また夏がやってきた。
去年と同じ・・・・・。
そしてまた、今日も朝が来た。
昨日と何も変わらないはずなのに。
何かが違うっ!!
皆はそれに気づかない。
学校の教室内で騒いでるクラスメートたちに多少の苛立ちを覚えている少女。
「はぁ〜・・・」
少女はため息をつく。
腹を立ててもしょうがないのに・・・・・。
苛立つ気持ちを抑えれない少女。
突如、少女のほほをつたう涙。
クラスメートに悟られぬように、少女は顔を伏せる。
そう―――去年とたった一つだけ違うこと。
それは少年がいないこと。
少年は、少女と同じクラスで委員長をしていた。
だれにでも優しくて、皆から好かれていた。
ところがちょうど一年前の今日、彼は殺された―――――・・・。
信号無視をした車に・・・。
「どうして・・・」
呟くように、少女の声は発せられる・・・・。
「まだ一年なのよ・・・・まだ・・一年しかたってないのに・・」
生前、皆に好かれていた少年。
だけど今皆の中に少年のことは残っていない・・・・。
そういうものなのだろうか。
「あたしも死んだらそのうち忘れられるのかな・・・・。」
少女は涙が止まらなかった。
理由はわからない。
何故だか悲しかった。
少女は少年に好意を抱いていた。
恋かまだわからぬほどのものだった。
少年がいなくなって初めて少女は少年に恋をしていることに気が付いた。
少女だってわかっているのだ。
いくら涙を流しても、愛しいと思っても少年は帰ってこないことぐらい。
2度と少年に笑いかけられることも、名を呼ばれることも。
だって少年は、もうこの世にはいないのだからっ・・・・。
終わり。
コメント:なんだかセリフ少ないし・・・・。なんて短いんだろうか・・・。
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