ベネズエラ旅行記
 
旅行期間:1998年8月10日〜23日

2週間の日程でベネズエラに行ってきました。
一番のお目当てはもちろんエンジェル・フォールズ(ギアナ高地)です。


★旅程★
8/10 成田→ソウル→バンクーバー
8/11 バンクーバー→シカゴ→マイアミ→カラカス
8/13 カラカス→カナイマ
8/14 カナイマ→エンジェルフォールズ
8/15 エンジェルフォールズ→カナイマ→カラカス→キュラソー
8/18 キュラソー→カラカス
8/19 カラカス→マイアミ
8/20 マイアミ→シカゴ→バンクーバー
8/21 バンクーバー→
8/22 →ソウル
8/23 ソウル→成田

ソウル経由でバンクーバーへ
成田からJL951便にてソウルへ。
ソウルでは乗り継ぎ時間を利用して、街に出て冷麺を食べる。市場をちょっとぶらぶらした後、空港に戻り、夕方発のシンガポール航空にてバンクーバーへ。
日付変更線通過を通過してお昼前にバンクーバー到着。翌日は早朝出発のため、空港近くに宿をとる。
午後は街に出て、スタンレーパークでサイクリングなどを楽しんだ。
 
ガスタウンにて(バンクーバー) スタンレーパークにて(バンクーバー)
 

バンクーバーからカラカスへ
この日は、北米大陸を対角線上に横断し、さらにカリブ海を縦断するという大移動日。
朝7時前にバンクーバーを出発して、シカゴ、マイアミを経由し、ベネズエラの首都カラカスに到着したのは夜10時半。
カラカス市内まではエアポートバス(約2.3ドル)もあるが、カラカスは治安がよろしくないこともあり、この時間から安宿を探し歩くのはさすがにヤバいので、高くつくことにはなるが、約25ドルを払い、タクシーで新市街の安宿街Sabana Grandeに直行した。
この日泊まった宿はHotel la Mirageで料金は約16ドル。部屋はまあまあ広かったが、エアコンの音がうるさかった。

 

カラカス
朝、ギアナ高地へのツアーを申し込むため、ロンプラに紹介されていた“Orinoco Tours”という旅行会社に行く。
エンジェルフォールズを見る2泊3日のコースが180ドル(往復の航空運賃は別)と、まあまあ安かったのでここに決めたが、この日は英語の話せるスタッフがいなかったため、意思の疎通に苦労した。
午後はカラカス市内の主な観光スポットを回った(写真参照)。
今日の宿泊は2軒隣のHotel Brunoに引越し。こちらは料金約13ドルで、エアコンの騒音に悩まされることもなく快適に過ごせた。
 
ボリーバル博物館 カラカス中心部
 

カナイマ国立公園(ギアナ高地、エンジェルフォールズ)
カラカスからセルビベンサ航空でギアナ高地観光の拠点であるカナイマへ。
カナイマの空港は、木造の小屋と草葺きの待合所があるだけのちっぽけな空港で、待合所でしばらく待っていると、ツアーのスタッフが迎えに来て、ボートに乗って対岸にあるキャンプサイトへ向かう。
キャンプサイトには電気もガスも水道もなく、食事も質素で、寝るところはハンモック。
全体のツアースケジュールの説明を受けた後、カナイマの近くにあるサポフォールズに行った。この滝は、滝の裏側を歩いて通り抜けることができる。但し、全身ずぶぬれになるので、水着は必携。

 
いよいよカナイマに到着 キャンプサイトにて
 
サポ・フォールズ この地域の伝統的家屋 バッタの大群
(茶色い点々は全部バッタ!)
 
翌朝はいよいよエンジェルフォールズに向けて出発。滝まではボートで約4時間。しかも随所に急流があり、スリル満点だが、さすがに疲れた。
昼過ぎにエンジェルフォールズに到着。ここで簡単なランチを済ませ、滝壷へ向けてジャングルの中を1時間ほど歩く。トレイルはかなり滑りやすい。
エンジェルフォールズの雄大な眺めと滝壷での水浴びを堪能した後、同じ道を引き返し、この夜は、エンジェルフォールズ近くのキャンプサイトに宿泊。

 
     
エンジェルフォールズ 滝壷にて
 
明けて翌朝は、ボートに乗ってカナイマのキャンプサイトに戻る。帰りは下りなので3時間ぐらいで到着。
飛行機の出発時間までシャワーを浴びたりのんびりして過ごす。

 

ベネズエラからキュラソーへ
カナイマからカラカスへは直行便がないため、途中プエルト・オルダスというところ経由してカラカスに戻るのだが、カナイマからプエルト・オルダスへ行くフライトの機材は、何と往年の名機DC−3であった。
飛び立つまでは「こんな飛行機で本当に大丈夫なの?」と思ったが、いざ飛んでしまうと、怖さよりも、このような名機に乗ることができたという感動と、「頑張って飛んでくれよ」と応援してやりたいという気持ちの方が大きかった。

 
セルビベンサ航空のDC3 飛行中のDC3にて
 
プエルト・オルダスからカラカスまでのアベンサ航空のフライトがキャンセルとなり、代わりにアセルカ航空という航空会社にエンドース。
使用機材はDC−9で、通常エコノミークラスだと3−3のシート配列なのだが、この機材はエコノミーでも2−2の配列で、ちょっとしたビジネスクラス並みのゆったりシートだった。
カラカス到着後、キュラソー(オランダ領アンティル諸島)行きの便に乗るべく、ALMアンティル航空のカウンターへ行って予約&チケットを購入する。
あいにく満席だったが、何とかスタンバイで乗れて、夜9時過ぎにキュラソーに到着。この日は空港近くのホテルに宿泊。

 

キュラソー
キュラソーでは何と言ってもビーチリゾートで過ごすに限る!ということで、プライベートビーチのあるホテルに移動。私はその中でも比較的リーズナブルな値段の“Avila Beach Hotel”を選んだ。最も安いタイプの部屋で90ドル++。
このリゾートホテルは一通りの設備が整っている上、街の中心部へも歩いて行ける距離にあるので、なかなかおすすめ。
特に私が気に入ったのが、ホテルに併設されているコテージスタイルのバー“BLUES”で、店内のインテリア、雰囲気ともに素晴らしく、まだ明るいうちから入り浸っていた(笑)。

 
ビーチにて バー“BLUES”にて 夕暮れのビーチ
 
ビーチで寝そべってばかりいるのも飽きたので、翌日はちょっと街に出かけてみた。
オランダ様式のパステルカラーの建物が立ち並ぶ首都ヴィルムシュタットの歴史地区は、世界遺産にも指定されている。
また、港の入り江に架かる何隻ものボートを橋げた代わりにした可動橋、クイーンズ・エマ橋が開閉する様子はなかなか見ごたえがあった。

 
     
ヴィルムシュタットの町
 

再びカラカス
午前中、ビーチでのんびり過ごし、午後のフライトでカラカスに戻る。
翌朝は出発が早いこともあり、あえてカラカス市内には行かず、空港近くのマクートという町に滞在した。
ここは地元の人の大衆的な海水浴場といった感じのところで、ビーチ沿いのプロムナードに商店やレストラン、安ホテルが軒を連ねており、ホテルはどこも大体10〜15ドルくらいで泊まれるようである。私が泊まったのは、Hotel Alamoで、1泊約13ドル。

 

カラカス〜マイアミ〜バンクーバー
カラカス朝発のユナイテッド航空でマイアミへ。
バスでマイアミビーチまで出て、ビーチ沿いのオープンエアのカフェでカクテルを飲んだり、シーフードを食べたりしてのんびり過ごした。マイアミビーチのYH泊。

 
マイアミビーチにて アール・デコ地区にて
 
翌日は昼頃のフライトでマイアミを出発し、行きと同じシカゴ乗り継ぎでバンクーバーへ。
夕刻(と言っても明るいけど)バンクーバーに到着し、ダウンタウンに出て、ガスタウン、グランビル通り周辺をぶらぶらする。ダウンタウンの安宿泊。

 

バンクーバー〜ソウル〜成田
午後バンクーバー発の大韓航空でソウルへ。
私は元々ビジネスクラスのチケットを持っていたのだが、どうやらエコノミーで大量のオーバーブッキングが発生したらしく、出発間近のゲート前にてファーストクラスに玉突きアップグレード。ラッキー!
「モーニング・カーム」と呼ばれるフルフラットシート仕様の機材ではなかったものの、ほぼフルフラットに近いリクライニングで、快適そのものだった。

おかげで食後は爆睡状態で、目が覚めたらすでに日本の上空を飛んでいた。太平洋横断のフライトがこんなに短く感じたことはなかった。

23日夕刻ソウルに到着し、この日はソウル泊。

翌朝はサウナでさっぱりして、ロッテ百貨店で土産のキムチなどを買った後、午後発のJAS便で成田へ。
 


---おしまい---
 

★ベネズエラひとくちメモ★

◆首都カラカスでの宿泊について
日本からベネズエラに入るのはたいていアメリカ経由だが、ほとんどの場合カラカス着は夜遅くなる。
カラカス市内までの足はエアポートバスが最も安上がりなのだが(約USD2.3)、カラカスのダウンタウンは治安が良くないので、高くつくことにはなるが、夜の場合は宿泊するホテルまでタクシーを利用した方が無難(夜間はUSD25〜30くらい)。
安宿に関しては、セントロ(旧市街)には1泊USD10程度からあるようだが、治安の面からあまりお勧めできない。多少高めだが、比較的安全な新市街に宿泊した方が無難。特に新市街のSabana GrandeのProlongacion Sun Avenida Las Acaciasという通りの界隈には安宿が密集しており、この辺りで探すのが便利(私はカラカスではいずれもここに滞在した)。安宿とはいっても、たいていバス、トイレ、TV、エアコンがついており、1泊USD15〜20程度。
また、カラカスの空港にトランジットのため1晩だけ滞在するのであれば、カラカス市内に行かず、空港近くのマクート(Macuto)という町に滞在するのがおすすめ。
ここは地元の人の大衆的な海水浴場といった感じのところで、ビーチ沿いのプロムナードに商店やレストラン、安ホテルが軒を連ねており、ホテルはどこも大体USD10〜15くらいで泊まれる。

◆エンジェルフォールズのツアーについて
ベネズエラに行ったら、ギアナ高地、特にエンジェルフォールズを外すわけにはいかない。
エンジェルフォールズへは公共の交通機関はないので、いずれにしてもツアーに参加することになる。
現地発のツアーは、シウダー・ボリバールという町で手配するのが一般的なようだが、私はカラカスの旅行会社で予約。金額的には特に差はないようで、エンジェルフォールズ2泊3日のツアーでUSD200くらいが相場。但し、ギアナ高地観光の拠点であるカナイマまでの航空運賃が別途かかるので、そのへんで金額の差が出てくる(カラカス〜カナイマ片道約USD110、シウダー・ボリバール〜カナイマ片道約USD75)。
現地での宿泊は、各旅行会社が所有するキャンプサイトで、寝るところはハンモックになる。ハンモックでは寝られないという人には、ホテル並みの設備の整ったロッジもあるが、1泊USD200以上はすると思われる。

ツアー参加に当たって持っていくと便利なものは、
 水着(必携)
 雨具(必携、但し傘は役に立たない)
 ビニール袋(多めに。またごみ用の大きなやつがあると便利)
 虫除け対策(虫除けスプレー、蚊取り線香など。蚊帳があればベスト)
 日焼け対策(帽子、日焼け止めなど)

◆ベネズエラからのサイドトリップ
ベネズエラを訪れる旅行者は、ギアナ高地に行った後、たいていロス・ロケス諸島やマルガリータ島(いずれもベネズエラ領)のカリブ海のビーチリゾートに行くのが一般的なパターンのようだが、私はあえてオランダ領アンティル諸島のキュラソーへ行ってきた。
キュラソーはカラカスから飛行機で1時間弱(往復航空運賃USD143)で、便数も多く、割と気軽に行くことができる。但し、バカ高いベネズエラの出国税USD29を余計に払わなければならないが・・・
カリブ海の島はたいていどこでも物価が高いが、キュラソーも例外ではなく、物価は欧米並みに高い。
宿に関しては、1泊USD10〜20程度の安宿もあるようだが、基本的にここはビーチでのんびり優雅に過ごすところであり、島には大した見所があるわけではないので、高くついたとしても、プライベートビーチのあるリゾートホテルに宿泊するのがおすすめ。


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