御挨拶
今回はトクナガ・キネン・オーケストラ(福岡西陵高校管弦楽団OBオーケストラ)第一回演奏会にご来場頂き有難うございました。福岡市立福岡西陵高等学校管弦楽団は福岡市立福岡西陵高等学校に昭和52年音楽部が創設されて以来、300名以上の卒業生を輩出するに至りました。今回はそのOB.OGが中心となって結成したオーケストラです。
このオーケストラの名称は初代指揮者である徳永大助先生(70才)(元西陵高校音楽教諭)の功績を称え「トクナガ・キネン・オーケストラ」としました。直接徳永先生の指導を受けていないものも多くいますが伝統を受け継ぎ、演奏会に向けて練習を重ねることによって気持ちが一つにまとまりました。
高校を卒業して、本格的に音楽の道に進む者、大学や市民オーケストラで楽器を続けている者、一旦音楽から離れていた者が西陵高校オーケストラの卒業生として集まり、もう一度仲間同士でオーケストラがしたいと言う声が大きくなって今回の演奏会が実現しました。メンバーは九州各地から、また、遠くは東京から参加するものもいます。そして、一度は音楽から離れたものの、このオーケストラに参加するために楽器を購入したものもいます。高校を卒業していろいろな道に進んだものが音楽を通じ再び集まれたことをとても喜ばしく思います。
トクナガキネンオーケストラ第一回演奏会パンフレットより抜粋
トクナガ・キネン・オーケストラ結成によせて 徳永大助
西陵高校を定年退職して10年が過ぎた或る日「西陵OBオケを編成しました。名前をトクナガ・キネン・オーケストラと付けましたから…」と突然の電話。一瞬夢かと思う程驚き、同時に喜びが込み上げたのを忘れません。その喜びとは、彼等が高校時代のわずか2年そこそこでベートーヴェン・ブラームス・ドヴォルザーク・チャイコフスキー等々の交響曲を演奏するという、いわば不可能を可能にしたその努力と情熱を通して味わった“音楽をする喜び”を卒業後も強く心に刻み込んでいてくれた喜びであり、私から見れば長年携わってきた音楽教育の成果が形として見えた喜びでもありました。
でもオケの名称についてはちょっと戸惑いと、気恥ずかしさを感じ、「かの有名なキネンオケのもじりでは笑い者になるんじゃないの」「…記念と付くものは本人が亡くなって付けるもんだよ」と極力辞退したのですが…こんなことになってしまいました。身に余る光栄だと感謝申し上げます。
昭和60年西陵高校管弦楽団発足以来、人との出会いの大切さ不思議さを感じています。まず今までオケを指導し引張ってきて頂いた、不思議な魅力の木村索先生との出会い。ところが索さんが生れるずっとずっと昔から父親の満氏(作曲家・RKB毎日放送プロデューサー・西陵高校創立十周年記念祝典曲を作曲・故人)と、本日もステージでバイオリンを弾いて頂いている田島寛治先生とは戦中戦後の混乱期の中学高校で出会った音楽部仲間だったのです。更に皆が尊敬する清水昭男先生との出会いがあってこそ西陵オケが誕生したのだと信じるからです。
トクナガキネンオーケストラ第一回演奏会パンフレットより
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