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化
工
廠
「ドラグーンR+カットラス(×4)」製作マニュアル。
● アイテムの完成品は「こんてんつ」→「製品管理室」(第二資料室)→
「ドラグーンR+カットラス」
で
見る事が出来ます。
● 第3回目 ●
「R」の仮組み です。
前回まででバリ取りや目立つ気泡埋め作業は終わったと思います。
そこで今度は仮組みをします。
塗装をしてからだと、キズが付いたり、何か致命的な問題が発生すると「振り出しに戻る」 と言う
悲しい事態になりかねませんのでここで組み立ての予行演習をします。
仮組みなので、各パーツは接着しないで下さい。
最初は機首・ガンナードームのパーツと、後部胴体の接続です。
パーツを見ればどの様に繋がるか判ると思いますが、最初のパーツなので少し詳しく説明します。
それぞれのパーツには原型製作の時に仮組みした名残で、小さな丸いキズ跡がありますが、
それを目標にピンバイスにドリルを取りつけて穴を開けます。
以前説明した、アルミ線を通すための穴開けですが、この時アルミ線と同じ直径のドリルで開けてください。
それから出来るだけ、開ける面に対して垂直にして下さい。
太さ1.5ミリのドリルなら、深さ4ミリ前後で十分です。
これを両方のパーツに行って下さい。
そうしたら、アルミ線をラジオペンチで掴んで後部胴体に差しこみます。
機首側に入る部分を残して切ります。(2箇所)
なぜ、後部胴体かと言いますとアルミ線を切る時に切り易いからです。(^_^;
後部胴体を機首・ガンナードーム側に差しこみます。
もしアルミ線が長すぎたら少し切断します。
また、穴位置がずれていそうだったら、アルミ線を一度引き抜いて穴の周りをナイフ等で すり鉢状にえぐります。
(機首側、後部胴体、両方とも)
そうすれば少しずれていても入るはずです。
(私は、これを直径0.8ミリの真鍮線で行いましたが、慣れも有りますし 失敗すると修正が面倒なので、
柔らかいアルミ線をお勧めします。)
後部胴体と、上部エンジン支柱の接続。
上に書いた作業の繰り返しですが、支柱パーツは接続部分が薄いので穴あけ時に力を入れすぎると
突き抜けてしまいます。(;_;)
そこで慎重に行うか、或いは支柱パーツが後部胴体の穴にきちんと入ることを確認したら塗装後に
瞬着で固定するだけでも良いです。
後部胴体と、下部補助翼の接続。
これはパーツが小さいので、0.5ミリの真鍮線を使います。
または、ゼムクリップの針金 等が使えますが、ドリル刃を棒の直径に合わせる事が必要です。
上部エンジンとインテーク。(左右)
これはアルミ線で芯を通さなくてもよいです。
接着面が広いので、正式な組み立ての時には瞬着で十分な強度が得られます。
仮組みは両面テープ等で仮止めして下さい。
上部エンジンと補助翼。(左右)
エンジンの穴に補助翼が入ることを確認したらそれでOKです。
これも芯を通さなくても瞬着を使用するだけで済みます。
私は0.5ミリの真鍮線を使って接続しましたが、これはイベントの完成品展示のため組み立てと、
分解をする必要があったのでそうしました。 心配な人はパーツに芯を通しましょう。
下部エンジンと主翼。(左右)
下部エンジンパーツ側面の細長い穴に主翼が入ります。
主翼が一番厚くなっている半円のディティールの部分にアルミ線を通せば突き抜けてしまう様な失敗は少ないです。
エンジンは左右がありますが、主翼は左右とも同じパーツです。
下部エンジンのインテークとノズル。
(インテークとノズルは左右の差はありません。)
インテークはバリ取りの所でも説明しましたが上下を間違えないように。
ノズルは、所定の場所にはめるだけです。
上の2つのパーツは接着面が広いので芯を通す必要はありません。
下部胴体と上部エンジンの接続。
上部エンジン支柱のパーツが薄いので、上部エンジン接続のためのアルミ線の穴あけは慎重に。
或いは瞬着だけでも固定できますから上部エンジンの穴に支柱が
入ることを確認したら、それだけでもOKです。
※ 上部エンジンパーツを瞬着だけで固定する時は、一応用心のために
パーツの接着面をナイフで少しえぐって、へこみを作って接着剤が溜まる場所を設けておくと
より強度が増します。(しなくても可)
下部胴体と下部エンジンの接続。
接続する場所はパーツを見れば判ると思います。
またパーツに残っているキズ跡でアルミ線を通す位置も判ると思います。
ただし、ドリルを通す時はパーツの厚さを見て、深く通し過ぎない様に注意して下さい。(突き抜けますので)(..;
「カットラス」の仮組み。
インスト通りなので両面テープ等で十分なのですが、何処にどのパーツが取りつけられるのか
事前に把握しておいて下さい。
本番の組み立ての時に間違えると、塗装面に傷や問題が生じることも考えられます。
また、中央胴体のリングの上下に穴を開けるのを忘れないで下さい。
これで完成した時の形になります。
● 第4回目 ●
ディスプレイベースの製作。
仮組みは出来ましたが、これでは下部胴体に付けた補助翼がぶつかるので
どこにも置く事ができません。(;_;) 外しておきましょう。
設定画では、下部補助翼の向きが変わってランディング・ギアが接地するような構造になっていますが、
キットではフライト状態ですのでベース(等)に固定する事をします。
○ 必要な材料と道具。
1.ベース材
模型店や素材店(DYI店或いは、ホームセンター)などでベースになる材料を入手して下さい。
あるていどの厚みがあって重量と加工性が良いもので一番安いといえば木製の板でしょう。
それ専用にデコバージュという物も売っています。
その他にも各自工夫して100円ショップなどで、もっと簡便なもので代用してもかまいませんし、
プラバンを適当に切ってブロックメイズ状のディティールを施した物を作るのも良いかもしれません、(^_^;
2.金属の棒
ベースとキットを繋ぐためのもの。
最も適当と思われるのは「R」用に太さが2〜3ミリの真鍮線、
カットラス」用に1〜1.5ミリの真鍮線が望ましいです。
他に代用できる物があればそれでもOKですが、真鍮が強度と加工性から一番楽です。
完成品の写真ではベースにアクリル板、接続にアクリル棒と真鍮線の1ミリを使いましたが、
アクリルは加工が大変ですし、1ミリ真鍮線はちょっと強度不足かも?
3.ドリル刃。
ベースに穴を開けるためですので、真鍮線の太さに合わせて下さい。
なお、ピンバイスがこれらドリル刃を固定できるか確かめておいてください。
○ 工作。
ベースになる材料(板?)に真鍮線を差しこめるように穴あけをします。
この時に、「R」用の穴と、「カットラス」用の穴の配置と重量バランスを良く考えて開けてください。
「R」本体の穴あけですが、後部胴体の下部エンジンの支柱のある当りの中心に
下側斜め後方から開けるようにします。
こうしないと、まっすぐ下に向けて穴を開けて真鍮線を繋ぐと下部の補助翼がぶつかってしまいますので
ご注意を。m(_ _)m
ベースに真鍮線を立て一端後方に曲げます。
次にキットを持って丁度良い高さを決めます。
この時重心が高いとベースごとコケ易いので補助翼の下端がベース面より2〜3センチが適当でしょう。
この高さでベースからキットまで後方にとがった「く」の字を描くように長さと角度を決めて真鍮線を切ります。
真鍮線をキットに差しこめる様に曲げますが、「R」は機首が下がっていますので
機体全体が少し上を向く様に固定して下さい。
「R」本体に真鍮線を差してベースに固定します。
バランスが悪いようでしたら、真鍮線の長さか、角度を直します。
「カットラス」を支えるための穴をベースに4箇所開けます。
真鍮線を4本適当な長さに切ります。
完成品写真では「R」の少し後方に正面から見てエックス字(X)を描くように
配置されていますが、これはエンディングシーンの再現です。
これにこだわらず、各自好きなところに配置してもかまいません。
(もっとも、これが一番「決まる」配置ではありますが。)(^_^;
「カットラス」には直接真鍮線の通る穴を開けても良いのですけど、かなりシビアな作業になりますから、
失敗しそうな方は真鍮線の上端を曲げて輪の様にしておき、タミヤのエポパテの様な割りと硬めの粘土状の
物(紙粘土でも可)を真鍮線にからませて塊にして、パテ(等)が完全硬化しないうちに
「カットラス」の中央胴体(リング部)にベビーパウダーの様な粉を少し付けて
(これはパテがくっつかない様に)押し当てれば曲面になります。
そのまま硬化をさせれば「カットラス」にキズを付けずに専用の固定台になります。
後で両面粘着テープ等で固定できます。
次回は塗装に入ります。
● 第5回目 ●
○ 塗装・前夜。(笑)
さて、いよいよ塗装なのですが、その前にやらなければいけない事があります。
それは「洗浄」。
これまでの修正や加工の作業でキットを何度も触ったので、埃や削りカスが付着して汚れいます。
そこで塗装前にこう言った汚れを落とす事と、
キットに元から付いている離型剤という油分を落とさないければいけません。
(離型剤とは、キットのパーツを型取りしたときにシリコン型から外れやすくするための油の様なものです。)
これらの汚れが付いたままで塗装すれば、一見塗料が乗っている様でもちょっとした衝撃や
接触しただけでも塗料が剥がれてしまうことがあります。
そこで仮組みしたキットを、もう一度パーツに分解して洗います。
ゴミや埃よりもこの離型剤を落とす事が肝心で、これが残っているかどうかで塗装の出来を
左右すると言っても良いでしょう。
方法は、中性洗剤でスポンジなどでこすって洗うのが基本形ですが、マジックリン等の
油汚れ専用の洗剤の方が、より効果的です。
なお、変則技としてサーフェィサーをごく軽く、下地が見えて色むらがかなり残る程度に薄く吹いて
それを400番のペーパーで落としていく方法があります。
これは、色がついているのでペーパーを当てた所と、そうでない所が見れば判る事と、
ペーパーを当てることで全表面を僅かに削るので確実に離型剤を落とす事が出来ます。
ただし、インテークやエンジンノズルのパーツはペーパーが奥まで入らないのでこの方法は使えません。
これらは洗剤で洗うだけです。 考え様によってはペーパーも入らない場所は触る事も出来ないので
そんなに神経質になる必要もないのです。m(_ _)m (その他のパーツも同様)
その他の変則技として市販のラッカーシンナー(溶剤)で洗浄するという方法もあります。
これは溶剤にひたし、すぐに取り出してペーパータオルや布で表面をふき取れば良いのですが、
臭いや素手で作業すると害があることがあります。 (手袋、マスクは必須です。)
またパーツの洗浄のためだけに溶剤を買うか? という選択に迷う所でもありますが絶対確実に離型剤が落ちます。
さて、洗う準備は整いました。(基本形で洗う事にします。)
そこで洗浄の前にォィ 手をあらいましょう。(笑)
いや、マジですよ。(^_^; これはせっかくパーツを洗っても手脂や、汚れを付着させてしまっては意味が無いからです。
洗ったら乾燥ですが、水分の付いたままで塗装はできません。
きれいなタオル等に乗せて埃のかぶらない所に置いておきましょう。
○ 下地塗装。
これは簡単です。
市販のサーフェーサーというスプレー缶に入った塗料を買ってきて全面に吹きつけるだけです。
「R」と「カットラス」を全て吹きつけるのにはタミヤやグンゼなどの170ml缶一つでは足りません。(..; 2つ必要です。
ソフト99のプラサフという自動車用塗料なら300mlですから1つで足りるのですが、色が上の物と比べて
少し暗いので好みも有ります。
今回これ↑はパスしましょう。
理由はは「R」、「カットラス」の場合、下地のサーフェーサーの色を生かした塗装をしたいのでこうしますが、
性能的には何の問題もありませんし 量単価で比較するとプラサフの方が安いです。
(なお、ジョンソン製のサーフェサーは色はより明るい(白い)のですが 使用感として塗膜が厚くなる傾向があるのと、
乾きが遅いという感じがして、お勧めしません。)
パーツは360度全面塗装しますが、一度にこれをやろうとすると持つところが無くなってしまいます。(笑)
そこで、いらないダンボールや、ある程度強度のある板状のものに両面テープを貼り、そこにパーツをつけます。
(各自工夫してみて下さいね。)
その状態なら半分づつですが塗装できます。片面が乾燥したら反転して再塗装して下さい。
缶スプレーは一般的には「30センチ離して吹く」というセオリーがありますが、私は約10〜15センチという近距離で
すばやく缶を動かして塗装します。
こうすると塗料が広がらず、ムダなく塗装できますが、注意点としては一度に吹き過ぎない事です。
一つのパーツに対して一度に完全に色を付けてしまうのではなく、下地が見えてムラがあっても軽く吹いた時点で
一度乾燥させてしまうこと。
このキットはパーツ数が多いのでこうした吹き方をしても一巡するまでの時間で最初に吹いたものは乾きます。
あせらずに数回に分けて仕上げるようにすれば厚塗りにならずに済みます。
私は2〜3回に分けて1回ごと20〜30分、間を取って吹きつけます。
両面テープで貼って固定したパーツはの下側は吹けませんから上面が乾いたら下側を上にして
もう一度同じ事を繰り返します。
全面が吹けたら今度は1時間以上乾燥させましょう。
その後、「R]のガンナードームかエンジンパーツなど、どこでも良いですからセロテープを貼ってください。
そして剥がします。これを数ヶ所で試してみてください。
これで下地のサーフェーサーが剥がれてこなければ大丈夫。
もし剥がれてきたら、洗浄が足りなかったのです。(;_;)
諦めて剥がれてしまった面にペーパーを当てて下地を磨いて下さい。
そして洗浄して乾かして再塗装です。
これで下地塗装は出来ました。
次回は本塗装ですが、簡易型の物でも「エアブラシ塗装が出来る環境にある。」
という条件で話を進めます。m(_ _)m
○ 第6回目へ続く。
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