夏の花が咲き始めた皿ヶ嶺連峰の稜線を歩く 引地山(1,026.8m)

愛媛県東温市・同県上浮穴郡久万高原町

2014年7月14日(月)   門久単独

 

 

 

 

 

 

〈皿ヶ嶺北面登山道のお花畑を覆うギンバイソウ〉

 

 

 

天気とタイミングに恵まれず約1か月ご無沙汰していた皿ヶ嶺であった。

この日は朝方まで強い雨が降っていたが、明るくなって雨が止んだようであったので思い切って出掛けることとした。

とは言え、広島への帰路に就くまで余り時間がなかったので、風穴から引地山へ往復することで済ませることした。

昨年の同時期に楽しく辿ったコースであったので、不安はなかった。

 

《山行記録》

風穴下駐車地10:20・・・・10:22風穴10:24・・・・10:40皿ヶ嶺直登道分岐・・・・10:54丸太ベンチ・・・・11:00尾根道出合・・・・11:05迂回路分岐・・・・11:21尾根道合流・・・・11:24標高1,058mピーク・・・・11:33イチヤクソウ11:36・・・・11:39赤柴峠・・・・11:42引地山(1026.8m) 11:43・・・・11:47赤柴峠・・・・12:12迂回路分岐・・・・(急坂)・・・・12:33迂回路合流・・・・12:50丸太のベンチ・・・・皿ヶ嶺直登道分岐・・・・風穴・・・・13:10風穴下駐車地

〔総所要時間:2時間50分、休憩等:0時間06分、正味所要時間:2時間44分、歩行距離:5.8q、累積標高差:±630m

 

10:20 風穴下駐車地 

  少しでも時間を短縮しようと風穴下の車道の路側に車を停めての山行とした。霧に巻かれた平日の山中であったが、風穴には絶え間なく訪問者がいるようであった。風穴脇の東屋では小学校の児童が地元の古老から昔の皿ヶ嶺の様子などの話を聞いている風であった。早々に風穴を発って登山道を辿って行った。この日の最初の狙い目は登山道沿いの斜面のお花畑に咲き始めているギンバイソウを見ることであった。期待通りにこの1か月ほどの間に、お花畑はギンバイソウに取って代わられており、大きく膨らんできたその蕾が登山者を魅了し始めていた。ジグザグを描く登山道の途中から、山頂への直登道に分け入った。その沿道にもギンバイソウが多かった。

 

 

〈皿ヶ嶺は梅雨の雲の中〉

〈涼気が霧となって吹き出す風穴〉

 

 

 

〈芳しい天気ではないものの訪問客が絶えない風穴〉

〈ヒマラヤの青い芥子は雨に打たれて頭を垂れて咲いていた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈梅雨時の上林森林公園は瑞々しい〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ビッシリと斜面を埋めるギンバイソウ〉

 

 

 

 

〈膨らんできたギンバイソウの蕾〉

〈ひと足早く開花したギンバイソウ〉

 

 

 

〈この分岐を皿ヶ嶺山頂への直登道を採った〉

〈ヤマアジサイ〉

 

 

 

〈トチバニンジン〉

〈アカショウマ〉

 

 

10:54 丸太のベンチ

  丸太のベンチのあるテラス状の台地まで上がって、そこから右へ分岐する稜線へと上がる踏み跡に入った。数分で尾根筋の縦走路に出れるのであるが、稜線部の笹原のブナ林に紅いヤマツツジを見付けたのでちょっと立ち寄ってみた。ヤマツツジがこの時期に大掛かりに咲くことは初めて知った。ササユリが一輪咲く稜線部に出て引地山への道を辿った。直ぐに急峻な下り道が待つ尾根道とそれを避ける迂回路の分岐点に出た。ここでは迂回路を採った。迂回路は乱雑に樹々の伐採用の林道が敷設されている杉林の中を抜けて暫し下って行った。新しい林道も出来ていてちょっと進路に不安も覚えたが、何とか道を失わず進むことが出来た。再び鞍部で尾根道に合流して、天気が悪化してきて濃いガスに巻かれてやや暗くなってきた稜線上の道を赤柴峠、引地山へと辿って行った。途中で、この日の第2と第3の狙い目のキクガラクサとイチヤクソウの花にもうまく出会うことが出来た。

 

 

〈丸太のベンチから引地山へと向かった〉

〈美しい林を抜けて尾根筋へと上がった〉

 

 

 

〈稜線に出て直ぐにササユリの出迎えを受けた〉

〈引地山へ向かう稜線上の登山道〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈稜線上の笹原のヤマツツジが満開であった〉

 

 

 

 

〈尾根道から外れて迂回路へ入った〉

〈迂回路分岐点近くに咲いていたヒヨドリバナ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈迂回路の通る南面の杉林には無造作に林道が敷設されている

 

 

            〈迂回路脇に屹立する岩塔〉

 

 

 

〈キクガラクサの群生〉

〈小さなキクガラクサの花〉

 

 

 

〈尾根道の急坂を下った所に新しい標識が立てられていた〉

〈ヤマトウバナ〉

 

 

 

〈俄かに上空が暗くなり山中はガスが濃くなった〉

〈登山道脇に今年もイチヤクソウを見付けることが出来た〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈花の盛りはやや過ぎた頃か・・・〉

 

 

 

〈赤柴峠〉

〈サンコタケ(三鈷茸)〉

 

 

11:42 引地山(1,026.8m)

  1年ぶりの引地山の山頂は霧に巻かれていた。稜線上の登山道に三等三角点が建つ極めて散文的な山頂である。時間もないので早々に引き返すこととした。天気は雨となったようで、樹木の葉を打つ雨音が聞こえてくるようになったが、雨水はまだ登山道まで落ちてくることはなかった。濃いガスに巻かれて薄暗くなった尾根道を戻って行った。往路に迂回路を採った尾根筋の急坂は復路には一気に登った。ロープが張られた急坂で、上りより下る方が大変な道であると思った。稜線部のなだらかな道に出ても雨は降り続いているようで、霧も明るくなることはなかった。

 

 

〈三等三角点の建つ引地山々頂〉

〈登山道の通る引地山の山頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈引き返してきた赤柴峠は濃い霧の中〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ガスに巻かれたカラマツ林を抜ける〉

 

 

 

〈イチヤクソウにお別れの挨拶!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナの森もガスでモノクロームの世界〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ツクバネソウ

 

 

         〈復路は尾根道の急坂を登った〉

 

 

12:50 丸太のベンチ

  丸太のベンチのあるテラスから皿ヶ嶺北面の急傾斜面を下った。改めてその斜面のお花畑を観察すると、一面を覆ったギンバイソウが大きな蕾を誇らしげにもたげて精気を発散しているようであった。これから暫く、この北面のお花畑はギンバイソウの独壇場となるのであろう。斜面の途中で竜神平からの正面登山道に合流しても尚ギンバイソウの世界であった。

 

 

〈丸太のベンチのあるテラスへ戻ってきた〉

〈北面斜面に掛かるとギンバイソウの群生〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈濃い霧に巻かれた北面斜面〉

 

 

13:10 風穴下駐車地

  出発した頃には風穴周辺の霧は気にするほどではなかったが、下山時にはここも濃いガスに巻かれていた。この濃霧の中でも、風穴見物の人達が上ってきていた。水の元に流しそうめん店が開店しており、そこで勧められて上がって来られたようであった。車に戻って一息つこうかとしていると、俄かに強い雨が降り始めた。林道を麓へと下る途中の視界は、10メートルにも満たない程で、ヘッドランプとフォッグランプを煌々と灯しながら最徐行で走った。

 

 

〈帰路も立ち寄った風穴も濃霧に巻かれていた〉

〈車道も視界10mに満たない濃霧であった〉

 

 

〔山行所感〕

  1か月ぶりの皿ヶ嶺はギンバイソウが北斜面のお花畑を覆い、予想通りに夏の装いに変わっていた。自然というのは正直に季節の推移を刻んで行くものだ。梅雨が明けるまでもうカウントダウンしても良いくらいの時節となったが、これからは夏色を深める皿ヶ嶺を折に触れて訪ねてみたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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