春山の風情の深雪の嶺を歩く 恐羅漢山(1.346.4m)・旧羅漢山(1,334m)

広島県山県郡安芸太田町

2015年3月17日(火)    チャコ&門久

 

 

 

 

 

 

〈恐羅漢山々頂から北方向を望む〉

 

 

 

好天の予報に、今冬行っていなかった恐羅漢山を歩いてきた。

前日に白木山の上三田コースを歩いた疲労は残っていたものの、

一緒に行く予定だったチャコを連れていけなかったので、その穴埋めの意味もあった。

春めいた一日で、寒くなく冷たくない雪山を楽しんできた。

《山行記録》

 

牛小屋高原駐車場9:51・・・・9:53登山口・・・・9:56かやばたゲレンデ・・・・10:08百本杉・・・・10:09ワカン装着10:18・・・・10:56主稜線出合11:00・・・・12:10恐羅漢山(1,346.4m)12:15・・・・12:27平太小屋原・・・・12:45旧羅漢山(1,334m)13:23・・・・13:32平太小屋原・・・・13:59恐羅漢山(1,346.4m)14:04・・・・14:22標高1,250mポイント(主稜を外れる)・・・・14:57夏道出合・・・・15:02かやばたゲレンデ・・・・15:05登山口15:06・・・・15:09牛小屋高原駐車場  (9,954)

〔総所要時間:5時間18分、昼食・休憩等:1時間25分、正味所要時間:3時間53分、歩行距離:6.5q、累積標高差:±539m

 

 

 9:51 牛小屋高原駐車場

  スキー場は営業中であったが牛小屋高原の駐車場に停められている車は2台のみであった。好天の下、駐車場の周りも雪はたっぷり!湿り気は多いがしっかり締まっているようなので、ワカンを携行しての山行とした。先ずは壺足で登山口をスタートし、かやばたゲレンデ下を経由して百本杉を目指した。夏道に沿って登山者のトレースがあった。

 

 

〈牛小屋高原駐車場から砥石郷山を仰ぎ見る〉

〈登山口〉

 

 

 

〈かやばたゲレンデ下を通過〉

〈夏道に沿って登山者のトレースが延びる〉

 

 

10:08 百本杉

  百本杉から支尾根に入った。入って直ぐの地点でワカンを装着した。百本杉の尾根には少し古いトレースが残っていたが、ここ1〜2日うちに人が通った形跡はなかった。雪は締まっておりどこを歩いて大差のない状況であった。登る程に砥石郷山の先に雪が融けて斑模様となった深入山などの眺望が広がってきた。百本杉から40分足らずで主稜線上に到達できた。

 

 

〈百本杉から支尾根に入る〉

〈積雪たっぷりの尾根を登り行く〉

 

 

 

〈百本杉尾根からスキー場方面を眺める〉

〈北方向の砥石郷山の肩から深入山が覗く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈登って来た尾根筋を振り返る〉

 

 

 

 

10:56〜11:00 主稜線出合

  主稜線に乗って、いつものように中の甲の谷を挟んで対面する天杉山や中ノ川山の様子を観察した。彼方の雪も多いようであった。好天下で気温も上がってきており、極力汗をかかないように注意をしながら恐羅漢山々頂を目指して緩斜面を登って行った。この朝は、主稜線の西面を極力見たかったので中の甲側を歩いてみた。体調が今ひとつであったが、陽光の下で輝く白銀の世界は気持ち良く、山頂へと一歩一歩歩んで行った。

 

 

〈主稜線に乗り、行く手を仰ぎ見る〉

〈中の甲の谷を挟んで天杉山、中川山が並ぶ〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ブナの樹林を縫って緩やかに登って行く〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈振り返ると砥石郷山を挟んで臥龍山と深入山の揃い踏みが見られた〉

 

 

 

 

〈ブナ林が美しい主稜線の西面を少し覗いてみた〉

〈行く手の疎林を抜けると山頂部が見えてくる筈〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈この雪原の先っぽが恐羅漢山の山頂!〉

 

 

 

12:10〜12:15 恐羅漢山(1,346.4m)

  遅羅漢山々頂の山名標はほぼ深雪に埋もれ、山名を記したボードを何方かが掘り出していた。山頂には6人グループの方々が下山準備の最中であった。夏焼けのキビレを経由して登って来られ、スキー場を下山されるという。天気は相変わらず良かったので、旧羅漢山まで足を延ばすことにした。旧羅漢山の山頂部を行く手に見ながら恐羅漢山南面の雪原を下って行った。雪が積もった時期にしかこの広い斜面は自由に歩けないので、極力夏道から離れた西面に近いところを歩いてみた。今まで気付かなかった立派なブナの樹があり感動もした。平太小屋原に下ると、杉の古木が林立する様に改めて驚いた。実に存在感のある古木群だ。旧羅漢山々頂への最後の上りは、山頂の大岩を窺うように一歩一歩慎重に登っていった。

 

 

 

 

 

 

 

〈雪の中から掘り出された山名標識〉

 

 

 

 

〈恐羅漢山から望む旧羅漢山の山頂部〉

〈積雪期でないと見られない立派な枝振りのブナに出逢った〉

 

 

 

〈存在感のある平太小屋原の杉の古木群〉

〈どこでも歩ける旧羅漢山への上り〉

 

 

12:45〜13:23 旧羅漢山(1,334m)

  旧羅漢山々頂で驚いたのは、山頂やその裏手にある大岩がほぼ雪に埋もれていることに加えて、その周りの高さ数メートルは優にある灌木群が完全に雪に埋もれていたことであった。その雪上に立つと、まるで空中散歩の感覚になり足元が覚束ない感じであった。風が弱かったので、山頂部の広い雪原の真ん中に座りこんでランチタイムを取った。食後は、今度は極力東面近くを歩いて恐羅漢山へ引き返した。横川川の谷を覗き込みながらの十方山などの眺めは新鮮であった。恐羅漢山々頂からは標高1250メートル地点までは北尾根を下り、そこからは東面の小尾根を牛小屋高原へ向けて下ることとした。  

 

 

 

 

 

 

 

 

〈雪から頭だけ出した旧羅漢山々頂の巨岩〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈旧羅漢山頂部の岩越しに半四郎山、広見山を俯瞰する〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈恐羅漢山々頂部を振り返る〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈恐羅漢山南面尾根から旧羅漢山稜線越しに吉和冠山〜寂地山の山塊を望む〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈シシガ谷に沿って弧を描く丸子の頭〜中三ツ庫〜奥三ツ倉〜十方山の連山〉

 

 

K

 

 

 

 

 

 

〈雪の斜面から雪が疎らになった深入山が覗く〉

 

 

 

 

〈背後から見れば恐羅漢山名標識は頭だけが雪から出ているだけ〉

〈厳冬期にはモンスターと化す杉の古木〉

 

 

14:22 標高1,250mポイント

  高度計で1,250メートル地点を確認してから磁石を下山方向に固定した。下り始めようかという時に夏焼けのキビレ方向から男女お二人の登山者が登って来られ挨拶を交わしたが、これが旧知のSさんであったのには驚いた。下山ルートとして採ったスキー場の直ぐ北側の小尾根はやや斜度がきつく、下り始めて直ぐに大きな露岩の突起があり、更にその下にも突起があって行く手が閉ざされるようであったので、北側の谷に回り込んでからさらに細い尾根筋に乗って下って行った。途中の急傾斜面で古くて小規模ではあったが雪崩れのデブリが確認出来た。やはり傾斜のきつい雪の谷間には注意が必要だ。快調に斜面を下ること25分程でかやばたゲレンデに近い夏道沿いのトレースに出た。

 

 

〈標高1250m地点から進路を東に採って東面の支尾根を下った〉

〈雪崩れのデブリが広がる急斜面〉

 

 

 

〈根明けを始めた斜面を下る〉

〈夏道沿いのトレースに出合った〉

 

 

15:09 牛小屋高原駐車場

  標高1,250メートル地点からのショートカットの効果もあって、恐羅漢山々頂から1時間で牛小屋高原へ下った。駐車場の真ん中辺りにわが愛車が一台だけポツンと取り残されていた。

 

 

〈かやばたゲレンデに戻った〉

〈牛小屋高原に無事下山〉

 

 

〔山行所感〕

  好天に恵まれて、残雪豊かな春先の恐羅漢山を存分に楽しむことが出来た。寒くも、冷たくもない雪の山というのは実に気持ちの良いものだ。今年は厳冬期に訪ねることが出来なかった恐羅漢山であったが、台所原を含めて意外に気安く深山の風情を楽しめる山域である。四季折々にもっと歩いても良いように改めて思う。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

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