八ヶ岳で雪山実践山行 赤岳(2,899.2m)
長野県茅野市
2015年1月10日(土)〜12日(月・成人の日) 門久が参加
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〈中山展望台から望む赤岳の威容(1月10日)〉 |
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所属する山の会の雪山実践山行に参加して南八ヶ岳へ行ってきました。
昨年末から数々のトレーニングを積んでの実践山行でした。
赤岳鉱泉をベースにして、主峰赤岳から横岳、硫黄岳を縦走(周回)する計画でした。
天気予報は縦走する中日だけが芳しくなく気懸りでしたが、
さてその顛末は・・・・!?
《1月10日(土)・第1日目》
《山行記録》
美濃戸口6:22・・・・7:22赤岳山荘7:33・・・・7:38美濃戸山荘7:46・・・・8:24(休憩)8:29・・・・8:45堰堤広場・・・・9:21(休憩)9:30・・・・10:00赤岳鉱泉 〔総所時間:3時間38分、休憩等:0時間33分、正味所要時間:3時間05分、歩行距離7.5q、累積標高差:+856m、−122m〕 赤岳鉱泉12:22・・・・12:43ジョウゴ沢(スタンディングアックスビレイ訓練)14:30・・・・14:44赤沢鉱泉14:47・・・・15:00西岳西壁眺望15:03・・・・15:28中山乗越・・・・15:35中山展望台15:44・・・・15:47中山乗越・・・・16:08赤岳鉱泉 〔総所要時間:3時間46分、訓練・休憩等:1時間59分、正味所要時間:1時間47分、歩行距離:3.6q、累積標高差:±370q〕 |
6:22 美濃戸口
前夜午後8時にJR山陽線宮内串戸駅前を10人乗りのレンタカーカーで発って、宮島スマートIC〜山陽道〜中国道〜名神道〜東名道〜中央道〜南諏訪ICを交替で運転して、早暁5時25分に登山口の美濃戸口に到着した。気温氷点下10℃とのことであったが、あまり冷たく感じなかった。手早く車中で朝食を摂ってから登山支度を整えた、午前6時22分に駐車場を出発した。美濃戸口から約3キロメートル行ったところにある赤岳山荘までは車が入れるので、雪の上に着いた轍を踏みながらの歩行となったが、適度に巻き道があってストレスは余り感じなかった。ちょうど1時間で赤岳山荘に着いた。赤岳山荘のすぐ先に車止めがあり、その先は一般車の通行は不可のようであった。直ぐに美濃戸山荘があり、そこで大休憩を取った。その先も車道を辿ったり、登山者用の迂回路に入ったりしながら進み、赤岳山荘から約1時間で車道の終点である堰堤広場に到達した。
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〈早暁、凍て付く美濃戸口に到着し登山支度を整えた〉 |
〈赤岳鉱泉に向けて長い雪道歩きが続く〉 |
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〈行く手に美濃戸中山を望みながら赤岳山荘付近を行く〉 |
〈美濃戸山荘前で休憩を取る〉 |
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〈シラビソの森を抜けて行く〉 |
〈雪中の休憩、少しばかり行動食を摂る〉 |
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8:45 堰堤広場
堰堤広場からは山道となり、柳川北沢の流れに沿って赤岳鉱泉を目指した。行く手には横岳西面の岩壁が望めるようになり、陽もこの谷間に射し込んでくるようになって、なかなかに良い雰囲気になってきた。山に入ってきた幸福を感じる瞬間であった。沿道の積雪はそんなに多くなく、綿雪の中を行くようで歩行するのに難儀はなかった。やがて視界の中に大同心の岩場ははっきりと入って来るようになると、赤岳鉱泉はもう直ぐと感じることが出来た。
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〈堰堤広場まで来ると行く手に稜線部が見えてきた〉 |
〈河原に咲く氷の花〉 |
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〈柳川北沢に沿って行くほどに大同心が見えてきた〉 |
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〈谷間にも朝の陽光が届き始めた〉 |
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10:00〜12:22 赤岳鉱泉
美濃戸口から3時間30分余をかけて赤岳鉱泉に到着した。人工氷瀑のアイスキャンディが出迎えてくれた。チェックインを済ませてから暫し小屋で寛ぎ、昼食も小屋食を摂った。カレーが6種類もあって、何にしようかと迷うほどであった。食後は、近くのジョウゴ沢で雪中トレーニングをしようということになって、装備を整えて出掛けることにした。
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〈赤岳鉱泉に到着、アイスキャンディがお出迎え!〉 |
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〈赤岳鉱泉の背後に大同心、小同心が屹立する〉 |
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12:43〜14:40 ジョウゴ沢
ジョウゴ沢はアイスクライミングの聖地のようなところと言えようか。赤沢鉱泉から硫黄岳への登攀路を10分足らず辿った地点で右に分れて谷を進むと10分もすればF1の氷瀑が立ちはだかっていた。この先に10を超える氷瀑がありクライマーが立ち向かうという。我々はこのF1の直ぐ下流部の斜面を利用してスタンディングアックスビレイのトレーニングを行った。斜面の雪がパウダースノーでゲレンデの滑りが悪かったので、滑落停止の訓練も兼ねて滑り落ちて雪を固めた。訓練は雪上での確保、なかんずくリードの確保を主眼にした。ビレイヤ―と滑落するリードの両方の役をこなすと、スタンディングアックスビレイの何たるかを少し覗き見た気持ちになった。
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〈ジョウゴ沢F1の下流域から硫黄岳を仰ぎ見る〉 |
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〈ジョウゴ沢の斜面を踏み固めてトレーニングのゲレンデを作る〉 |
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〈滑落停止の訓練も兼ねてゲレンデを固める〉 |
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〈二手に分かれてスタンディンツアックスビレイのトレーニング〉 |
〈滑落するリード役も大変!〉 |
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〈F1を次から次に登って行くクライマーの列が続いた〉 |
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〈訓練ゲレンデからF1、硫黄岳が望めた〉 |
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〈我々も小さな滝でアイスクライミングの真似事を楽しんだ〉 |
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14:44〜14:47 赤岳鉱泉
ジョウゴ沢で2時間程のトレーニングを行って赤岳鉱泉に戻ったが、まだ早い時間であったので小屋の奥にある展望台に脚を延ばして山の眺望を楽しもうということになった。小屋に立ち入らずにそのまま行者小屋への道を採った。小屋から15分程行くと行く手の頭上に見事な横岳西面が望めた。日陰となった樹林の上に拡がる白亜の峰の連なりはそれは荘厳であった。大同心、小同心がピーカンの青空に映えていた。この先まだ中山展望台まで行こうと言うので、不承不承ながらも行くこととした。翌日は早暁にここを通る予定であるし、天気予報も芳しくないことから、この日に眺望を得ておくことがベターなことは分っていた。
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〈赤岳鉱泉から中山乗越への途中から横岳西面を見上ける〉 |
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〈大同心、小同心を見上げる〉 |
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〈通過するのも難儀そうな横岳西面核心部〉 |
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15:35〜15:44 中山展望台
中山乗越で行者小屋への道から分れて山中展望台への枝道に入った。急坂を少しの間辛抱して登れば小ピークの上に達した。眼前に阿弥陀岳と赤岳の大きな山体が聳えており、先ずはこれに圧倒された。更に気付くと、赤岳の左手には横岳から更に硫黄岳に続く尾根が続いており、これらの大パノラマにやはり登って来て良かったと納得した。それから暫くはこの眺望に見入り、写真を撮り、最後にはそこに居合わせた写真家に記念写真を撮ってもらってから小屋への帰路に就いた。
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〈中山展望台からの大同心〜横岳〜赤岳〜中岳〜阿弥陀岳の大パノラマ〉 |
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〈中山展望台の正面に展開する赤岳〜中岳〜阿弥陀岳の大眺望は圧巻だ!〉 |
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〈赤岳北西壁〉 |
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〈中山展望台から望む大同心、小同l心、横岳西面〉 |
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16:08 赤岳鉱泉
午後4時過ぎには赤岳鉱泉に戻り、電気の通じた部屋の炬燵を囲んでの酒盛りとなった。標高2200メートルの雪深い寒冷の地で炬燵に温まりながらの酒席とは贅沢の極などと思いながら、小屋食堂での夕食を挟んで消灯時間の午後9時頃までその席は続いた。
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〈赤倉鉱泉の今宵のメインは豚肉のシャブシャブだ!〉 |
〈消灯時間まで部屋の炬燵を囲んでの酒盛りが続いた〉 |
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《1月11日(日)・第2日目》
《山行記録》
赤岳鉱泉4:44・・・・5:16中山乗越5:22・・・・5:30行者小屋5:49・・・・5:58中岳沢分岐・・・・6:50(2628mポイント)6:53・・・・7:10稜線出合・・・・7:51赤岳(2,899.2m)7:56・・・・7:57赤岳頂上山荘7:59・・・・8:26赤岳天望荘9:47・・・・9:52地蔵尾根分岐・・・・10:50行者小屋・・・・11:03中山乗越11:09・・・・11:25赤岳鉱泉 〔総所要時間:6時間41分、休憩等:2時間02分、正味所要時間:4時間39分、歩行距離:6.7q、累積標高差:±919m〕 |
4:44 赤岳鉱泉
2日目の朝は午前3時過ぎに目覚めて、持参の朝食を摂ってから今回の主目的である赤岳から硫黄岳までの稜線の縦走に出掛けることとした。まだ暗い中で見る空に星はなく、かと言って雪や雨が降っている様子もなかった。予報通りの曇空かと思いつつ午前4時44分にヘッドランプを点して小屋前を出発した。中山乗越までは前日に辿った道であった。中山乗越を過ぎると緩やかな下りの道となり、10分もかからないうちに行者小屋に到達した。
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〈早暁赤倉鉱泉を出発〉 |
〈ヘッドランプの明かりを頼りに中山乗越を越える〉 |
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5:30〜5:49 行者小屋
行者小屋で少々渋滞している間に、同行していたこの日阿弥陀岳北稜のバリエイションコースにチャレンジする3人が先に出発した。それに遅れて、我々縦走部隊6名が行者小屋を出立した。約10分で中岳沢の分岐を右に分けていよいよ文三郎尾根に取り付いた。赤岳山頂まで2時間近い時間を要する険路に身構える気持ちになった。赤岳と阿弥陀岳を結ぶ稜線に突き上げるように続く急峻な尾根道を楽は出来ないと諦めたような気持ちで登って行った。中程まで登って行くと、下りでよくアイゼンを引っ掛けて滑落事故が起こるという鉄階段が続いた。今は積雪が多く、階段はほぼ雪に埋まっておりアイゼンを引っ掛ける心配は少ないようであった。この辺りで森林限界を抜けたようで、急に烈風が吹くようになった。夜が明けても周囲はガスに包まれて、眺望な全くなかった。手は冷たく、顔面を烈風が叩いた。鉄階段を登り切った烈風吹く標高2628メートル地点で、それまで一緒に登ってきた2名が体調不良で下山することとなった。全員での下山が好ましいと思ったが、意見整わずでベテランである2名で下ってもらい、残りの4名は登攀を続けることとなった。その後は、岩交じりのリッジが続き阿弥陀岳との稜線に出合った筈であったがそれには気付かなかった。相変わらず続く岩交じりの尾根筋を辿って行って、権現岳へと続く主稜線に出ると赤岳の山頂は直ぐであった。
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〈行者小屋前のテント場〉 |
〈行者小屋にも早立ちの人の影が・・・〉 |
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7:51〜7:56 赤岳(2,899.2m)
赤岳の山頂に達したものの、相変わらずガスに包まれ烈風が吹き付けており、立っているだけでも大変な状態であった。行者小屋を出て以降、暗闇や悪天候のために写真を一枚も撮っていなかったので、せめて山頂の記念写真だけでも撮りたいとポケットに入れていたコンデジを出してみたが、あまりにも気温が低くカメラがフローズン状態でシャッターが切れなかった。他のメンバー2人もコンデジを出してくれたが、それらも同じ状態であった。山頂の気温は氷点下約20度、体感温度では氷点下30度ほどとのことであった。赤岳山頂での写真を諦めて早々に下ることとした。頂上山荘で風を避けることが出来なったので、そこはほぼ素通りして冬季営業をしている赤岳展望荘へと下って行った。
8:26〜9:47 赤岳天望荘
赤岳天望山荘は烈風吹く赤岳稜線上にあって、アオシスのようなところであった。ストーブの紅い炎が燃えて、周りに置かれた水のタンクが凍らないように温めていた。我々はそのストーブの火と共に過ごすことが出来た。この悪天に硫黄岳までの縦走は諦めて、地蔵尾根を行者小屋へと下ることとした。これから下ると、赤岳鉱泉で過ごす時間も長くなるので、ここ天望荘でゆっくりとすることとした。M氏と私は朝ごはん代わりにおでん定食を頂いた。また、トイレも借りたが、この稜線上にあっても温かい便器に感服した。結局天望荘で1時間半程過ごして下山の途に就くこととした。天望荘から5分程横岳方面に行ったところに地蔵尊が祀られており、そこから行者小屋へと下る急な尾根が下っていた。独りで下るには恐過ぎるほどの急で細い雪に覆われた尾根が続いていた。夏には鎖が張られている道筋のようであったが、鎖は雪に埋もれて見えなかった。いずれにしても、一旦滑り出したらちょっと手に負えないような急な崖のような道であった。そんな尾根を標高差160メートル程下った標高2,550メートル程の所で樹林帯に入り、そこでコンデジを出してみると撮影可能となっていた。更に下って行くと、ガス帯の下に出て、久し振りに眺望を得た。道は徐々に緩やかになって、天望荘を出てから約1時間で行者小屋の裏手に出ることが出来た。
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〈地蔵尾根を樹林帯まで下ってきた、標高2,550mほど〉 |
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〈ガス帯を抜けると美濃戸の谷間の眺望が広がった〉 |
〈樹林越しに稜線部を見上げるも濃いガスの中〉 |
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10:50 行者小屋
もう行者小屋に寄る用事もなかったので、小屋裏の分岐から中山乗越に直接上がった。乗越で休憩を取っていると、早朝に分れて阿弥陀岳の北稜コースに入った筈のA、Mの両氏がやって来た。聞いて驚いたことには、登り初めにちょっとした事故があり登攀を断念して赤岳に進路を変えて登っていたとのこと。山では本当に何が起こるか分らないものだ。事故とは言え、大したことにならなくて本当に良かった。かくして、6名で中山乗越から赤岳鉱泉への帰還となった。
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〈行者小屋〉 |
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11:25 赤岳鉱泉
各所で時間調整はしたものの、赤岳鉱泉には昼前に戻ることとなってしまった。荷物を片付けて、小屋で昼食を摂ってもまだ昼過ぎであった。昼ご飯に食べた、小屋の味噌ラーメンがこれまた逸品であった。小屋の炬燵に電気が通じるのは午後3時であったが、それを待たずに部屋で酒盛りを始めた。前日にこの日がメインの酒盛りにとセーブして残していた酒類を全部出した。午後5時半過ぎに小屋の夕食があったが、それを挟んで午後1時過ぎから午後9時頃までの長時間に亘って飲んでいたことになる。そんなに酒を持ち上げていたとは・・・!午後8時過ぎからあった、地域の遭対協による八ヶ岳山行域での遭難状況の講和も聞いて、午後9時過ぎの消灯でお開きとなった。
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〈今宵のメニューは赤岳鉱泉名物のステーキ〉 |
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〈Dさんから赤ワインのプレゼント〉 |
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《1月12日(月)・成人の日・第3日目》
《山行記録》
赤岳鉱泉7:13・・・・7:54堰堤広場7:55・・・・8:27美濃戸山荘8:36・・・・9:24美濃戸口 〔総所要時間:2時間11分、休憩:0時間10分、正味所要時間:2時間01分、歩行距離:7.1q、累積標高差:+107m、−839m〕 |
7:13 赤岳鉱泉
最終日の3日目は下山してから、長駆して広島まで帰る計画であった。午前5時過ぎに起床して、午前6時からの朝食の列に並んだ。朝食後に荷物を担いで外に出て、テント泊をしていたバリエーションン部隊のテントの撤収を待って下山の途に就いた。前夜来の新雪が積もっていたが、早起きの人々のトレースがあり壺足のままで無難に歩けた。下る程に空も晴れ始めて、気温も徐々に上がってきた。最後は明るい陽光の中を登山口の美濃戸口に下山した。
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〈朝食後に赤倉鉱泉を発って下山の途に〉 |
〈前夜来の新雪を蹴って下り行く〉 |
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〈堰堤広場で下り来た道を振り返る〉 |
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〈御小屋尾根の上空が晴れて来た〉 |
〈落葉松の森を抜けると、間もなく美濃戸口だ!〉 |
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9:24 美濃戸口
登りに3時間30分ほどを要した道を、下りは2時間で下った。駐車場に停めていたレンタカーもすっぽりと雪を被っていたが、走行に問題はなかった。取り敢えず中央道の諏訪湖SAまで車を走らせて、サービスエリア内にある温泉で3日間の汗を流してから、昼食を摂り、土産物を調達した。その後は、行きと同じく交替して運転をして、中央道〜東名道〜名神道〜京滋バイパス〜名神道〜中国道〜山陽道を駆けて、午後8時半にJR山陽線宮内串戸駅前に無事に帰ることが出来た。私は、午後8時前に山陽道沼田PAで一足早く下ろしてもらった。
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〈美濃戸口に建つ八ヶ岳山荘〉 |
〈雪を被った我らがレンタカー〉 |
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〈帰路の諏訪湖SAから仰ぐ南八ヶ岳の稜線はまだ雲に覆われていた〉 |
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〔山行所感〕
初めての本格的な冬山登山であった。天気は3日間のうち中日に崩れて、厳しい天候下での登山となったが、お陰で多様な冬の高山の諸相を見ることが出来たように思う。寒さ対策が肝要と、ハードシェルを含めて衣類に万全を期したが、これはほぼ成功と言えた。ただ烈風吹く赤岳に登っている間に、結局は軽い凍傷を負うことになってしまったが、これは手袋のレイヤリングやバラクラバの使用法にちょっとした油断があり、指や肌を十分に寒気から遮断していなかったり、寒気に晒したりてしまったことに起因すると思う。反省点はあるが、冬山も楽しいものだ。またステップアップの訓練に取り組んで、チャレンジして行ければと思う。
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〈三日間の軌跡〉 |
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