「ごめん、少し一人で考えさせて。」
そう、あかねがが言ってから1週間がたった。
1週間の間あかねの乱馬への態度は全然変わらなかった。
まるで何も無かったかのように。

「乱馬、話があるの居間へ来てくれる?」
あかねに言われ、居間へ行くと早雲・玄馬・かすみ・なびきが座っていた。
どうやら、あかねがよんだらしい。
皆、何のことだか、さっぱりわかっていなかった。
なびきを除いては。
「なんだね?あかね話というのは。」
早雲が手を拱いてあかねに尋ねる。
「実は…」
あかねは一度深呼吸をするとゆっくり話し出した。
「お父さんと、おじ様にお願いがあるの。」
「なんだね、あかねちゃん。あらたまって」
「乱馬との婚約を解消してください。」
……
「なにぃ〜」
「あら。」
皆、驚いている。
勿論、乱馬でさえ。
「あたし、気がついたの。自分がまだまだ子供だってこと。少しの間一人で考えたいの。だから、あたし、家をでます。」
皆言葉が出ない。
「でもねえ。」
早雲と玄馬が困りながら乱馬のほうを見る。
乱馬は何も言わず、あかねのほうを見る。
しかし、あかねは一切乱馬のほうを見ない。
「いいじゃない、あかねがそういってるんだから。」
なびきが言った。
「うーん、でもなあ。」
「おとうさん、あかねちゃんもいろいろかんがえてのことなんだし」
かすみもどうやらあかねの味方らしい。
「うーん、帰ってくるんだね?あかね」
「はい。」
「じゃあ、わかった。もともと私達が勝手に決めたことだしね。ただし、1年以内に帰ってきなさい。」

部屋で荷造りしているあかね。
しかし、家をでるといったが行き先が決まっていないのだ。
コンコン。
「あたし。はいるわよ。」
なびきが入ってきた。
「ありがとうね、お姉ちゃん。味方してくれて。」
「皆驚いてたわよ。まさか、あんなことを言うとわね」
「何いってんの。分かってたくせに。」
なびきには全て分かっていた。
「それで、行くとこないんでしょう?」
これも、分かっていたらしい。
一体どこまで彼女は分かっているんだろうか。
「うん…。」
「あたしがいいとこ教えてあげる」

そういって、彼女は電話をし始めた。
「あっもしもしあたし、なびき」
……
「決まったわよ、あかね」
「え?何処?」
「九能ちゃん家。」
「ええ〜」
はっきり言ってあかねにとって九能は良いイメージが無かったりする。
だから、戸惑った。
「大丈夫よ。もうちょっかいは出してこないわ。今から迎えに来るって」

そして、10分後
九能がやってきた。
「それでは、我が九能家が責任を持って天道あかねをお預かりいたします。」
荷物を持って出て行くあかねを皆で玄関で見ている。
「じゃあ、行くね。」
「ああ、いっておいで」
「大丈夫よ、お父さん。またすぐ会えるわ。」
泣いている、早雲になびきが笑いながら言う。

  

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