シコクブシの咲き始めた登山道を周回する 皿ヶ嶺(1,278m)

愛媛県東温市

2014年9月8日(月)    門久単独

 

 

 

 

 

 

〈秋風が吹き始めた竜神平〉

 

 

 

一週間前の9月2日(火)に久し振りに訪ねた皿ヶ嶺であったが、

その時は時間がなく短時間だけの散策であったので、

今回は竜神平、山頂へと脚を延ばして周回してみることとした。

竜神平、山頂への訪問は6月16日(月)以来のことであった。

 

《山行記録》

駐車場(気温18)9:25・・・・9:27風穴9:28・・・・9:40直登道分岐・・・・10:00ベンチのある休憩所10:03・・・・10:14竜神平10:32・・・・10:57皿ヶ嶺(1,278m)11;05・・・・11:10皿ヶ嶺三角点(1,270.5m)・・・・11:17十字峠・・・・11:31引地山分れ・・・・11:36丸太のベンチのあるテラス・・・・11:42旧道分岐・・・・12:02風穴12:03・・・・12:06駐車場

〔総所要時間:2時間41分、休憩等:0時間30分、正味所要時間:2時間11分、歩行距離:55q、累積標高差:±502m

 

9:25 駐車場

 晴れ渡った日の山行は久し振りのことであった。風穴直下の路側に車を停めた。平日だが、駐車場に5台、ここの路側に1台の先客の車が停められていた。先ずは無人の風穴に寄ってから、正面登山道を登り始めた。斜面のお花畑にはモミジガサ、ハガクレツリフネの花が多いのは1週間前と同じであった。レイジンソウの花の数は随分と増えてきていた。楽しみにしていたシコクブシの花はなかなか姿を現さなかったが、ジグザグを3度ばかり切って登って行ったところで、やっと1株だけ咲いていてくれた。

 

 

〈青空の下の皿ヶ嶺〉

〈風穴直下の路側に車を停めて山行開始〉

 

 

 

〈風穴〉

〈木漏れ日射す登山道を行く〉

 

 

 

〈モミジガサ〉

〈ハガクレツリフネ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈シコクブシが咲き始めた!今年初見の花〉

 

 

 

9:40 直登道分岐

  十字峠経由の山頂への直登ルートには入らずに竜神平への正面道を採った。稜線直下の巻き道を長々と辿るこの道は、花々を探索するには持って来いの道である。この日も多くの花々に出合うことが出来た。ここにはレイジンソウに加え、アキチョウジの花が随分と多くなってきていた。木製のベンチが設置された休憩所で小休止の後、ブナが密生する尾根を辿って竜神平へと進んだ。

 

 

〈直登道は採らず、竜神平への正面道を採った〉

〈キバナアキギリはまだ健在〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈軽装で行くグループ、何かの下見のよう〉

 

 

 

〈オオバショウマ〉

 

 

 

〈ガンクビソウ〉

〈キンミズヒキ〉

 

 

 

〈アキチョウジ〉

〈シロヨメナ〉

 

 

 

〈レイジンソウ〉

〈イシヅチウスバアザミ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヤマシグレ(実)〉

 

 

 

〈休憩所のベンチから上空を仰ぐ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナの古木〉

 

 

10:14〜10:32 竜神平

  3か月足らず訪ねていなかった竜神平であった。もう夏の水生植物たちは姿を消しているだろうとは思ったが、原っぱに入って歩いてみた。アカバナの花が多く見られたが、昨年までこんなにあっただろうか不思議な感じであった。夏草ではヌマトラノオがかろうじて咲き残っていてくれた。上空には秋の雲が流れ、原っぱも秋の風情に包まれ始めていた。原っぱの周回後に山頂へ向かった。路傍にはアキノタムラソウが咲き揃い、「もう秋ですよ」と登山者に告げているようであった。紅葉を迎える前のブナ林の樹間からくっきりとした石鎚山塊の姿が望めた。

 

 

 

 

 

 

 

〈竜神小屋〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈秋空の下の竜神平〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈コオニユリ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈アカバナ〉

 

 

 

〈オタカラコウ〉

 

 

 

〈咲き残っていたヌマトラノオ〉

〈ゲンノショウコ〉

 

 

 

〈ミゾソバ〉

〈オトギリソウ〉

 

 

 

〈アキノキリンソウ〉

〈キツネノボタン(実)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈早くも色づき始めたブナ林の灌木〉

 

 

           〈馴染みのツインのブナの樹〉

 

 

 

〈アキノタムラソウ〉

〈マムシグサ(実)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈樹間に石鎚山塊が覗く〉

 

 

 

10:57〜11:05 皿ヶ嶺(1,278m)

  皿ヶ嶺山頂は無人の静寂の世界であった。山頂に一本あるヤマナシの樹に実がまだ残っていないかと楽しみにして来たが、もうこの実は一個も残っていなかった。山頂から高知県との県境の大きな山々の眺望を楽しんから下山の途に就いた。十字峠、引地山分れを経て風穴へのルートを採った。稜線部の登山道で会いたくなかったマムシに遭遇した。皿ヶ嶺で初めて遭うマムシであった。やはりと言うか、当然と言うべきか、皿ヶ嶺にもマムシは生息しているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂から大川嶺方面を望む〉

 

 

 

〈皿ヶ嶺山頂〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ツリガネニンジン〉

 

 

 

 

〈十字峠〉

〈上林集落の棚田を俯瞰する〉

 

 

 

〈引地山分れ〉

〈オオバショウマの蜜を吸うハチ〉

 

 

 

〈丸太のベンチのあるテラス〉

〈トチバニンジン()

 

 

11:42 旧道分岐

  丸太のベンチのあるテラスを過ぎた急傾斜面の途中から直登道を外れて風穴に向かう旧道に入った。稜線直下の懸崖の下のお花畑を抜けて行く野趣に富んだ踏み跡である。ここにもシコクブシの花が咲いていないかと期待してのことであったが、モミジガサ、レイジンソウ、アキチョウジなどの花々が続く中に、ここでも一株だけ早咲きのシコクブシを見付けることが出来た。貴重な一株を写真に納めてから鬱蒼とした林の中を満足して下って行った。

 

 

〈旧道を経由して風穴へ下る〉

〈稜線部の断崖の下に拡がるお花畑〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈文字通り葉っぱに隠れるようにして咲くハガクレツリフネ〉

 

 

 

〈サワグルミの古木〉

 

 

 

〈ここにも一株だけシコクブシが咲いていてくれた〉

〈コフウロ〉

 

 

12:06 駐車場

  2時間40分ほどの時間をかけての周回を終えて風穴直下の駐車場所に戻った。やや早足の写真を撮りながらの山歩きであった。園地に植えられたナナカマドの実も紅くなっており、この標高1000メートル程の山域にも秋が来たことを告げているようであった。

 

 

〈風穴からデッキを辿ってみた〉

〈ナナカマドの紅い美〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈無事に下山〉

 

 

 

〔山行所感〕

  3か月足らずご無沙汰していた皿ヶ嶺の山頂部を周回して、確実に季節が進行していることを改めて感じ納得した。今年8月の不順な天候、大災害の発生と、不安感が日常の感覚のようになってしまったが、確実なリズムを刻んでいるのが自然の本来の姿なのであろう。この秋は、その確実な自然のリズムの恩恵を我々が堪能出来ることを切に願うものである。皿ヶ嶺でそんなことを思った。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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