気がつくと、式が終っていた。
「あかね。」
帰ろうと思ったら乱馬が声をかけてきた。
「あのさ、式の前にいってた話あるだろ。家でるってやつ」
あかねはうつむいた。
「もーすぐ実現しそうだから、だからあかね帰ってこいよ。もともとおまえん家だからよ。」
「乱馬が出て行くのってあたしのせいだよね?」
うつむいたまま少し泣きそうな声であかねは言う。
「何言って?」
「もうあたしのこと好きじゃなくなった?他の子好きになっちゃった?だから?」
「それは、違うわよ。」
ハネムーンへと出発するなびきと九能が声をかけた。
「おねいちゃん?」
「乱馬くんが他の女の子の事好きになるはず無いじゃない。今だって乱馬くんはあかねのことが好きなんだから、知ってた?乱馬くんの財布の中にあかねの写真はいってんのよ(笑)」
「わっなびきっ」
顔を赤くさせ慌てる乱馬。
「それにね。乱馬くんが家を出るのはあんたの為よ、あかね」
「あたしの・・為?」
「お父さんが寂しがったいるから。乱馬くんは自分が家を出たらあかねが帰ってくると思ったからよ。馬鹿ねえ2人とも。もっと素直になりなさい。あっそれとあかねは家に帰りなさい。」
「何で?」
「当たり前でしょう。あたし達は新婚なんだから。あんたがいたらこまんのよ。」
「でも…。」
「いい?あたし達がハネムーンから帰ってくるまでに家に戻るのよ。じゃーね♪」
そう言うと、2人は去っていった。

「ねえ、乱馬ほんとなの?写真」
「えっああ。そうだよ。」
「嬉しい…。あたしてっきり乱馬に他に好きな子が出来ちゃったのかと思っちゃった。」
「俺は…俺はあの時といっこも気持ちは変わってない。あかねが出て行ったときから。ずっと」

そして、あたしは九能先輩の家に帰って荷物をまとめていた。
そう、家に帰るのだ。
もちろん、姉に言われたからだということもあるのだが姉はハネムーンから当分帰ってこないから、急ぐ必要はないのだが。
あかねは急いでいた。

乱馬が未だあたしのこと好きだと思ってくれていた。
それが何よりうれしかった。
好きだから、だから側にいたい。
もう離れて暮らすのは耐えれない。

結局、戻る用意をしていたら外は暗くなっちゃった。
それでもあかねは家へと向かった。

家の前には、誰かの人影が。
「やっぱり帰ってくると思ったぜ」
少し笑いながらおさげの少年は言った。
「お帰り。」
「ただいま、乱馬」

その後、あたしは家での生活を始めた。
乱馬も当分出て行く予定はあるのかないのかはわからいけど、それでも、バイトに通ってる。
あたしも、右京の店で今でも働かしてもらってる。
もう、別にバイトする必要はないんだけどね。

「なあ、あかね。そういえば俺ばっかり気持ち伝えてねーか?お前はどーなんだよ?」
「ん?あたしはねえ。秘密♪」
「ずりーぞ。」

今はまだ言えないの。
もう少し自分に自信が持てるようになったらちゃんと言うから。
『婚約してください』って言うから。
だから、もう少し待ってて。

でも、もうばれてるかな、あたしの気持ち?

END

いかがでしたか?
婚約解消シリーズ。もう少し続くといいですね。
初めての続き物ですから…

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