あたしは良い子。
響家の長女。
お母さんもお父さんもあんまり家には帰ってこない。
だけどもっと帰ってこないのは、良牙お兄ちゃん。
だから、あたしはいつもシロクロと一緒!!
ある日のこと、らんまはふとこの前の良い子騒動を思い出していた。
「いーこと思いついたっとっ」
にっと笑みを浮かべながら天道家の庭の木から飛び降りる。
そして、響家に向かって急いだ。
(良牙だって騙せたんだ、きっとあいつの親父だって)
そんなことを考えながらはいっているらんまの顔は嬉しそうだった。
「最近何もなくって暇だったんだよな〜」
どうやら、らんまはいつの間にか前に使用した良い子の衣装をまとっていた。
そして響家・・・。
「よっシロクロ久々じゃん!!」
そしてなにくわぬ顔で、玄関のドアを開けた。
そこには、良牙の父らしき人がお土産品を整理していた。
一体今までどれだけの都道府県を回ったのか一目でわかるお土産品。
「ん??誰だね君は??」
(よし、今だ)
「おとーさん。会いたかった〜〜」
いかにもくさそうなセルフをはきながら、らんまはその男に抱きついた。
「おとーさん??」
男はわけも分からずに、きょとんとした顔をしている。
「あたしよ、良い子よ。お父さんの娘よ」
「そうだったか??いやそんなはずは・・・。」
男は疑ってる。
(まずい・・・・)
「お父さんあんまり家にいないから、あんまり会ったことないけど・・・・でも、でも。」
良い子は涙を見せる。
「お〜会いたかったぞ、わが娘よ」
2人は、強く抱き合った。
(へっちょろいもんだぜ)
ガツン!!
そんな時、良い子の足がすべり、テーブルに頭を強打した。
「良い子!!良い子や・・・」
どーやら、気を失っていたらしい。
「う〜・・・ん」
気が付いたらしく、起き上がる良い子。
「よかった。よかった。良い子心配したじゃないか」
「良い子??あたしは誰??」
どーやら良い子は記憶を失ってしまったらしい。
「何を言ってるんだ良い子、おまえはこの響家の長女で私の娘じゃないか!!」
「長女・・・・娘・・・・??」
あたしは良い子。
響家の長女。
いつも、みんなの帰りをシロクロといっしょに待ってるの。
END
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