塗る。とにかく塗る。


■色を塗る■

これは白を塗っているところ。
色褪せた白に下地色として新しいオフ・ホワイトを乗せると……おかしなグラデーションができてしまった。けれど、これも絵のうちと済ませてしまう。
この時点で木曜日のお昼。果たして間に合うのか?
マスキング部分にスプレーで着色する。先ずは荷台部分から。エア・ブラシだろうがスプレー缶だろうが、作業の行程は同じ。薄く塗って乾かし、また薄く塗って乾かし……。
マスキングの作業と同じく、げっそりしてしまう。九月なので残暑もほどほど、乾きやすいのだけが幸いだった。

夜もやる。
昼間に作業をすると、家の近所の子供たちが寄ってきて、仕事にならなかった。「絵描きでギター弾きでカヌー乗りで釣り師のおっちゃん」として、一応? 近所の子供たちのアイドルとなっているので、仕事と交遊の板挟みとなってしまった。
それでもって、子供たちの眠っている、夜。
この時点で金曜日の午前零時。果たして間に合うのか!

金曜日のお昼前。
一応できあがった……らしい。荷台ゲートの外側はフリーのスプレー。
これからマスキングをすべてとっ払い、三日前、T-Portさんに頼んでおいたカッティングシートの文句を取りに行き、車のフロントに貼り、完全にできあがったところで福山の街をひと回りして見せびらかし、五福さんと待ち合わせている笠岡港へと向かう。


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