県境尾根から尾崎沼へ下る周回ルート 鷹ノ巣山(943.3m)

広島県山県郡北広島町、島根県浜田市

2015年2月21日()    仁王さん夫妻+チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈県境尾根から雪で真白な尾崎沼、遙かに八幡の集落を望む〉

 

 

 

アメダスでは北広島町八幡のこの日の朝の積雪は132センチメートルという。

この日は、仁王さん夫妻を誘って、鷹ノ巣山から県境尾根を辿って尾崎沼に下る積雪期ならではの山行を挙行することとした。

以前から温めていたコースで、雪がたっぷりあって天気も夜までは持つとのことなので、心躍らせながら出掛けた。

 

《山行記録》

 明元寺前9:40・・・・10:04アサギ荘10:13・・・・10:24衣類調整12:27・・・・10:42衣類調整10:44・・・・10:51作業用林道に入る・・・・10:59衣類調整11:02・・・・11:10分岐11:12・・・・11:17県境尾根にタッチ11:22・・・・11:27作業林道終点11:32・・・・11:35渡渉11:46・・・11:46林道に復帰・・・・12:06県境広場12:09・・・・12:1312:29・・・・12:37鷹ノ巣山(943.3m)13:22・・・・13:2713:31・・・・13:42小ピーク・・・・13:48鞍部・・・・14:02標高897mポイント(小ピーク)・・・・14:27小ピーク・・・・14:28下降ポイント・・・・14:53尾崎沼池畔・・・・15:28尾崎沼堰堤15:31・・・・15:40作業小屋(駐車場)・・・・15:49町道出合15:51・・・・15:59明元寺前  (11,880歩)

〔総所要時間:6時間19分、昼食・休憩等:1時間53分、正味所要時間:4時間26分、歩行距離:9.2q、累積標高差:±403m

 

9:40 明元寺前

  まだ深い雪が残っている八幡であるので、車の駐車場所の確保を懸念していたが、八幡湿原入口に近い明元寺前の広い町道の路側が綺麗に除雪されており、そこに停めさて貰うことにした。登山支度をしてから、八幡の雪景色を眺めながら除雪された町道を東へ歩いて、鷹ノ巣山頂直下の県境広場へと続く林道の入口に向かった。

 

 

〈明元寺前の除雪された路側に車を停めさせてもらった〉

〈除雪された町道で集落を抜けて行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈柴木川越しに東八幡の集落、掛頭山を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈集落の南に臥龍山が聳える〉

 

 

 

10:04〜10:13 アサギ荘

  町道の除雪区間が終わる地点から林道が北の谷間に入って行っていた。その道も直ぐ先のアサギ荘という建物の前で除雪が終わっていた。アサギ荘前でスノーシューやワカンを履いてその林道を辿って県境尾根を目指した。たっぷりの湿っぽい雪であったが、さほど足も沈まず歩き難い道ではなかった。県境広場までの距離の半分を過ぎて谷間がぐっと狭まって来た直後に林道の傾斜が急になってきたので確認してみると、本来の林道から外れて別の作業用林道らしき道に入っていた。その道は県境尾根の東面を巻きながら高みに上って行っていた。この日の行程は距離も短く、早く下山が出来そうであったので、少しばかり冒険をする気になって間違って入った道を楽しむこととしてそのまま進んだ。作業用林道は途中で左右に分かれ、そこは右手の道を採ってなお上って行くと、一度県境尾根の一角にタッチをしてから尚も東面を巻いて進み、やがて行き止まりとなってしまった。右手下の谷間に本来の林道が通っているようであったので、行き止まり地点から斜面を下って行くと、深い渓流を挟んでその林道が確認出来た。何とか渓流を渡れる地点を捜して林道に出てから、深い雪に埋まった林道を辿って県境広場へと向かった。

 

 

〈アサギ荘前で町道から林道に入った〉

〈雪に覆われた林道を県境広場へと向かう〉

 

 

 

〈1メートルをゆうに超えた雪の道をスノーシュー、ワカンで行く〉

〈本来の林道から外れたが、その儘作業用林道を行くことに・・・〉

 

 

 

〈作業用林道はドンドンと高みへと登って行った〉

〈下山路に使う予定の県境尾根まで上がってきた〉

 

 

 

〈分岐から約1.1q上がって道は雪止まりになった〉

〈本来の林道に戻ろうとすると深い水路にブロックされた〉

 

 

 

〈何とか水路を渡って林道に戻った〉

〈深い雪に埋もれた林道を登り行く〉

 

 

12:06〜12:09 県境広場

  アサギ荘から2時間近く掛かって県境広場に到達した。冒険行で1時間以上の余分な時間を使ったようであった。広場の広々した雪面に落書きをしてから、ここから西に延びる林道を辿って鷹ノ巣山を目指した。5分もせぬ間に県境の峠に出た。その先から芸北の眺望が開けているので山頂に向かう前にその眺望を楽しんだ。芸北の名峰や島根県県境の峰々が見事であった。峠に戻ってから、北の斜面に入って灌木の間を縫って鷹ノ巣山の山頂にアタックした。

 

 

〈県境広場に到達〉

〈県境広場から林道辿ると直ぐに県境の峠であった〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈芸北の峰々が一望出来た〉

 

 

 

12:37〜13:22 鷹ノ巣山(943.3m)

  峠から10分もかからぬ時間で山頂に到着した。灌木が少しだけ切り開かれた広場らしい空間を踏み固めてランチタイムの休憩を取った。もとより先人などいる訳はなかった。食後は峠へと戻り、そこから県境尾根を辿ることとした。なかなかその取り付きが分り難かったが、桧の植林地と自然林の境目に入っていけば迷うことがないことが分った。後は、灌木や手入れが出来ていない桧の小枝などで歩き難いものの、その境目がずっと続いているのでそれに沿って進んでいけば良いだけであった。小刻みなアップダウンが数回続いたが、ややきつい上りはあっても高低差や距離はさほどないのでそんなに大変な尾根歩きでもなかった。最後の小ピークに乗ると、樹間に尾崎沼や臥龍山、掛頭山が見えた。尾崎沼がほぼ全面白い雪に覆われているのには驚いた。

 

 

〈鷹ノ巣山山頂〉

〈灌木が多く、山頂からの眺望は良くない〉

 

 

 

〈山頂を下って峠から県境尾根を辿る〉

〈左は広島県側の桧の植林地、右は島県側の自然林〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈県境尾根から鷹ノ巣山を振り返る〉

 

 

 

 

〈県境尾根は小刻みなアップダウンをしながら西に続いていた〉

〈県境尾根から臥龍山の大きな山体を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈眼下に白く広々とした空間が広がっていた、雪に覆われた尾崎沼であった〉

 

 

 

14:28 県境尾根からの下降ポイント

  県境尾根から分岐するこの山域の尾根筋は特に際立ったものがないことから地図読みには苦労するだろうと考えて、GPSに予定のトラックをアップロードして持参していた。県境尾根から尾崎沼への下降ポイントは迷うことなく直ぐに分ったが、南へ下る尾根に乗ってから途中でひとつ隣の小尾根に入ってしまったようで、その時に予定の尾根に戻るのにGPSが役に立ってくれた。この尾根の末端近くはかつて鳥の巣箱の観察会に来たことがあったが、今回その巣箱が県境尾根までずっと設置されていることを知った。尾根を下って尾崎沼の最奥の湿原の傍に出た。この尾崎沼最奥からの脱出行が意外に大変であった。幾筋もの水路を渡らないといけないが、1メートルを超える積雪が水路を渡る細い橋の上に積もり、その上を渡るのはまるで曲芸のようであった。雪の下にある木橋などはまるで細い割り箸の如く見えた。橋が見付からなければ、水路に落ちることも覚悟で飛翔せざるを得なかった。それに、池畔に延びている遊歩道の位置はまったく分らなかった。水際に寄り過ぎると、池の中に落ちる懸念があったので、気を付けながら進んだ。何かと気を使いながらの脱出行であった。

 

 

〈県境尾根から尾崎沼への下降点に鳥の巣箱を示すテープがあった〉

〈南へと下る尾根に乗った〉

 

 

 

〈尾根を一筋誤って緩斜面をトラバースする〉

〈巣箱を追うように尾根筋を淡々と下った〉

 

 

 

〈尾崎沼最奥の湿地の脇に出た〉

〈最奥から見た尾崎沼〉

 

 

 

〈水路に架かる橋の上に堆く雪が積もって、橋を渡るのも曲芸のよう〉

〈池畔に僅かに残る水面、あとは雪で覆われていた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈池畔から見た尾崎沼はまるで広い雪原のよう〉

 

 

 

15:28〜15:31 尾崎沼堰堤

  尾崎沼の堰堤まで下って来るとひと安心であった。とは言え、厳冬期にここまで入って来る行楽客は皆無のようで、人の通った足跡やトレースは全くなかった。静寂に包まれた尾崎沼は池面に雪が積もり四周純白の世界であった。こんな尾崎沼や八幡湿原は初めて見る光景であった。その後、雪の中とは言え旧知の道筋を辿って八幡の集落へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

〈尾崎沼の堰堤は雪で随分と低くなっていた〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈堰堤上から眺めた純白の池面〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈堰堤下の湿地も雪で埋もていた〉

 

 

 

 

〈赤松の林を抜けて八幡の集落へと向かう〉

〈無雪期には駐車場となる広場の作業小屋も深い雪の中〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈臥龍山を望む八幡の集落に戻って来た〉

 

 

 

15:59 明元寺前

  早々に下山出来るだろうと思っての山行であったが、予想より数時間遅れて午後4時に車を停めた明元寺前に戻った。冒険をしたり、思わぬ困難に出逢ったりで、時間をどんどん使うこととなった。やはり自然相手のことは、物事を安易に考えてはいけないということのようだ。

 

 

〈除雪された町道脇でスノーシュー、ワカンを外す〉

〈明元寺前に無事の帰着〉

 

 

〔山行所感〕

  「鷹ノ巣山〜県境尾根〜尾崎沼」の踏破をいう長年の想いを成就出来て良い一日となった。また、全面真っ白の雪に覆われた尾崎沼など想定外の景観に、身近なところでもやはり四季折々出掛けてみることの重要性を改めて認識した。県境広場への上りでの冒険で、あさぎ荘方面から鷹ノ巣山への最短距離ルートを見出すことが出来た。今回通った作業用林道と思われる道が、無雪期にどんな状態かは分らないが、この道が四季使えるなら、この道から県境尾根に乗り鷹ノ巣山を狙うことが可能になる。意外に面白いルートかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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