅了される。また次の時節にもこの山をを訪ねることになるであろうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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