三城から美しき山上の高原を周回する 美ヶ原・王ヶ頭(2,034.4m)

長野県松本市

2014年8月3日(日)     門久&チャコ

 

 

 

 

 

 

〈美ヶ原の山上から北アルプスの峰々を遠望する〉

 

 

 

信州遠征2日目は美ヶ原を訪ねることとした。ここも深田日本百名山の一座である。

標高2,000メートルの山上まで道路が通じ縦横に散策路が整備された高名な高原であり、

どこをどう歩けばこの山を踏破したと確信出来るかと事前に考え込んでしまったが、

結局は南麓の三城(さんじろ)から百曲りコースで山上の高原に上がり、

眺望や散策、それに花々を楽しんでから、八丁ダルミコースで下山するルート設定とした。

総延長13キロメートルのルートであり、立派にこの高名な峰を踏破したと言明出来ると思える。

 

《山行記録》

三城いこいの広場駐車場6:31・・・・7:09広小場7:12・・・・7:58休憩8:05・・・・8:26下降地点(アルプス展望コース出合)・・・・8:37塩くれ場8:39・・・・8:46美しの塔8:57・・・・9:09塩くれ場・・・・9:44王ヶ頭(2034.4m)10:09・・・・10:36王ヶ鼻(2,008m)10:44・・・・11:56木舟コース分岐・・・・12:05桜清水・・・・12:42三城荘前バス停・・・・12:53三城いこいの広場駐車場 

〔総所要時間:6時間22分、休憩等:0時間56分、正味所要時間:5時間26分、歩行距離:13.4q、累積標高差:±968m

 

前夜は「道の駅 美ヶ原高原美術館」に車中泊をした。

標高1,900メートルの高地に普通車800台を停める大スペースを誇る。

早暁に目を覚ますと、その道の駅から御来光を拝むことが出来た。

 

〈道の駅「美ヶ原高原美術館」で御来光を拝む〉

〈早暁の八ヶ岳連峰を遠望する〉

 

 

 6:31 三城いこいの広場

  美ヶ原高原美術館から三城いこいの広場に向けて車で下り、登山者用の無料駐車場に駐車させてもらった。既に4台ほどの先客の車があった。いこいの広場管理棟への導入路入口の左側に百曲りコースの登山口があった。指導標に従ってオートキャンプ場を抜けて山荘に続く車道を暫行くと沢沿いに行く百曲りコースへの入口があった。よく整備された道を20分程緩やかに登っていくと広小場に出た。ここまでは避暑客も散策に来るようで、途中3組ほどの早起きの人達と行き違った。広小場を過ぎるといよいよ百曲りの急坂となった。途中の休憩を含めて標高差550メートルを1時間15分程の間懸命に登り続けて高原台地の一端に出ることが出来た。高原台地に上がると、ダートの道を約10分歩き塩くれ場に着いた。

 

 

〈三城いこいの広場の管理棟〉

〈百曲りコース登山口〉

 

 

 

〈オートキャンプ場を抜けて指導標に従って沢沿いの道に入る〉

〈暫し沢沿いの登山道を行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈広小場

 

 

      〈広小場からは百曲りの急坂が続く〉

 

 

 

〈茶臼山〈2006m〉の山頂部はガスの中

〈百曲りの最上部まで上がってきた〉

 

 

 

〈山頂台地の一端まで登り切るとアルプス展望コースに合流する〉

〈ダートの道を「塩くれ場」へと向かう〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山上は実に広々とした高原であった〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈コバノギボウシ〉

〈キバナヤマオダマキ〉

〈コウリンカ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈トモエソウ〉

〈ハクサンフウロ〉

〈ミネウスユキソウ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヒメシャジン〉

〈イワキンバイ〉

〈エゾカワラナデシコ〉

 

 

 

 8:37 塩くれ場

  「塩くれ場」とはこの地に牧場が開かれた明治32年頃から牧区が整備された昭和45年頃までの間、この辺りの岩の上で牛馬に塩をやっていたことからそう呼ばれるようになったとのこと。今も文字通りとても牧歌的な雰囲気が漂っているところであった。塩くれ場から美しの塔まで足を延ばして、鐘を撞いたり北アルプスの眺望を楽しんだりしてからダートの車道を王ヶ頭に向かった。車道には高原を楽しむハイカーの列が続き、大変に賑やかな山上となっていた。この日も不安定な天気で、360度の眺望が得られる高原から四方を見ると見る方向によって全て天気が違っていた。そんな中で、我々が向っていた王ヶ頭の頂きだけがガスで隠されていた。我々はそのガスに包まれた王ヶ頭へと延びる坂道を登って行った。  

 

 

〈塩くれ場〉

〈ダートの車道を美しの塔まで歩く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈美しの塔〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈美しの塔から北アルプスの連山(後立山連峰白馬岳付近)を望む〉

 

 

 

 

〈平原の先に横たわる後立山連峰〉

〈覗いているのは剱岳かな〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈蓼科山は濃いガスに隠されていた〉

 

 

 

 

〈ダートの道を歩いて王ヶ頭に向かう〉

〈沿道の牧草地にはハクサンフウロが群生していた〉

 

 

 

〈アンテナが林立する王ヶ頭はガスに巻かれていた〉

〈王ヶ頭に建つホテルに向かって坂道を登り行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヤマハハコ〉

〈ミヤコグサ〉

〈トリアシショウマ〉

 

 

 

 9:44〜10:09 王ヶ頭

  王ヶ頭の山上には沢山の鉄塔と共に王ヶ頭ホテルの大きな建物があった。美ヶ原の最高峰の王ヶ頭の頂点はそのホテルの裏手の崖の上にあった。晴れておれば眺望の素晴らしい所であろうが、この日は完全にガスに巻かれていた。ちょうど団体の登山者が着いて直後のようで、頂点には沢山の登山者の姿があった。山頂が混雑している間にホテルに立ち寄って売店で登山バッヂを買い求めた。今度は空いていた王ヶ頭に寄ってから、更に西の王ヶ鼻を目指した。ハイカーの数がそれまでとはちょっと少なくなったダートの道を気持ち良く辿って行った。

 

 

〈団体登山者で賑わう王ヶ頭の山頂〉

〈ガスに巻かれた王ヶ頭山頂〉

 

 

 

〈王ヶ頭ホテルに寄ってみた〉

〈王ヶ頭ホテル前で憩うハイカー〉

 

 

 

〈王ヶ頭から王ヶ鼻方面を眺望する〉

〈王ヶ鼻の崖〉

 

 

 

〈マルバダケブキの咲く王ヶ鼻へと続く道〉

〈マルバダケブキの花〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈マツムシソウ〉

〈ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)〉

〈チョウジコメツツジ〉

 

 

 

10:36〜10:44 王ヶ鼻(2,008m)

  王ヶ鼻は三方が深い崖に囲まれた山の端であった。展望岩の上からは松本の市街地が直ぐ西方に眺望出来た。その市街地の先に展開している筈の北アルプスの姿はガスに覆われてもう見ることはできなかった。暫しその眺望を楽しんでから、この王ヶ鼻から直接桜清水へと下る八丁ダルミコースの登山道に踏み入った。暫くガレ気味な急傾斜地を下って行くと、落葉松の森の中の緩やかな尾根道となった。鳥の声が聞こえるだけの大変に静かなコースであったが、それでも2組4人の登山者が下から登ってきているのに遭遇した。王ヶ鼻から下ること1時間10分程で王ヶ頭への木舟コースの分岐に出逢い、小さなキャンプ場を抜けて下って行くと車道の走る桜清水へと出た。

 

 

〈王ヶ鼻〉

〈展望岩に安置された石仏群〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈王ヶ鼻の展望岩から松本方面を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ミヤマオトコヨモギ〉

 

 

 

 

〈王ヶ鼻から石切場への下山道を採った〉

〈静謐な八丁ダルミコースを下った〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈木舟コースの分岐まで下ると桜清水(石切場)はもう直ぐ〉

 

 

 

〈落葉松の森の中を下って行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ホタルブクロ〉

〈ベニバナイチヤクソウ〉

〈クサフジ〉

 

 

 

12:05 桜清水

  桜清水にはその水を使ったそばが名物の茶屋があった。王ヶ鼻をはじめ道標にあった「石切場」は直ぐその先にその跡があるとのこと。桜茶屋と石切場はほぼ同じ所と解して良いようであった。さて桜清水まで下ったものの、車を置いている三城いこいの広場まではまだかなり車道を歩かないといけなかった。山歩きの最後が舗装道路というのは経験上辛いことであった。車道には道標もなかったので、地図を眺めながら舗装の上を歩いた。

 

 

〈桜清水まで下ると車道に合流した〉

〈手打ちそばが名物の「桜清水茶屋〉〉

 

 

 

〈桜清水からは車道を歩いて三城いこいの広場へ戻る〉

〈三城荘前バス停のある交差点まで戻るといこいの広場は近い〉

 

 

12:53 三城いこいの広場

  桜清水から車道を歩くこと50分ほどで三城いこいの広場の駐車場戻ってきた。車道から見上げた王ヶ頭はもうガスが晴れているようであった。山中では昼食を摂るTPOがなかったので、下山したここでランチタイムを取った。この日は奥蓼科温泉郷の渋の湯に宿を予約していたので、食後に霧ヶ峰を経由してそこに向かった。

 

 

〈三城牧場から王ヶ頭を見上げる〉

〈三城いこいの広場の登山者用無料駐車場〉

 

 

〔山行所感〕

  信州遠征2日目も日本百名山の踏破を主目的とし、それを成就出来た。先ずは目出度し、目出度しと言ったところである。ただ前日よりは良かったものの、天気は相変わらず不安定で北・中央・南アルプスなどの大きな眺望はなかなか得ることができなかったのは残念であった。だが部分部分ではあったが、多様な景観や眺望を得ることが出来たので、先ずは満足出来た山行であったということにしておこう。明日は、百名山踏破目的を離れて、長年歩いてみたいと思い続けてきた北八ヶ岳の山域を歩く予定である。天気が更に好転してくれることを願わずにはいられない。【日本百名山踏破実績:門久 85座/100座、チャコ 78座/100座】

 

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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