今年も初夏の花巡り 石鎚山三角点(1,920.6)・石鎚山(1,982m)

愛媛県西条市

2014年6月1日(日)   チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈石鎚山三角点ピークから本峰を仰ぎ見る〉

 

 

 

昨年6月3日に訪ねて、ちょっと遅きに失したと反省した石鎚山のユキワリソウと石楠花を今年も訪ねてみることとした。

西ノ冠岳のお花畑のユキワリソウ、石鎚山三角点ピークと東稜の石楠花がターゲットである。

これらの花々について、ネットサーフィンしても今年は確たる情報がまだなかった。

まだ早過ぎるという懸念もあったが、出たとこ勝負の気概で登山口の土小屋へと車を走らせた。

 

土小屋7:43・・・・8:50第3ベンチ(東稜基部)8:57・・・・9:39二ノ鎖小屋9:45・・・・10:00三ノ鎖分岐10:05・・・・10:08面河渓分岐・・・・10:17二ノ森・堂ヶ森分岐・・・・10:43お花畑11:09・・・・11:16イワカガミ11:18・・・・11:35三角点ピークへのアプローチ開始・・・・12:07石鎚山三角点ピーク(1,920.6m)12:36・・・・12:45登山道に復帰・・・・12:57昼食13:23・・・・13:37弥山巻き道に復す・・・・13:43弥山(1972m13:53・・・・14:11天狗岳(1982m14:13・・・・14:28南尖峰(1,982m)14:40・・・・14:47南尖峰直下・・・・14:56カニの横這い・・・・15:20笹滝・・・・16:10東稜基部(第3ベンチ)16:19・・・・16:501ベンチ16:54・・・・17:30土小屋

〔総所要時間:9時間47分、昼食・休憩等:2時間18分、正味所要時間:7時間29分、歩行距離:12.0q、累積標高差:±1,251m〕

 

 7:43 土小屋

  午前7時に開門となる石鎚スカイラインを走って土小屋へ。混雑はなくロータリーに車を停めることが出来た。大した支度もないので直ぐに出発した。上空はピーカンの青空のようであるが、この日も黄砂が巻いており眺望は霞んでいた。二ノ鎖小屋へ向かう巻き道を行っていると、沢筋にまだ分厚い雪が残っていた。2日違いではあるが、昨年はなかった景色である。この遅くまで残った雪が花々が咲くことを遅れさせてはいないだろうかという懸念が脳裏をよぎった。さすがに好天の日曜日である、登山道の前後に多くに登山者の姿を見ることが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈登山口の土小屋

 

 

           〈まだ雪の残る谷筋を越える〉

 

 

 

〈グリーンシャワーの中を行く〉

〈第1ベンチ付近から石鎚山を仰ぐ〉

 

 

 

〈登山道の路傍に咲くタチツボスミレ〉

〈ミツバツツジの濃いピンクが美しい〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈石鎚山東稜を見上げる〉

 

 

 

 8:50〜8:57 第3ベンチ(東稜基部)

  第3ベンチで小休止を取った。そこで初めてこれから東稜を登るという若者に少しばかり情報提供をした。我々は北壁下を行く巻き道を採った。「落石注意」の看板が出た北壁下を注意しながら急ぎ足で歩いた。ここでも少しばかりの異変に気付いた。まだイシヅチザクラやヤマシャクヤクなどの花が咲いており、谷筋にここでも雪渓が残っていた。この時期にショウジョウバカマが咲いているのは異常とも感じた。一方で見上げる懸崖に石楠花の花がきれいに咲いているのは朗報であった。

 

 

〈第3ベンチ(東稜基部)

〈トラバース道から南尖峰を見上げる〉

 

 

 

〈巻き道の下の斜面に咲くヤマシャクヤク〉

〈路傍に咲くナツトウダイ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈イシヅチザクラ

 

 

  〈崩落する谷筋から石鎚山北壁を見上げる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈北壁の懸崖に石楠花が咲く〉

 

 

 

 

〈ワチガイソウ〉

〈雪解けから間がないのか、ショウジョウバカマが咲く〉

 

 

 

〈土小屋〜弥山を1時間で登るという女性トレイルランナー〉

〈これも美しきタチツボスミレか!〉

 

 

 9:39〜9:45 二ノ鎖小屋

  二ノ鎖下の鳥居で白装束の信者さんと暫し情報交換をしてから弥山への迂回路を採った。好天下の順光を浴びた北壁がこの日は見事であった。弥山小屋直下で弥山への登山道から外れて面河渓・二ノ森方面への登山道に入った。10分足らずでまた分岐があって、ここで二ノ森・堂ヶ森方面への道を採った。登山道は石鎚山三角点ピークのある尾根の南面の笹原の中を巻いており、それを辿って行けば西ノ冠岳の手前のお花畑に直接行けるというルートであった。

 

 

〈二ノ鎖小屋の鳥居〉

〈二ノ鎖小屋はまだ建設中、完成はこの秋の予定とか〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈三ノ鎖の下辺りから石鎚山北壁を見上げる〉

 

 

 

 

〈弥山への登山道を外れて西ノ冠岳に近いお花畑への道を採った〉

〈西ノ冠岳、二ノ森、堂ヶ森へとつづく尾根〉

 

 

 

〈西ノ冠岳への巻き道から見上げた弥山〉

〈目指すお花畑は西ノ冠岳手前の鞍部近く〉

 

 

10:43 お花畑

  難なくお花畑に着いたが、着いた途端に本来は花々で埋まっている筈の斜面がまだ枯葉色のままであることに気付いた。斜面に入ってみると、ユキワリソウはまだ細い糸のような茎の先に小さな蕾を付けたものが殆どで、僅かに3株程が小さな花を開いているだけであった。斜面や草の根元をピンクに染めている筈のイワカガミの花も殆ど姿を見せていなかった。僅かにキバナコマノツメだけが黄色い群落を作っていた。やはり、今年は積雪が遅くまで残っていて、花々の開花が大きく遅れているようだ。我々が失望感に浸っている時に、単独行の男性が来られて一枚写真を撮ったきりで斜面を掻き登って尾根伝いに三角点ピークへと向かわれた。我々はお花畑を後にして暫し巻き道を引き返したが、三角点ピークへの踏み跡の取り付きポイントが分らなかったので、適当な所から笹の斜面に踏み入り、笹原を随分巻いてからやっと三角点ピークに立つことが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

〈今年のユキワリソウの開花は遅く、これはよくぞ開いていてくれたという株〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈この日開花を確認出来たユキワリソウは僅か3株だけであった〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈キバナコマノツメは何とか咲いていてくれた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈実に健気に咲く花だ・・・・〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈イワカガミも咲き始めたばかりのようであった〉

 

 

 

 

〈石鎚山三角点ピークへの登り口が分らず、ここから登り始めた〉

〈弥山を仰ぎながらササ原を漕いてピークに向かう〉

 

 

12:07〜12:36 石鎚山三角点ピーク(1,920.6m)

  三角点ピークに上がるとカップルの先客があった。弥山方面から尾根筋を辿ってここまで来たという。下山路の踏み跡を訊かれたので丁寧にお教えしておいた。三角点ピークに着いて笑顔に変わった。尾根を覆う石楠花が満開であった。昨年はガスに巻かれて見えなかった弥山がすぐ先に屹立して控えていた。この景観が見たくてここまでやって来たのであった。その期待通りの景観が目の前に展開していた。とても満足して今度は踏み跡を下って弥山への巻き道に戻り、途中の日陰で昼食を摂ってから弥山へと登った。弥山は高校生の団体を始め大変に賑わっていた。我々は予定よりかなり遅れていたので、早々に弥山を後にして最高峰の天狗岳を経て南尖峰へと進んだ。

 

 

〈石鎚山三角点ピーク〉

〈三等三角点が建つ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈石楠花越しに弥山を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈見頃を迎えていた三角点ピークの石楠花〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈こんな景観が見たくてここまでやって来た〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈蕾が膨らむ頃の石楠花も美しい〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈白骨林に満開の石楠花〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈石楠花に埋もれて弥山を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈シコクシラベと石楠花が覆う三角点尾根〉

 

 

 

 

〈弥山への登山道に戻って三角点ピークを振り返る〉

〈弥山山頂直下に咲くシコクハタザオ〉

 

 

 

〈大変な賑わいの弥山々頂〉

〈ホラ貝の音が流れる、お山開きまであと1カ月〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈天狗岳への険路に咲くアケボノツツジ〉

 

 

 

〈弥山から眺めた最高峰天狗岳〉

 

 

 

〈まだ瑞々しいアケボノツツジの花〉

〈天狗岳山頂、その背後は南尖峰〉

 

 

14:28〜14:40 南尖峰(1,982m)

  南尖峰に着くと、下からヘルメットを被った3人のグループが上って来るところであった。その3人が無事に登ったのを確認してから下りに掛かった。もう幾度も通って慣れたルートではあるが、やはりこの日は石楠花の花が今までにない程に見事であった。写真に納まる位置に咲く石楠花はごく一部で、稜線全体にはその幾倍もの花が見られた。ここの石楠花を見る場合は、このルートを上りに使うよりも下りの使う方が良いのではなかろうか。南尖峰直下から第3ベンチの直ぐ上までの間、ずっと石楠花の花と共にあった東稜であった。

 

 

〈南尖峰と底から下る東稜を俯瞰する〉

〈南尖峰の岩場に健気に咲くイワカガミ〉

 

 

 

〈南尖峰から落ちる墓場尾根〉

〈マイズルソウはまだ蕾の状態〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈南尖峰をこの岩場から下る〉

〈同じ岩場を下から見上げてみた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈東稜を最上部から俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈「カニの横這い」を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈石楠花咲くカニの横這いの岩場〉

 

 

 

〈「カニの横這い」の岩場に咲くイワカガミ〉

 

 

 

〈針の峰のような南尖峰を見上げる〉

〈石楠花越しに墓場尾根の懸崖を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈石楠花咲く岩峰の先に黄砂に霞む筒上山を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈笹滝を下る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈東稜を埋める石楠花越しに瓶ヶ森を遠望する〉

 

 

 

 

〈白骨林の続く東稜〉

〈七色に変化する石楠花の尾根は明るい〉

 

 

 

〈コヨウラクツツジ〉

〈高度が下がってくるとミツバツツジがまた美しい〉

 

 

6:10〜16:19 東稜基部(第3ベンチ)

  東稜基部に下って第3ベンチで暫し休憩を取った。あとはもう土小屋まで下るのみの約3キロメートルの道のりであった。午後も遅い時間となって、下ってくる登山者の姿はもう少なかった。のんびりと歩いて、第1ベンチで小休止をして土小屋へのラストスパートのための精気を呼び戻した。

 

 

〈東稜基部(第3ベンチ)

〈シコクスミレ〉

 

 

 

〈土小屋への登山道から岩黒山、筒上山方向を望む〉

〈第2ベンチももう無人〉

 

 

 

17:30 土小屋

  午後5時半という随分と遅い時間に下山した。三角点ピークや東稜の石楠花が見事であったので、ついそこでの写真撮影に時間を取ってしまったのであろう。時間配分はガスに巻かれた昨年の経験がまったく参考にならなかったようだ。土小屋からは瓶が森林道経由で国道194号線に出て、木の香温泉で入浴、今治で夕食を摂ってからしまなみ海道を通って広島に帰った。

 

 

〈土小屋に下山〉

〈ロータリーから土小屋の売店食堂を見る〉

 

 

〔山行所感〕

  満開のユキワリソウを見られなかったのは残念であったが、三角点ピークを始めとする満開の石楠花は見事で行った甲斐があったと思う。自然のなせることはなかなかに人間の願い通りにはいかないが、行ってみてその状況をみれば善し悪しは別にしてその結果には納得が行くものだ。ここ石鎚山の周辺で、ユキワリソウと石楠花を共に満開の時に見れるというのは至難のことかも知れない。まだ付き合って2回目の夏で結論は出せないが、また幾年か通ってみて何が自然なのか観察してみたいとも思う。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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