菅平の後背に秀麗な姿を見せる名峰 四阿山(2,354m)・根子岳(12,207m)

長野県須坂市・群馬県吾妻郡嬬恋村・長野県上田市

2014年8月2日(土)   門久&チャコ

 

 

 

 

 

 

〈小四阿付近から鞍部を挟んだ四阿山()と根子岳(左)を望む〉

 

 

 

梅雨明け以降の出不精からの脱出するため信州に避暑遠征することとした。

現地3日間の予定の第1日目は菅平の後背の名峰である四阿山、根子岳を周回する計画とした。

四阿山は深田日本百名山のひとつであり、その塗り潰しが第一の目的である。

また隣の根子岳は花の百名山のひとつで、両山域で夏の花々をも楽しもうとの思いもあった。

愛車を駆って長野自動車道の姥捨サービスエリアで車中泊をしてから、早朝登山口の菅平牧場へと乗り入れた。

 

《山行記録》

菅平牧場5:46・・・・5:53四阿山登山口ゲート5:55・・・・7:11小四阿(1017m)7:12・・・・7:42四阿高原分岐7:44・・・・8:04中四阿(2106m)8:15・・・・8:56四阿山稜線・・・・9:16四阿山(2354m)9:42・・・・9:58四阿山稜線・・・・10:36鞍部10:39・・・・11:33根子岳(2207m)11:37・・・・12:58東屋(昼食)13:23・・・・13:50菅平牧場

〔総所要時間:8時間04分、昼食・休憩等:1時間14分、正味所要時間:6時間50分、歩行距離:10.8q、累積標高差:±1,066m

 

 

 5:46 菅平牧場管理事務所

  菅平牧場(入場料200円/人)の来訪者用駐車場には早朝ながら既に5台程の先着の車が停められていた。身支度を整えて牧場管理事務所前の十字路から指導標に従って四阿山に向けて出発した。暫らく牧場内の車道を歩いて行くと「四阿山登山口」と記されたゲートがあり、そこから車道を外れて登山道へと入った。早朝に出勤して来た牧場関係者から、熊が出没しているので熊鈴を付けて行くように助言をもらった。登山道は暫く牧場に沿って緩やかに上りながら、やがて大明神沢を渡った。沢を渡ると大きく右にカーブを切って緩く裾を巻きながら次の尾根筋へと達した。四阿山の山頂部から西に下る尾根に乗ると素晴らしいダケカンバの森が広がり、その中を徐々に高度を上げて行った。登山口から数々の花々が見られた。尾根道の中間地点とも言える小四阿のピークに近付くと木立が切れて一気に上田や菅平方面の眺望が開けた。菅平の先には北アルプスの連山も望めた。

 

 

〈菅平牧場管理事務所前の十字路からスタート〉

〈暫し車道を歩き四阿山を目指す〉

 

 

 

〈四阿山への登山道入口ゲート〉

〈左手に牧草地を覗きながら樹林の中を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈しっかりとした標識に案内されて〉

 

 

 

〈牧草地に沿った緩やかな登山道〉

 

 

 

〈徐々に登山道の斜度が増して行く〉

〈ダケカンバの森を登る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈尾根筋から雲海に隠れた上田市方面を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈菅平を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈菅平の先に鹿島槍ヶ岳〜白馬岳にかけての北アルプスの連山を遠望する〉

 

 

 

《四阿山・根子岳で出逢った花々(その1)》

 

 

 

 

 

 

〈イブキジャコウソウ〉

〈キキョウ〉

〈オオバギボウシ〉

〈ミヤマママコナ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈キオン〉

〈クガイソウ〉

〈ウマノアシガタ〉

 

 

 

 

7:11〜7:12 小四阿(1017m)

  小四阿のピークに達すると尾根の行き先に四阿山の山頂部が望め、東方遥かには浅間山から南に連なる峰々のシルエットも望むことが出来た。また尾根の反対側の西方には後刻周回する予定の根子岳が険しげな爆裂火口壁をこちらに向けて鎮座していた。小四阿から緩やかにひと登りすると、右から四阿高原からの道が合流してきた。お花畑に囲まれた広やかな尾根筋をなお20分も登って行くと中四阿のピークの基部に達した。

 

 

〈指導標の立つ小四阿のピーク〉

〈登り行く尾根の先に四阿山が聳える〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈東方に浅間山の山影を遠望する〉

 

 

 

 

〈行く手左側に根子岳が姿を現した〉

〈四阿高原からの登山道の合流点〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈中四阿のピークに向けて広やかな尾根筋を登る

 

 

             〈登山道の周りはお花畑〉

 

 

《四阿山・根子岳で出逢った花々(その2)》

 

 

 

 

 

 

〈トリアシショウマ〉

〈ウツボグサ〉

〈キバナヤマオダマキ〉

〈タムラソウ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヤマハハコ〉

〈ミヤコグサ〉

〈ホタルブクロ〉

〈オトギリソウ〉

 

 

 

 8;04〜8:15 中四阿(2,106m)

  中四阿の岩塔のピークはかつては登ることが出来たようであるが、今は立ち入りを規制するロープが張られていた。我々はその岩塔の基部で暫しの休憩を取った。中四阿から見上げる四阿山は一旦鞍部に下ってから急坂の上りとなり、やがて山頂部近くでなだらかな尾根筋に出るようであった。実際に歩いてみてもその通りで、急坂を我慢をしながら登って行くと見事な笹原に出た。広やかな笹原を抜けて行くと根子岳からの道に合流する稜線上に達し、その合流点から道を右に採って進んで行くとやがて鳥居峠からの道が右から合流し、木の階段道を登って行けば石垣に囲まれた群馬県の人々が祀る上州祠を左に見て直ぐに山頂部に達した。

 

 

〈中四阿のピーク下で小休止〉

〈四阿山の山頂が近くなった〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈根子岳の姿も大きくなってきた〉

 

 

 

 

〈急坂を登って行くと見事な笹原に出た〉

〈根子岳との鞍部から上がってきた稜線部に出た〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂直下に立つ群馬県を向いた上州祠〉

 

 

 

〈四阿山々頂直下に続く階段道〉

 

 

《四阿山・根子岳で出逢った花々(その3)》

 

 

 

 

 

 

〈シュロソウ(白)〉

〈ワレモコウ〉

〈ミヤマホツツジ〉

〈ツリガネニンジン〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ミネウスユキソウ〉

〈ヤナギラン〉

〈ハクサンフウロ〉

〈ヤマハギ〉

 

 

 

 9:16〜9:42 四阿山(2,354m)

  四阿山の山頂にはもう一つ長野県の方向を向いた祠が建っていた。信州祠と呼ばれているという。山頂自体はその祠の前に山頂標識の立つ岩場があるのと、祠の背後にも登山者が腰を掛けることの出来る岩場があるだけの狭いところであった。我々が登頂した頃になって東側の浅間山側から俄かに濃い灰色のガスが立ち上って来るようになり、やがて時に山頂部がガスに巻かれてしまうようになってきた。浅間山方面の眺望はもう閉ざされていた。これでは山頂での長居は無用と先に進むこととした。山頂から一旦引き返して、稜線部の分岐から今度は根子岳との鞍部へと下って行った。この下り道は火成岩が累々とした急坂で大変に歩き難い道であった。鞍部に下り切ると今度は素晴らしい眺望が開けていた。見事な笹原の斜面が根子岳の山頂部まで広がっていた。ポスターにも刷られているこの山域を代表する景観である。この笹の斜面を登って行っていると、俄かに四阿山方面に立ち昇っているガスが黒くなってきて、やがて雨が降り始めた。雨は直ぐに止むかと期待したが、根子岳の山頂に着くまで降り続けた。傘を差してこの雨を凌んだが、雨の中では山頂部の見事なお花畑をゆっくりと写真に納める余裕はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈四阿山々頂に建つ信州祠〉

 

 

 

〈四阿山々頂〉

 

 

 

〈四阿山々頂から霧立つ根子岳を望む〉

〈四阿山北面の米子川の源流部〉

 

 

 

〈霧立つ根子岳との鞍部に向けて下る〉

〈シラビソの樹林の中に急坂が続く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈鞍部から根子岳東面を見上げる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈根子岳東面の笹原から四阿山を振り返る〉

 

 

 

 

〈根子岳の笹の斜面にマルバダケブキが咲く

〈ちょっと気の早いマツムシソウが咲いていた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈根子岳の爆裂火口の周りは見事なお花畑〉

 

 

 

《四阿山・根子岳で出逢った花々(その4)》

 

 

 

 

 

 

〈シュロソウ〉

〈ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)〉

〈クルマユリ〉

〈マルバダケブキ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈エゾシオガマ〉

〈ゴゼンタチバナ〉

〈ハナニガナ〉

〈ソバナ〉

 

 

 

11:33〜11:37 根子岳(2,207m)

  朝方は安定した天気であったが、徐々に不安定な天気となって我々が根子岳の山頂を踏んだ頃が最悪の天気であったと言えよう。正午前であったので雨でなければ山頂でゆっくりとランチタイムを取る積もりであったが、そんな気も失せて直ぐに下山の途に就くこととした。下り行く程に雨は止んだが、雨に濡れたお花畑にはいまひとつ精彩がなく、またそれまでに多くの花々と出逢っていたので花の百名山の山で今ひとつ花への関心を強くすることが出来なかった。山頂から下ること1時間20分程で菅平牧場の最上部の東屋まで下り、好天であれば北アルプス展望台となる広場で遅い昼食を摂った。

 

 

〈根子岳山頂の祠〉

〈雨に濡れる根子岳山頂部〉

 

 

 

〈菅平から凄まじい上昇気流が上がる〉

〈根子岳は花の百名山、斜面にはお花畑が広がる〉

 

 

 

〈下る程にダケカンバの森となった〉

〈菅平牧場最上部にある東屋〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈好天であればアルプスの好展望が得られる東屋からの眺め〉

 

 

 

《四阿山・根子岳で出逢った花々(その5)》

 

 

 

 

 

 

〈アキノキリンソウ〉〉

〈ホソバノキソチドリ〉

〈シロバナハナニガナ〉

〈トモエシオガマ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈マツムシソウ〉

〈ヒメシャジン〉

〈イワオウギ〉

〈ヒヨドリバナ〉

 

 

 

13:50 菅平牧場管理事務所

  東屋から下は登山者ばかりではなく観光客の姿も多く、家族連れや仲間うちのグループと共に牧草地の中の道を管理事務所下の駐車場まで下った。牧場の拡がる斜面に幾段も開らかれてる登山者を含む観光客用の駐車場はこの日は上2台が利用されていた。登山道具を片付けてから道を挟んだ反対側にある売店を覗いて、牧場自製のアイスクリームと登山バッヂを求めた。

 

 

〈菅平牧場を俯瞰しながら下り行く〉

〈菅平牧場に下って根子岳を見上げる〉

 

 

《四阿山・根子岳で出逢った花々(その6)》

 

 

 

 

 

 

〈カワラマツバ〉

〈キンミズヒキ〉

〈クロマメノキ〉

〈キリンソウ〉

 

 

 

〔山行所感〕

  信州遠征第1日目は一時雨に降られはしたが、日本百名山の一座を踏破することが出来、また沢山のこの山域を飾る花々を観賞出来て満足する一日とすることが出来た。西日本には台風12号が迫り、所によれば集中豪雨の被害が心配されている状況の中で、信州の天気は不安定ではあったもののよく持ってくれたと思う。明日はこれまた日本百名山のひとつの美ヶ原を歩く予定である。今日よりも明日の天気が良いことを切に祈らずにはおられない。【日本百名山踏破実績:門久 84/100座、チャコ 77/100座】

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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