まずは,上図を見て下さい。左の図が,東京ドーム球場の平面図です。東京ドーム球場は,両翼の距離が100mあり,センターの距離が122mもある球場で,出来た当時は,日本でも(両翼とセンターの距離としては)最大級の広さの球場でした。しかし,この図をよく見てみると外野フェンスが両翼からセンターに向かって直線的に伸びているのがわかります。
普通の球場は,両翼とセンターが円弧状につながっているものです。そこで,プロ野球で使っている各球場の中でも小さい部類に入る両翼90m,センター120mを円弧状に繋いだ球場(神宮球場に相当:下表参照)の形を東京ドームの平面図の上に重ね書きしてみました。それが,右側の図です。ご覧の通り,東京ドーム球場の外野の広さは,実は神宮球場と同程度であることがわかります。
神宮でポール際の外野最前列に飛び込む飛球は,東京ドームではホームランになりませんが,逆に東京ドームで左中間や右中間の最前列に飛び込むような飛球は,神宮ではホームランになりません。実際統計を見ると,東京ドームと神宮の本塁打の発生本数は同程度のようです。
ちなみに,ナゴヤドームは,東京ドームと同じ両翼100m,センター122mですが,両翼とセンターが円弧状につながっているので,東京ドームよりはるかに広いです。甲子園球場は,外野の一部がアルプススタンドでカットされているため形式的に両翼96mになっていますが,実質的には両翼が110m以上ある巨大球場です。(下図参照)
| 球場名 | 使用球団 | フェンス高 | センター | 両翼 |
| 広島市民球場 | 広島 | 2.6m | 115.8m | 91.4m |
| 横浜スタジアム | 横浜 | 5.0m | 117.7m | 94.2m |
| ナゴヤドーム | 中日 | 4.8m | 122.0m | 100.0m |
| 東京ドーム | 巨人 | 4.0m | 122.0m | 100.0m |
| 明治神宮球場 | ヤクルト | 3.6m | 120.0m | 90.9m |
| 阪神甲子園球場 | 阪神 | 3.2m | 120.0m | 96.0m |
| 西武ドーム | 西武 | 3.7m | 122.0m | 100.0m |
| 東京ドーム | 日本ハム | 4.0m | 122.0m | 100.0m |
| グリーンスタジアム神戸 | オリックス | 3.2m | 122.0m | 99.1m |
| 福岡ドーム | 福岡ダイエー | 5.8m | 122.0m | 100.0m |
| 大阪ドーム | 大阪近鉄 | 4.2m | 122.0m | 100.0m |
| 千葉マリンスタジアム | 千葉ロッテ | 4.0m | 122.0m | 99.5m |
甲子園球場の平面図(出典:http://www.hanshin.co.jp/koshien/index.html)
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