「大丈夫よ、お父さん。またすぐ会えるわ。」 家をでた時にいった姉の言葉は3ヵ月後にわかる事になった。 家をでてから3ヵ月後あたしの元に姉の結婚式のお知らせが来た。 相手はあたしがお世話になっている九能先輩。 まさか…。 「お姉ちゃん!」 花嫁の控え室にあたしは急いで駆け込む。 そこにはウェディングドレス姿のなびきとかすみがいた。 「あら〜あかねじゃない?」 「いつの間に九能先輩と付き合ってたの?」 「あら、知らなかったの?」 「知らないわよ!それにいつの間に結婚なんて…」 「だって、出来ちゃったんだもの。」 「出来たって、何が? 「赤ちゃん♪」 「ええ〜〜!!」 驚いているあかねに笑顔でいうなびき。 「慰謝料もらおうと思って言ったら、結婚しようって言ったから♪」 わが姉ながら分からない人…。 「もし、プロポーズされなかったら子供どうしてたの?」 「さあね」 「さあねってお姉ちゃん」 「もうすぐ式よ、じゃあね。」 そういうと、あたしは部屋から締め出された。 「あかねっ?」 部屋の外で立っているあかねに声をかけたおさげの少年。 「乱馬?」 懐かしい声。 懐かしい姿。 あたしの婚約者だった人。 「久しぶり。」 「ええ、元気だった?」 「ああ、お前は?あたしもよ。」 他愛も無い会話。 だけど、幸せ。 だって3ヶ月ぶりに会ったんだもん。 「それにしても急ね、おねーちゃんの結婚」 「俺も、今日聞いたんだぜ。親父も俺に教えてくれなくて〜。まあ、俺があんまし家いないのもあるんだけどよぉ」 「家あんまりいないの?」 「家でようと思ってさ、バイトしてんだよ。シャンプーとこで。」 「どうして?」 「いや、だって婚約解消したのに何時までもいるわけにはいかね-だろ?」 「乱馬くん〜あかね〜式が始まるわよ」 かすみに呼ばれ2人は式場へと向かった。 乱馬が家を出て行く。 あたしのせい? あたしが乱馬の居場所を奪った? それともー…。 それとも、もうあたしのこと好きじゃなくなったの? 聞きたいことは山ほどあるのに、何故か言葉が出ない。 今はこんなに近くにいるのに。 なぜか、前より距離が遠くなった気がする。 だめっ…泣きそう…。 |
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