昔の紙芝居

紙芝居は江戸時代に日本でお金持ちの花柳界のお遊びとして生まれた。
2〜3人が針穴幻灯機を一台ずつ使ってロウソクの光で絵を障子などに映してそれぞれの画像を重ねて動かして楽しんだ。
それが明治になって錦影絵となり一人で箱を抱えてその中で切り絵に光を当て、お芝居仕立てにして見せる寄席芸となった。
昭和4年にニューヨークの株価大暴落これが世界恐慌で日本にも押し寄せてきた。失業者が増え、くわんがために絵本を一枚ずつ切り離し子供に見せお話して、菓子を売ったのだった。瞬く間に流行し、就職難のおりたくさんの人がやり始めました。
しかし絵本は品切れになり、紙芝居のためのオリジナルの絵と物語がつくられ始めました。それが紙芝居として呼ばれ今のようなカタチになりました。
そんな中から、黄金バットが生まれた。しかし手書きのために大量生産ができず盗作・物真似いろいろなニセの黄金バットが生まれ、またそれが人気を得て大ヒットとなった。しかし物語りとしても画力も創成期にあった。
終戦後、荒廃して毎日が食べるだけで精一杯の中、子供達に小さな明かりをつけたそれが紙芝居だった。
大人は紙芝居に職を求め子供の文化に育っていった。
しかしそれも時代のスキマに花開いた子供の夢物語なのだろうか?昭和20年〜昭和40年が紙芝居の黄金時代だった。その間、数々の名作が生まれたのです。
そんな中で子供のとき紙芝居で育った人ならこれを選ぶだろう。
「コケカ・キイキイ」神港画劇協会の幻と言われる名作で100巻を超える大作でもある。
杉浦 貞(現役紙芝居師)が所有されている。


しかし、昭和35年ごろからテレビが普及し、紙芝居は何処かに追いやられてしまいました。
テレビ文化が生んだプロ野球・歌謡曲・連続ドラマ・その他トーク番組それらは、一方通行の時間のカタにはまった平均点文化に見えます。
その対局にある紙芝居は撃てば響き、呼べば答える。リアルタイム(今)を共感しあえる、インタラクティブ(お互いにやり取りする)な世界です。
デジタルが進化してインターネットを生み、もう一度紙芝居のカタチにインターネットは学び次の進化をするだろう。
私は今こそ、紙芝居文化を見つめ直す時が来たと思います。

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