
〜野田 知佑〜
(のだ ともすけ)
川はこの地のみならず人の心の中にも流れる。
| 著作 | 読後感 |
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『日本の川を旅する』 カヌー単独行 新潮文庫 1985年 刊 |
旅行雑誌『旅』に連載されたルポルタージュ。 北は北海道・釧路川から南は鹿児島県・川内川まで、全14本。どの編が秀逸であるとは言えず、どの川のルポも著者独自の観点に貫かれており、時に政府の愚策に嘆き、時に官憲に歯向かい、時に川の周辺に住む我々生活者の、汚水を川に流しながらも知らんぷりする姿勢に腹を立てる。 漕ぎたいようにカヌーを漕ぎ、危機に見舞われた時も自らの責任。常に堅い背骨を持つと同時に自由人であれ、自由とは自己責任だゾ、と叫んでいる。 カヌーイストという肩書きも、氏にとっては不要なのではないか、とさえ思う。一般的な常識や規範に巻かれることなく自由人たる姿勢を貫く。自らをして“遊び人”とさえ言わしめる。世間様におもねることなく、しかし親しい人々とのつながりはしっかりと保ちつつ……まさに“アソビ人”の鏡だ。 社会的地位や権力、なにがしかの肩書きや役職、免許や資格……これらの物を欲しがる人々とは対極の存在だ。しかし、こういった人達こそが読むべきだと思うのだが、どうか? |
| そのうちかく |
| 『魚眼漫遊大雑記』『のんびり行こうぜ』『川を下って都会の中へ』『ガリバーが行く』 |
| つんどくよんどく |
| 『カヌーで来た男』『ゆらゆらとユーコン』『川からの眺め』『小ブネ漕ぎしこの川』『北の川から』『南の川まで』 |
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