秋の花々咲く山裾を散策 皿ヶ嶺・風穴周辺

愛媛県東温市

2014年10月10日(金)    門久単独

 

 

 

 

 

 

〈北斜面のお花畑の主役はシコクブシ〉

 

 

 

四国での滞在中は何かと用件がある。

それでも秋の花咲く山も気になって仕方がないので、このところ短時間でも散策がてら近くの山を歩き始めた。

この日も昼前の1時間半ほどの制限時間の中で、皿ヶ嶺の風穴の周辺を歩いてきた。

 

《山行記録》

上林森林公園駐車場10:12・・・・10:29風穴10:31・・・・10:48直登道分岐・・・・11:01丸太のベンチ10:05・・・・11:09尾根道出合・・・・11:16引地山分れ・・・・11:21丸太のベンチ・・・・11:32直登道分岐・・・・11:51上林森林公園駐車場

〔総所要時間:1時間39分、休憩等:0時間06分、正味所要時間:1時間33分、歩行距離:28q、累積標高差:±279m

 

10:12 上林森林公園駐車場

  上林森林公園の広い駐車場に車を停めて、先ずは園地の中を歩きながら風穴に向かうこととした。植え込みに繁っていたタカネハンショウズルはもう花を落として、完全に白髪の果球に変身していた。今年は沢山の花を付けて、今は良い歳を取った老人のような風貌だ。園地の草叢ではアキチョウジとキバナアキギリが意気軒昂に繁茂していた。この時期になって益々元気な様子には驚かされた。そう言えば、オタカラコウの黄色の花も妙に新鮮な感じである。秋深まってきて、一層美しくなる花々も心楽しいものだ。

 

 

〈この日の皿ヶ嶺〉

〈静かな上林森林公園、駐車した車は各所合わせても数台〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈タカネハンショウズルも果球に変身していた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈今年は沢山の花を付けていたようだ〉

 

 

 

 

〈秋深まってアキチョウジが益々元気!〉

〈キバナアキギリもアキチョウジに交じって健在!〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈青空に映えるナナカマドの紅い実〉

 

 

                    〈オタカラコウ〉

 

 

10:29〜10:31 風穴

  風穴に立ち寄った。この時期はここには特別な事柄はない。ただ背後の林の樹々が黄緑色を増してきているように感じたのは気のせいばかりではないだろう。時間の制約もあるので、皿ヶ嶺登山道に移って暫しジグザグを描きながら北面の斜面を上がって行った。夏の間賑やかだったその斜面のお花畑は、今はシコクブシの独壇場といったところだ。最終盤のハガクレツリフネやモミジガサの花が少しだけ交じっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈風穴の背後の林も薄く色づき始めたようだ〉

 

 

             〈皿ヶ嶺登山道を暫し歩く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈可愛い玩具の人形のようでもある〉

 

 

 

〈お花畑はシコクブシの独壇場〉

 

 

 

〈白っぽいシコクブシの花も・・・〉

〈ハガクレツリフネはもう最終盤〉

 

 

10:48 直登道分岐

  制限時間内には竜神平までも行けないので、十字峠方面への直登道に入って引地山分れのある尾根上まで上がり、その後引き返すこととした。直登道の沿道の林床にはジンジソウがあちこちに花開いていた。暗い林の中に落下したハンカチが真っ白に輝いているような風情はなかなかに良いものであった。急斜面に拡がるブナの林の中の気の早い樹はもう色付き始めていた。この辺りは季節の進行は、ちょっと早いようであった。丸太のベンチが置かれたテラス状の台地から稜線部へと上がり、少しだけその尾根道を歩いて引地山分れに到達した。

 

 

〈直登道に入ってみる〉

〈頭上のブナの葉は色付き始めたようだ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈林床で白く輝くジンジソウ〉

 

 

 

〈丸太のベンチで小休止〉

〈引地山へと続く尾根筋に上がってみた〉

 

 

11:16 引地山分れ

  引地山分れから丸太のベンチにあるテラスに戻り、そこから登って来た道を下ることとした。下りながら見る北面の林は、一層秋色に色付いてきているようであった。こうしてゆっくりと山道を歩いてみると、日々秋が深まって行っている風情を感じとることが出来たように思えた。季節の進行に合わせて、健気に咲いたり、実を付けたりしている花々もやはり愛しいものであった。

 

 

〈今日は「引地山分れ」まで、ここから下ることに・・・〉

〈ガンクビソウ〉

 

 

 

〈オオバショウマの花は結実していた〉

〈ツルニンジンの蕾のようだ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈この一角はひと足早く紅葉を始めていた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈すっかり葉を落とした樹も・・・〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈登山道を楽しくさせてくれるシコクブシの花〉

 

 

 

11:51 上林森林公園駐車場

  約1時間半の散策を終えて森林公園の駐車場に戻った。近くの杉林の林床がアキチョウジの群落の紫色に染められていたのには驚いた。初夏にはコンロンソウの白色に覆われるが、どちらも平凡な花ながらそれらが群落を形成すると凄いことになるものである。駐車場の脇の草叢には、ナギナタコウジュが咲いていた。掌にその花の香りを移して嗅いでみた、秋本番の訪れを感じさせてくれる香りであった。

 

 

 

 

 

 

 

〈杉林の林床を埋め尽くしたアキチョウジの群落〉

 

 

 

 

〈ナナカマドの紅い実が季節感を深める〉

〈強い香りのナギナタコウジュ(シソ科)〉

 

 

〔山行所感〕

  1時間半ほどの狭い範囲での散策であったが、皿ヶ嶺のこの山域は花々や季節の移ろいの諸相をそこかしこに見せてくれて、大変に濃密な時間を過ごさせてくれた。また改めてこの山の多様さ、奥の深さを感じることが出来た。豊かなこの山の自然に乾杯!

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の散策の軌跡〉

 

 

 

 

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