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○ その1。(全3)========================================== 「セルシーの覚え書きによる 新種族 ”まさらん”の発見とその能力。」 未だ存在自体が謎である、「まさらん」と名乗る生物個体の正体を探る 調査研究作業の途中、セルシーの個人データライブラリィの非公式記録から、 これを探る手がかりが発見された。 それは彼女の乗る航宙艦の倉庫の最も奥まった場所から偶然発見された。 記録媒体が紙という特殊な物質であるためと、セルシーが直接記録しているのでは無いと思われ、 その信憑性が疑われているが、その内容には当事者しか知り得ない事柄が多く、 セルシーはなにかしら深く関わっているものと思われる。 またこれと同時に、この当時(?)の「まさらん」を象った”人形”も発見されたが、 これが一体誰が何の目的で造ったのかは全く不明。 この記録が作られたのは比較的最近(数百年以内)の物と思われるが、そこに記録されている 事象自体は内容から判断して今から数十万年前という驚くべき過去の出来事であることが判った。 しかしこれは「まさらん」の生物としての成長速度、或いは宇宙航行時の相対論的効果も含めると ”ありうるもの”として受けとめるられる。 これによりこの記録は「まさらん」という種族との初の接触を記した重要な文献と思われ、 現在この記録の事象の起きた正確な年代を特定する事と、その内容や人形の謎を明らかにするべく 調査研究が続けられているが、今はその内容を一刻も早く公表するべきものと考え、ここに 発表するものである。 (なお、それぞれの疑問点に関する関係者のインタビューも試みているのでそれも参考にして欲しい) ========================================== ●1ページ1コマ。(以下、記録媒体の使用方法に基づく表記をする) 時は地球時間で数十万年前(らしい)、場所はとある惑星(?)。 (正確な日時、星系の座標位置の記録が無いので、この星を特定する手がかりについては後述する) ニノノとセルシーは ”ある物” の探査のために調査中にシャトルポッド(搭載艇)を離れている最中 ”嵐”に見まわれ、山岳地帯に非難している隙にシャトルポッドが行方不明に。 この時点では ”ある物”は回収したらしい。 ”嵐”に付いては後述。 この時二人はとある ”巨大企業”のエージェントとして仕事をしていたが実際は 短期雇用と思われ、通常の社員では対処できない ”特別な事態”を処理するための 傭兵的役割を担っていたらしい。 その時の資料は意図的に消去された形跡があり、現在詳しい事は判らない。 (この企業名であるが当局により差し止められているため公表することは出来ない) 仕事の内容は非合法的な活動の可能性が高いと考えらるが、本人は否定している。 (セルシー談:「あらぁ、そんなに昔の事なんか...わすれちゃったぁ..。」) セルシーは流動体生物なので人間の時の姿は今と変っていない。 また、人間の姿の方が、各種装備品の使い勝手が良いのでこの姿でいることが多いが、 気が緩むと元の原形質の状態に戻ってしまうようだ。 手に持っているのは多目的情報端末。 しかし、その筐体のほとんどがディスプレイで、機能の多くはリアルタイムでシャトルポッドや母船と リンクしてその性能を発揮する。 しかし、高機能と引き換えに故障し易いのが難点といわれる。 ニノノは現在とは若干ポニーテールが短い。 これは本人のファッションなのか、年齢によるものなのか。(?) 二人の作業用スーツは同じデザイン。これは所属組織からの支給品と思われる。 ニノノはスーツのデザインが気に入っていなかったらしい。 もっと露出度が高く、上下セパレーツで色は銀。下はパンツルックで靴は膝下までの 銀のブーツが良かったらしい。(いったい何の影響だろうか?) (ニノノ談:「女の子二人組みったら、「アレ」しかないでしょぉ。」) ○ スーツについて。 1ページ1コマ目で、一見して二人は軽装備のようだが実際はスーツのひじと、腰にある 防護フィールド発生器により外部の熱、有毒物質、放射線、ある程度までの物理衝撃などの 影響から保護されている。 通信機らしき物が宙に浮いていたのも、このフィールドのおかげで頭の廻りは通気性が 良くなる様に余裕を持たせてあるから。 (実は髪型が崩れないように、というユーザーからのフィードバックというもっぱらのウワサ。) なお、この装置は小型ながら生命維持装置の役目も果たす。 その他の部分は身体に密着した形状のフィールドを形成し、手足の動きに影響が 出ないようになっている。 これはフィールド・スキン・システムと言い、通常ではフィールドの厚さは0.2ミリほど。 ニノノはこのシステムを改造しフィールドを拳に集め、塊を形成し相手に打撃を与える 「ダイダロスアタック(語源は不明)」と命名した近接戦闘に有効な攻撃技を考えたが、 実験中に手首を捻挫して以来、その話題は出さなくなった。 (ニノノ談:「こっ、これはまだ開発中なの!」) (まさらん談:「それでニノノちゃんはジャンケン弱いんだ?」) ●1ページ2コマ。 当時の「まさらん」(この時点では名称不明)登場。 服のフードをかぶっているので前髪からおさげ部分が隠れていて見えない。 ●2ページ2コマ。 フードを外した「まさらん」。 おさげが現在より短いのは年齢のせいと思われ、この髪の成長速度が 一般的生物としては極度に遅いため、記録された事象の古さを裏付ける根拠となっている。 ●2ページ4コマ。 セルシーのセリフ 「たしかに ここ 今200度なのに...」 この星では地平線の距離が近い事から直径は地球の衛星(月)ほどしかないらしい。 これは1ページ1コマで遠方の山(?)が、かなり鋭角な事から重力が小さい事を意味している。 「今、200度」と言う事は、”今”でなければ違う温度の状態の可能性があること。 昼間らしい。あるいは、昼間と同等の明るさがある。 など、この星のこの時点での環境条件がわかる。 ●2ページ6コマ。 ニノノの出した銃は標準的な分子破壊銃。 後部の円筒はエネルギー・カートリッジ。最高出力で発射すると18発で 交換しなければならない。側面の円形の部分は出力と有効範囲調整ダイヤル。 この銃の効果は分子間の結合を阻害し、物体の形状を維持できなくする。 これは、あらゆる物体を破壊できるが、偏向スクリーンやシールドの様なエネルギー防御が 働いている場合には無力。 これまでのセリフの「この星には生物はいない」という事からニノノは 敵意を持った何者かに対する警戒措置よりも、あくまで護身用の ”お守り” 程度で 携行していたようだが、これはあまりに強力な”兵器”である。 ニノノの性格から、派手な武器を望んだものの、重い物は取りまわしが悪いため 手持ち武器で最も強力な物を選んだようだ。 (ニノノ談:「やっぱ、ズバァッ! っと、ぶっぱなしたいよなッ!」) ●3ページ1コマ。 銃は両手でしっかりホールド。 この銃の発射時の反動は小さいが、射線を安定させ相手が反撃してきた場合に備えている。 視線と銃口の向きはどんな時でも一致させ、腰は衝撃に備えて安定させる。 ●3ページ2コマ。 ガンアクションの基本をしっかりとマスターしているニノノだが、「まさらん」の動きには 追従できなかったようだ。 (ニノノ談:「うるさいなぁ、いいだろぉ!」) ●3ページ3コマ。 このとき「まさらん」は二人に通じる言葉をしゃべっている。 つまり汎銀河標準語を知っているという事らしい。 ただし...後述。 |
○ その2へ続きます。 |
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