1/8 「寿 まさら」製作マニュアル。

● アイテムの完成品は「こんてんつ」→「まさらのお部屋」(まさらっぷ・フィギュアぎゃらりー)→ 「寿 まさら」
 で見る事が出来ます。

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● 第3回目 ●

 3回目は仮組みをします。

 下地処理の終わったパーツを今度は仮組みをします。
塗装をしてからだと、キズが付いたり何か致命的な問題が発生する「振り出しに戻る」と言う
悲しい事態になりかねませんので、ここで組み立ての予行演習と、先に接着しておきたいパーツの処理をします。
 仮組みなので、各パーツは 指示の有るところ以外は 接着しないで下さい。

○ まさら本体。

 顔パーツを中心に接続されるパーツの説明。
先ず、顔パーツの首の下側の面の丸の中心にドリルとピンバイスを使って2ミリの穴を開けます。
深さは6〜7ミリ程度にします。ここに2ミリの太さのアルミ線を差しこみ、8〜10ミリ前後出ている状態で切ります。
 顔の後ろ側の穴にも同様の処理をします。
後ろ髪の顔パーツの付く面の丸いへこみを目標に穴を開け、アルミ線で顔パーツを繋ぎます。
長さは首の部分と同じ程度の長さです。
 もみあげ、前髪にも穴あけをしてアルミ線で繋いでいきます。
おさげパーツは穴の大きさと髪を縛っている円柱部分の太さが近いので、穴が斜めに入らないように慎重に開けてください。
また、ここを繋ぐのにはアルミ線は長めにした方が安定が良いようです。(10ミリ程度)

 エリの接続。
先ず、リボンの中心の縛ってある部分の裏側に太さ1ミリのドリルで穴を開けて真鍮線を差します。(付き抜けない様に注意。)
2ミリ程出ていれば十分なのでそこで切ります。エリの前側の丸い跡にも穴を開け、リボンを接続できる事を確かめたら
一旦外しておきます。
 エリの前後は首の部分しか接続できる場所が無いので慎重に作業して下さい。
前後を合わせると中心に穴が開きますが、これは首と上半身を繋ぐアルミ線が通ります。

 この穴の両側の前後のエリを合わせた時に接触する ”面” に垂直に1ミリの穴を開けます。
両側2箇所、前後で4箇所で、これに1ミリの真鍮線を差し、エリの前後を繋ぎます。

 この後、一体化したエリを上半身に乗せてみて、角度や位置が良い様でしたら前後のエリパーツの接続面に
瞬間接着剤を流して固めてしまいます。(前後のエリ・パーツだけで、上半身とは接着しない。)
(瞬着が固まったらリボンを付けてもかまいません。←接着しない。)

 上半身のパーツの左右の腕、首、右足の接続されるところに、2ミリの穴を開けアルミ線で接続します。
左右の腕を接続します。
 右足の腰部分と左足の接続部分に穴を開けて置きます。
 左足にもアルミ線を差して右足と接続したらスカートを挟んで上半身と接続します。
上半身にエリを挟んで頭を接続します。

 全てのパーツを接続します。
 これで完成した時の形になったはずですが、アルミ線が短い、位置が決まらない 等起きた時は直しておきましょう。
もし、パーツ同士の穴位置が少しずれている様な時は、双方のパーツの穴の周りをナイフですり鉢状にえぐっておくと、
合わせられる事があります。  あまり大きくずれているようなら、元の穴をよけて開けなおして下さい。

○ UFO。

 インスト通りにパーツを重ねてゆきます。
本体下(2)のパーツはパラボラの支柱が入るので、下側の中心に2ミリのドリルで深さ2ミリ程度の穴を開けます。
支柱を差しこんでみて穴の深さを調整しますが、深すぎても接着の位置を調整できますから大丈夫。

 アンテナと本体上側のパーツ、それとパラボラとその支柱は、”接着して” おいてください。
これでも塗装できますし、後で本番の組み立てが楽です。
 上部のアンテナは瞬着のみでも強度は大丈夫ですが、心配な人は1ミリ真鍮線で芯を通して置いてください。
パラボラと、その支柱は瞬着のみです。


● 第4回目 ●

 ディスプレイベースの製作をします。

 このままではフィギュアが自立しませんので、何かディスプレイベースが必要です。
(完成品の写真では100ミリ角のデコバージュを使っています。)

○ 必要な材料と道具。

1.ベース材
 模型店や素材店(DYI店或いは、ホームセンター)などでベースになる材料を入手して下さい。
 あるていど厚みと重量と加工性が良いもので一番安いといえば木製の板でしょう。
専用にデコバージュという物も売っています。
 その他にも各自工夫して100円ショップなどで、もっと簡便なもので代用してもかまいません。

2.金属の棒
 ベースとキットを繋ぐためのもの。
パーツを繋いだアルミ線でもかまいませんが、細いと強度不足になりますので場合によっては
2本使って繋ぐ必要があるかもしれません。

3.ドリル刃。
 ベースに穴を開けるためですので、金属棒の太さに合わせて下さい。

○ 工作。

 ベースになる材料(板?)に金属線を差しこめるように穴あけをします。
この時に仮組みしたフィギュアの足の位置関係に注意してバランスの良い位置にして下さい。
なお向かって右後方にUFOを配置しますので、これも忘れずに。

 ベースに穴あけをしたら、フィギュアの右足のつま先の曲がっているあたりに穴を開け、ベースとアルミ線で繋ぎます。
安定が悪い様でしたらアルミ線を延ばすか、もっと太いものに替える必要があるかもしれません。m(_ _)m

 UFOは本体下(2)のパーツに1ミリの穴を開け、真鍮線で適当な高さになるようにベースに固定します。


● 第5回目 ●

○ 塗装・前夜。

 塗装の準備です。本番の塗装の前にやらなければいけない事があります。
それは ”洗浄” です。

 これまでの気泡埋め修正や加工の作業でキットを何度も触ったので、埃や削りカスが付着して汚れいます。
そこで塗装前にこう言った汚れを落とす事と、キットに元から付いている離型剤という物を落とさないければいけません。
(離型剤とは、キットのパーツを型取りしたときにシリコン型から外れやすくするための油の様なものです。)
これらの汚れが付いたままで塗装すれば、一見塗料が乗っている様でもちょっとした衝撃や
接触しただけでも塗料が剥がれてしまうことがあります。

 そこで仮組みしたキットを一度パーツに分解して洗います。
ゴミや埃を落とすだけでなく、離型剤をしっかり落とす事が肝心でこれが残っているかどうかで
塗装の出来を左右すると言っても良いでしょう。
方法は、中性洗剤でスポンジなどでこすって洗うのが基本形ですが、マジックリン等の油汚れ専用の洗剤の方が、より効果的です。
 その他の変則技として市販のラッカーシンナー(溶剤)で洗浄するという方法もあります。
 これは溶剤にひたし、すぐに取り出してペーパータオルや布で表面をふき取れば良いのですが、
臭いや素手で作業すると害があることがあります。
またパーツの洗浄のためだけに溶剤を買うか? という選択に迷う所でもありますが絶対確実に離型剤が落ちます。


○ 洗剤で洗う。

 さて、洗浄の前にォィ 手をあらいましょう。(笑)
いや、マジです。(^_^; これはせっかくパーツを洗っても手脂や、汚れを付着させてしまっては意味が無いからです。
洗ったら乾燥ですが、これも水分の付いたままで塗装はできません。
きれいなタオル等に乗せて埃のかぶらない所に置いておきましょう。

○ 下地塗装。

 これは簡単です。
市販のサーフェーサーというスプレー缶に入った塗料を買ってきて全面に吹きつけるだけです。
 必要な物は2種類で、色がグレーのものと白いものです。
これは、模型店で入手できます。 或いは、自動車部品のショップやホームセンターで
ソフト99の「プラサフ」(グレー)と上塗り塗料の「ホワイト」でも代用できます。
(なお、ジョンソン製のサーフェーサー(色はライトグレー)は使用感として塗料が厚くなる傾向があるのと、
 乾きが遅いという感じがして、あまりお勧めしません。)

  不要なダンボール等に両面テープを貼ってそこにパーツを固定します。
なお、手で持って半分ずつ吹いてもかまいませんが、塗料が乾くまで下に置けませんので、洗濯バサミなどで
吊るしておく必要があります。

 先ず、グレーのサーフェィサーをごく軽く、下地がかなり見えて色むらが残る程度に吹きます。
色が付く事で表面が良く見える様になります。
 これにより、もしかすると気泡埋めやパーティングラインが消しきれてい所を見つけるかもしれません。
明らかに気になる部分があれば、もう一度サーフェーサーを落としてパテ盛りや、そのままペーパー掛けを行います。
 ここで極端に神経質になって、完璧に全ての細かい気泡まで埋めようと思うと、この作業だけで
数回繰り返さなければならないので、ほどほどに。
 細かい気泡を見つけたらサーフェーサー(グレー)をちゃんと吹きつけてもう一度ペーパーで仕上げると
埋まってしまうものもあります。

 表面に問題が無ければ今度は全面を400番のペーパーでサーフェーサーを下地が出るまで落としていきます。
これは隅々まで完璧に落とさなくてもかまいません。
 色がついているのでペーパーを当てた所とそうでない所が見て判る事と、
ペーパーを当てることで全表面を僅かに削るので確実に離型剤を落とす事も出来ます。

 次にホワイトサーフェーサー(或いは塗料)を吹きます。
なぜ「白」なのかと言いますと、これはフィギュア(特に女の子フィギュア)は下地色が白い色の方が
肌色や明るい色の発色が良いからです。

 缶スプレーは一般的には「30センチ離して吹く」というのがありますが、私は約10〜15センチという近距離で
すばやく缶を動かして塗装します。
こうすると塗料が広がらず、ムダなく塗装できますが、注意点としては「一度に吹き過ぎない事。」
 一つのパーツに対して完全に色を付けてしまうのではなく、下地が見えてムラがあっても軽く吹いた時点で
一度乾燥させてしまうことです。

 あせらずに数回に分けて仕上げるようにすれば、厚塗りや垂れた様にならずに済みます。
私は2〜3回に分けて1回ごと20〜30分、間を取って吹きつけます。
 両面テープで貼っていれば下側は吹けませんから上面が乾いたら下側を上にして、もう一度同じ事を繰り返します。
最終的に各パーツは真っ白にします。
 全面が吹けたら今度は1時間以上乾燥させましょう。

 これで下地塗装は出来ました。
次回は本塗装ですが、簡易型の物でも「エアブラシ塗装が出来る環境にある」 という条件で話を進めます。m(_ _)m


○ 第6回目へ続く。

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