タキガ谷ルートから登るバリエーションルート山行 吉和冠山(1,339.0m)・クルソン仏岩

広島県廿日市市吉和町

2014年8月31日(日)  山の会例会(門久参加)

 

 

 

 

 

 

〈ロウソク岩から人が立つクルソン仏岩と吉和冠山の山頂部を望む〉

 

 

 

所属する山の会の例会山行で吉和冠山のバリエーションルートを歩いてきました。

今年6月15日(日)のフカ谷遡行に続いての第2弾といったところで、今回はその東側のタキガ谷を辿りました。

山頂を踏んでからはクルソン仏岩に転戦し、その岩塔への登攀の指導を受けることが出来ました。

まだまだ我々には早過ぎる感じですが、いつかあの岩の上に堂々と立ちたいとの思いを強く持つこととなりました。

 

《山行記録》

一軒家8:30・・・・8:39中国道潜る・・・・8:46タキガ谷沿いの林道・・・・8:50ワサビ田・・・・9:04タキガ谷林道に出合う・・・・9:21タキガ谷大滝(中の谷・長平谷分岐)9:32・・・・9:49ワサビ田跡・・・・9:57三段の滝(一段目:簾の滝)・・・・10:00(二段目)・・・・10:01(三段目)10:08・・・・10:15休憩10:19・・・・10:21沢靴履き替え10:34・・・・10:38ワサビ田跡・・・・10:45登山靴履き替え・休憩10:57・・・・11:27稜線登山道出合・・・・11:45吉和冠山(1,339.0m)12:15・・・・12:50クルソン仏岩(登攀)14:01・・・・14:04分岐・・・・14:36タキガ谷林道出合14:43・・・・15:20一軒家

〔総所要時間:6時間50分、昼食・登攀・休憩等:2時間35分、正味所要時間:4時間15分、歩行距離:11.1q、累積標高差:±919m

 

 8:30 一軒家

  前回に続いて登山口は一軒家のタイヤチェーン着脱所。ここに車を置いて暫し吉和の街に向かって国道186号線沿いに歩き、大きな吉和の観光マップの立看板の後ろ辺りで山側に入り中国道のガードを潜ってから高速道沿いにタキガ谷へと向かった。林道はタキガ谷にぶつかると、方向を変えて渓谷沿いに山中へと入って行った。立派な道があるものだと感心していると、何のことはない、その林道はワサビ田までの作業道であるらしく直ぐ先のワサビ田で消えてしまった。荒れ果てた踏み跡がちょっとの間続いていたが、樹林の中にいつしかそれも消えてしまった。タキガ谷の右岸の傾斜面を巻きながら先に進もうとしたが、やがて行き場を失い、仕方なく尾根上に出てみると、一軒家方面から上ってきているタキガ谷林道に出合った。こうなっては仕方ないと、後は林道をその末端まで辿ることとした。

 

 

〈一軒家のタイヤチェーン着脱所から山行のスタート〉

〈暫し国道186線沿いに歩く〉

 

 

 

〈国道を離れて中国道のガード下を潜る〉

〈タキガ谷沿いの林道を辿る〉

 

 

 

〈ツリフネソウ〉

〈キンミズヒキ〉

 

 

 

〈ワサビ田〉

〈ワサビ田を過ぎると林道は荒れ放題〉

 

 

 

〈林道は消えて、ルートファインディングしながら樹林の中を行く〉

〈ルートを見失って急傾斜面を尾根に向けて登った〉

 

 

 

〈尾根上に上がると直ぐにタキガ谷林道に出合った〉

〈林道歩きが続く〉

 

 

 

〈フシグロセンノウ〉

〈林道の終点部でタキガ谷に沢に出合った〉

 

 

 9:21〜9:32 タキガ谷林道終点・タキガ谷大滝(中の谷・長平谷分岐)

  林道の終点は、タキガ谷がその上流部で中の谷と長平谷に分岐する二俣であった。中の谷側には大きな滝が懸かっており、豊かな水を落下させていた。我々はlこの中の谷を遡る予定であったので、ここはその右岸を巻いて中の谷へと入って行くこととした。懸崖を上って行くと、何と渓流沿いに微かではあるが確かな踏み跡が続いていることに気付いた。地形図に載っている破線の道の痕跡がまだ残っているようであった。渓流沿いに薮めいたものは一切なく、歩き易い林床が渓流に沿って続いていた。放棄されたワサビ田跡を過ぎると、やや傾斜がきつくなってきて、滝が続いた。三段の滝があると聞いていたが、そこがそれなのであろう、小さな滝が続いた後に、高く大きな滝が控えていた。その滝の本流にはワイヤーが張られており、それを辿っても濡れながら登れそうな感じでもあったが、我々はその左岸の懸崖を巻いて越えた。その先はもう大した滝もなく、一度沢靴に履き替えはしたが、その必要もないほどの歩き易いところであった。源流域に入って、水量も細くなってきたので渓流を離れて尾根伝いに登って行くこととした。苦にならない程の笹を掻き分けながら登って行くと、稜線部の登山道に出合い、そのまま山頂までその道を辿ることとなった。

 

 

 

 

 

 

 

〈中の谷と長平谷の分岐、中の谷には大滝が懸かっていた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈大滝の右岸の懸崖を登って巻く〉

 

 

 

〈大滝をアップで!〉

 

 

 

〈懸崖に立派なツチアケビの姿があった〉

〈大滝の上から中の谷を遡る〉

 

 

 

〈中の谷は美しい森に包まれた静謐な渓流だ〉

〈放棄されたワサビ田の跡〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈三段の滝の最下段と思われる簾のような滝

 

 

              〈三段の滝の中段の滝〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈三段の滝の最上部の滝は立派な大滝〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈三段の滝の飛沫はなかなかに凄まじい!〉

 

 

 

 

〈大滝の左岸の懸崖を巻いて登る〉

〈暫し穏やかな渓流が続く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈再び別のワサビ田跡に出合った〉

 

 

 

〈全般に沢靴を必要とするような瀬はない〉

 

 

 

〈源頭部が近くなり細い流れとなった中の谷〉

〈渓流を離れて尾根沿いに山頂を目指した〉

 

 

11:45〜12:15 吉和冠山(1,339.0m)

  いつも沢山の登山者で賑わっている吉和冠山の山頂であるが、この日は我々のほかには1組2名の男性登山者の姿があるだけであった。いつもはなかなか確保出来ない山頂北側の懸崖の上の展望広場を占拠してランチタイムとした。食事を終えて山頂を発とうとする頃に、単独行の男性登山者が展望広場へ来られた。2組3名の登山者が残った山頂を後に、我々はクルソン仏岩へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂北側の懸崖上の展望所でランチタイム〉

 

 

 

〈この日は静かだった吉和冠山の山頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈展望所からの西中国山地の核心部の眺望〉

 

 

 

 

〈昼食を終えてクルソン仏岩へと向かう〉

〈ヤマジノホトトギス〉

 

 

 

〈汐原への下山道が分岐する鞍部〉

〈鞍部からクルソン仏岩に向かってひと登り〉

 

 

12:50〜14:01 クルソン仏岩

  個人的には久々のクルソン仏岩であった。この日はここでクルソン岩への登攀のデモを拝見して岩トレに向けて大発奮しようとの趣旨であった。山の会の会長が我々の目の前で難なくオーバーハングした岩塔を登り切った。大いに刺激になることではあったが、なかなか後に続く者が出てこなかった。そんな中でM女史が果敢にチャレンジすることとなった。そして見事に登り切った。あとのメンバーは、宿題を背負って下山することとなった。いつか近いうちにチャレンジしたいもの。下山路は、クルソン仏岩近くの国体コース分岐から薮道に入り、程ない1,129メートルのピーク付近からタキガ谷に向けて尾根道を下るルート採りであった。最終局面はきつい傾斜面であったが、西の谷の大滝の直ぐ下流部のタキガ谷に出ることが出来た。後は、タキガ谷林道歩きが残っているだけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈クルソン仏岩への登攀開始!〉

〈オーバーハングした岩塔を怯むことなく登る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ロウソク岩から登攀した会長に喝采を送る!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈もう一名がチャレンジ!〉

〈ヤッタね!!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈国体コースの1,129m〉ピーク付近からタキガ谷に向けて下る

 

 

          〈最終部はなかなかの急坂!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈タキガ谷の渓流に出合った〉

 

 

 

 

〈タキガ谷林道に戻ってきた〉

〈後は林道歩きが残っているだけ!〉

 

 

 

〈キツリフネ〉

〈イヌトウバナ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ツリガネニンジン〉

 

 

 

〈オオバギボウシ〉

 

 

15:20 一軒家

  クルソン仏岩を出る直前に雨が降り始めたが、通り雨であったらしく下山の途中で止んでくれた。そんな天気の中であったが、クルソン仏岩から1時間20分の薮漕ぎ&林道歩きで一軒家まで下って来ることが出来たのは驚きであった。下山後は、直近の潮原温泉に入浴して薮山でたっぷりと掻いた汗を流した。

 

 

〈タキガ谷林道の車止め〉

〈一軒家のタイヤチェーン着脱所に無事の帰還〉

 

 

〔山行所感〕

  バリエーションルートで登る吉和冠山の第2弾は、タキガ谷遡行にクルソン仏岩への登攀が加わって多様な彩りを持ったものになった。今後もこの山域の調査研究の趣旨もあって、この企画は継続する見込みであると聞く。第3弾、第4弾・・・・と益々楽しみ具合が増してくるようである。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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